
今回紹介するのは、西脇 唯が1996年にリリースした通算5枚目のフル・アルバム『Unison』です。このアルバムは本当に好きなアルバムでもっと早く紹介しようとも思っていたんですが、このアルバムが似合う今の季節まで温存しておりました(笑)
『Unison』は、以前紹介した1stアルバム『さよならの場所で会いましょう』や2ndアルバム『いちばんやさしい風はあなたが持っている』に比べるとインパクトに欠ける印象がありますが、それは最初のうちだけで聴けば聴くほどに味わいを増してくるというアルバムですね。本当に良い曲を書く人です。
私が今まで聴いてきた女性アーティストの中では、ソング・ライティングという点においてはBest 3に入ると思います。
特に詞が良いんですよね。私は、昔からどういう訳か歌詞に関しては無頓着と言うか、あまり頭に歌詞が入ってこないタイプの人間なんですが、西脇 唯の曲はメロディーと共に歌詞がすんなり入ってくるんです。
50過ぎのオヤジが書くのもなんですが(汗)、彼女の詞に多くの女性が共感したことでしょうし、励みにもなったんだろうなと思います。上手く表現出来ませんが、解り易く飾らない言葉で女性の気持ちを上手く表現しているような気がします。
切なさの中にも温もりを感じる歌詞と、キャッチーなメロディーが西脇 唯の魅力ですね。
アルバムに収録されている12曲全てが西脇 唯の作詞・作曲です。アレンジは、本間 昭光、武部 聡志、Joe Rinoie、木原 龍太郎、加藤みちあき、十川 知司、清水 信之の7人が手掛けています。バラエティに富んだアレンジなんですが、西脇 唯が歌うことでしっかり彼女の世界観が出ていて、全体的なバランスも良いと思います。この季節にピッタリなのでぜひ聴いてみて下さい。
『西脇 唯 / Unison』
01. Holy Snow
02. 花梨 (KARIN)
03. 恋でなければ もういらない
04. 最後のバレンタイン (Album Mix)
05. Once and again
06. CALLING
07. 愛しているとは言えない (Album Mix)
08. 無限の会いたさで
09. Dear Friend
10. はじめての一人暮らし
11. 冬の惑星
12. イノセント
ピックアップ曲:
「Holy Snow」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:十川 知司
澄んだ空気を思わせるウインター・ソングと言うより、あまりベタな感じのしないクリスマス・ソングといった感じでしょうか(笑)。西脇 唯のヴォーカルも1stアルバムの頃よりも数段上手くなっていますね。凍てつく冬の代夜空を見上げながら聴きたい、そんな1曲です。今 剛のアコースティック・ギターのソロがたまらなく良いです。
「恋でなければ もういらない」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:本間 昭光
グルーヴィーなアレンジが都会的で実に渋いナンバーです。かなりこの曲は気に入っております。サビのメロディーとアレンジが絶妙にマッチしているのと、終盤のコーラスとヴォーカルの絡みがかなりカッコ良いです。
「最後のバレンタイン (Album Mix)」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:清水 信之
メロディーよりも切ない歌詞が印象に残った曲です。歌詞に無頓着な私が歌詞に耳を奪われた稀な曲でもあります(笑)
「CALLING」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:Joe Rinoie、鈴川 真樹
スピーディーかつハードなサウンドが新鮮なナンバーです。 鈴川 真樹のハードなギター・ワークと西脇 唯の透明感のあるヴォーカルのコントラストが気持ち良く感じます。この曲にようにスピード感のある曲もなかなか良いですね。
「無限の会いたさで」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:木原 龍太郎
メロディーにソングライターとしてのセンスの良さを感じる1曲です。この曲を聴いてもヴォーカルの成長ぶりを感じさせます。ソングライターだけでなく、ヴォーカリストとしても素晴らしい才能を持ってますね。小林 正弘のフリューゲル・ホーンの響きが心地良いです。
「Dear Friend」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:十川 知司、コーラス・アレンジ:楠瀬 誠志郎
まさにGirls Popsといった感じのPOPナンバーです。歌詞もメロディーも素晴らしいのですが、この曲の1番の聴き所は楠瀬 誠志郎のコーラス・ワークです。彼のコーラスが入ったことでよりPOPさが出たような気がします。聴き応えのある1曲です。
「冬の惑星」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:本間 昭光
珍しく低音域のヴォーカルを聴かせてくれるミディアム・ナンバーです。とにかくサビのメロディーが私好みなんです(笑)。シンプルな打ち込みのリズムに古川 昌義のJAZZYなギターというのも実に心地良いです。








































