Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
Glee Cast / Glee The Music ◇ 2012年 06月 23日
e0081370_1705929.jpg


1ヶ月以上も更新もせず放置してしまいました。にも関わらず、毎日沢山の方が訪問して下さっているようで、本当に感謝の気持ちで一杯です。
またコメントを頂戴しておきながらレスも付けず申し訳ありません。今更って気もしますのでレスはしませんが、どうかご無礼お許し下さいますようお願い致します。これからは気が向いた時だけのレスになるかも知れませんがご容赦下さい。

最近は仕事の方も落ち着いてきており(それでもそこそこ忙しいのですが・・・)、時間的に余裕が無いという訳ではなかったのですが、ここのところPCの前に座るのは録り溜めておいたWOWOWで放送された映画の編集作業がほとんどという状態でした。
気に入った映画3本程度を1枚のBD-Rへ焼き、暇があるとそれを観て過ごしておりました。以前に比べるとPCの前に座っている時間が半分、いや3分の1程度に減ってしまっています。と同時に当ブログは音楽の話題中心にエントリーしてきたんですが、正直なところネタ切れというのもあります(笑)。

そして私自身現在聴いている音楽が非常に偏ってしまっています。ネタになるようなCDもあまり購入していない状況なの何か記事をエントリーしよう という意欲がなかなか湧いてこないんですね。
かと言って、ずっと音沙汰の無い状態では皆さんにいらぬご心配をおかけしますし、元気で生きてますっていうアピールも込めて今回は最近偏りがちに 聴きまくっている音楽について書こうと思います。

その音楽というのが洋ドラマ『Glee』のサウンドトラックなんです。今年3月30日のエントリーで『Glee』に嵌ってしまったと書きました が、以降も熱が冷めずにいます。
1stシーズン全22話、2ndシーズン全22話を既に3回以上は観ていると思います。ドラマとしても面白いのですが、ドラマの中でキャスト達によって歌われる様々な年代やジャンルの名曲が、実にストーリーの展開にうまく当て嵌めら れて効果的に使われています。
音楽だけで言えば単にカヴァー集といった感じなんでしょうが、ドラマを観ていれば単なるカヴァーよりも遥かに魅力的に仕上がっていることに気付き ます。
このことに関しては、いくら私が熱く語ったところでドラマを観ていない方には伝わりにくいかも知れませんね。
私の場合は見事に魅力に憑りつかれまして、通勤時も休日の車の中でも『Glee』の音楽一色の状態です。嫁さんも同じく『Glee』に嵌った一人 なので文句も出ません(笑)

『Glee』で使用される楽曲は、1シーズン(22話)で大体130曲以上になります。平均1話あたり6曲使用されている計算になります。しかも 2シーズン分の使用楽曲は260曲以上ですから膨大な数です。
市販されているサントラCD盤だけでは到底網羅出来ません。凝り性の私としてはサントラに収録されていない曲にも沢山好きな曲がありましたので、今回はCD音源に拘らずにあえてMP3音源で収集することに しました。配信されているMP3の音源なら、かなりの数の楽曲が入手可能だと知り、あれこれ苦心(?)しながら集めました。
現在集まったMP3音源の数は200曲以上に達しました。こうなると単に大馬鹿者と言うべきか、凝り性の自分の性格が悲しいと言うべきなのかよく分かり ません。
70年代や80年代の古い曲なら知っている曲も多いのですが、もともと洋楽に疎い私にとっては知らない曲も沢山あり、そんな中で好きになった曲も 多いです。機会があればぜひオリジナルを聴いてみたいと思っています。

それにしても『Glee』のキャスト陣は、芝居だけでなくこれだけ多くの楽曲のレコーディングもこなしている訳で本当に大変だろうなと思います。
主要キャストの中にはダンスがメインという人もいますが、ゲストも含め大半のキャストがしっかりとした歌を聴かせてくれます。オーディションで選ばれているのでしょうから当たり前なんでしょうが、本当に歌の上手い人が多いです。
ゲスト出演した知る人ぞ知ると言った感じの歌姫・Charice(シャリース・ペンペンコ)なんて、あんな小さい体からどうしてこんな声が出るの かって驚かされました。

もう暫くは洋楽の名曲を楽しむ毎日が続きそうです(笑)


[PR]
海猿 ◇ 2012年 05月 11日
e0081370_2242551.jpg


私のブログをご贔屓にして下さっている方は既にご承知だと思いますが、音楽に限らず映画やドラマに関しても実にハマリ易い性質なんです(笑)
このGWも映画やTVドラマでお馴染みの"海猿"シリーズにどっぷりとハマっておりました。
映画の興行収入も高く、ファンの要望によって映画の続編が作られるほど人気の高いシリーズであることは知っていたんですが、ついこの間まで全く観たことがありませんでした。

このシリーズを観るきっかけになったのが、WOWOWで4月19日に放送されたシリーズ第3弾映画「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」でした。
最近WOWOWでは3D作品も放送してくれるようになったので、興味の有る無しに関わらず録画するようにしていました。Blu-rayの3D作品は価格も高いので、本当に好きな作品しか購入を検討出来ませんのでWOWOW等で放送してくれるのは本当に有難い訳です。
せっかく3D対応TVやBlu-rayレコーダーを購入したんで、やはり色々と観てみたいですからね。

話を戻しまして、せっかく録画しておいたので「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」を軽い気持ちで見始めたらば、自分が予想していた以上にこれが面白かった訳です(笑)
しかも3作目の「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」を最初に観たことも幸いしました。何故3作目から見始めたのが良かったかは後程・・・。

ウィキペディアによると"海猿"は、【1999年から2001年にかけて小学館の青年向け漫画雑誌週刊ヤングサンデーに連載(単行本は全12巻)、NHKで2度テレビドラマ化された。その後2004年から2010年にフジテレビ制作で映画→ドラマ→映画→映画という流れで映像化された。】との事。
当然ながら漫画やNHKで制作されたドラマは読んでいませんし、観ていません。私がハマったのはあくまでも映画からTVドラマに波及し、その後2本の映画が制作され、今年の夏第4作となる最新作が公開されるフジテレビ系作品です。

内容としてはシリーズを通して、サラリーマンから海上保安官に転職した主人公・仙崎 大輔が潜水士を目指し、厳しい訓練を経て潜水士となり、数々の海難事故に遭遇しながら人命救助のエキスパートとして成長していく過程が描かれています。
シリーズを通して観ていなくても、ある程度楽しめる作品に仕上げてあって、私のように3作目の映画から観ても楽しめました。

さて、3作目が面白かったとなれば俄然1作目や2作目が観たくなってしまうのが私の悲しい性。
いつかWOWOWで放送してくれないかと思っていた矢先にWOWOWから5月のプログラム表が送られてきました。観てみると、まるで私の気持ちを知っていたかのように5月1日に第1作「海猿」、第2作「LIMIT OF LOVE 海猿」、第3作「THE LAST MESSAGE 海猿(2D)」が一挙放送されたんですよね。
笑ってしまうほどの偶然でした。それはもう"海猿にハマれっ!!"と言わんばかりに・・・(笑)。
早速第1作、2作を観てみると、既に主人公の人となりが既に分かっているので、主人公の成長過程を見守るような感じですんなりとストーリーに集中できてとても楽しめました。
これはなかなか面白いシリーズだと改めて感じましたし、冒頭の方で第3作目から観たことが幸いしたというのも実はこの点にあったのです。

3作品を観終わった後に感じたことなんですが、私個人的には映画3作品の中で第3作「THE LAST MESSAGE 海猿」が1番出来が良くなかったと感じました。決して悪い作品という訳ではないのですが、設定等の違いはあれ2作目の「LIMIT OF LOVE 海猿」のストーリーの展開がよく似ていて物足りなさを後になって感じてしまいました。
映画の3作品を私の好きな順位で言えば、
1位:「LIMIT OF LOVE 海猿」
2位:「海猿」
3位:「THE LAST MESSAGE 海猿」

という感じでしょうか。

さて、映画3本を堪能すると今度はTVドラマ・シリーズが妙に気になってくるわけです。
映画1作目の後に制作されたドラマ・シリーズだけに、主人公が潜水士になってからの話が描かれていることは容易に想像出来ましたから、これはぜひとも観てみたくなり、早速DMM.comへ。
DVD5枚を一括レンタルし、GW後半で全11話を一挙に観てしまいました。ドラマはドラマで面白かったですね。

現在までの"海猿シリーズ"を改めて公開・放送された順に紹介しておきますと
01. 映画 「海猿」(2004年6月公開)
02. TVドラマ 「海猿 -UMIZARU EVOLUTION-」(2005年7月~9月放送)
03. 「LIMIT OF LOVE 海猿」(2006年5月公開)
04. 「THE LAST MESSAGE 海猿」(2010年9月公開)


そして今年の7月、最新作「BRAVE HEARTS 海猿」が公開されます。
この映画はぜひとも映画館で観たいと思っています。

今年のGW後半は"海猿シリーズ"で楽しい時間を過ごせました。
[PR]
Nilsson_Without You ◇ 2012年 05月 09日
e0081370_0532192.jpg


私が中学・高校生時代は、音楽に関する情報はラジオや雑誌から得るのが当たり前の時代でした。中でもラジオは最新の音楽情報を得るには欠かせない存在でしたから、深夜放送を中心にFM/AMに関わらずよく聴いていました。
ラジオ番組にもよりますが、曲を流す場合にDJが先に曲名・アーティスト名を紹介してから曲を流すケースと、曲が終わってから曲名・アーティスト名を紹介するケース、あるいはその両方というパターンもあるのですが、ながら族の私としては曲が終わってから紹介してくれる番組は有難かったですね。
流れてきた曲が良いなと思った時、先に曲名等を紹介されてしまうと「誰の何という曲」かが判らず、結構イライラさせられることがありましたね。
どうしても曲名が知りたかった時は、ラジオ局へ直接電話して聞いてみたこともありました(笑)

そんなラジオとの付き合いの中で、ラジオから流れてきた曲に身震いするほどの衝撃を受け、翌日にはレコード店へレコードを買いに行ったという経験が2度あります。
その買った2枚のレコードの中の1枚が今夜紹介するシングル・レコードです。
詳しい月日までは覚えてはいませんが、14~15歳頃だったと思います。とにかく切ないメロディーと情感溢れるヴォーカルに魅了されました。幸いにも曲の終了時に曲名・アーティスト名を紹介してくれたので、すかさずメモを取り翌日レコード店へ(笑)
シングル盤で発売されているかどうかさえも分からないまま、シングル盤の棚を必死で探して見つけたのがNilssonの「Without You」です。
今やスタンダードとも言える名曲中の名曲ですね。

中学時代の3年間、私は明けても暮れてもビートルズ一色の日々を過ごしており、聴く音楽は全てビートルズ関連のモノばかりでした。
なので、Badfingerの『No Dice』も当然のように聴いていました。ご存じの方も多いと思いますが、「Without You」はBadfingerのオリジナル曲で、アルバム『No Dice』に収録されていました。
正直なところ、Badfingerのオリジナル・バージョンは聴いていたはずなのに印象も薄く、記憶に残ってなかったんですよね。
ところがNilssonのカヴァーには鳥肌が立つほどに感動したというのは、私にとってNilssonバージョンはオリジナルを完全に凌駕していたんでしょうね(笑)

画像のシングル・レコードは、1973年にリリースされた日本独自のレコードです。カップリング(私の年代にはB面と言った方がしっくりきますが・・・)は、これもNilssonの大表曲のひとつで、1969年の映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌として大ヒットした「Everybody's Talkin'(邦題:うわさの男)」です。

「Nilsson / Without You」
sideA. 「Without You」 / 作詞・作曲:Tom Evans、Pete Ham
sideB. 「Everybody's Talkin'」 / 作詞・作曲:Fred Neil

今となっては聴くことの無いレコードなんですが、とても思い入れが強くので捨てることも出来ず、大事にしている1枚です。
ちなみにラジオから流れてきた曲に身震いするほどの衝撃を受けて、翌日レコード店へレコードを買いに行ったもう1枚のシングル・レコードは、Billy Joelの「The Stranger」でした。
[PR]
相曽 晴日_風はきまぐれ ◇ 2012年 05月 06日
e0081370_21143650.jpg


GWも今日で終了ですね。皆さんはどのような連休を過ごされたでしょうか?
私は今回のGWは9連休ということで、4月28日~30日の2泊3日で北海道へ旅行してきました。
札幌・旭川/富良野・小樽を巡ってきました。天気も2日目が曇っていましたが、他の2日間は天気も良く、特に3日目の小樽では27度まで気温が上がり、半袖で終日過ごせました。3日間で5万歩以上も歩いて少々疲れましたが、美味しい食べ物もお腹一杯食べることが出来たし、本当に良い旅行でした。
残りの休日は録り溜めていた映画やドラマをのんびりと観たり、編集作業に費やしていました。
それにしても何故休日は時間が経つのがこんなに早いのでしょうね(笑)

さて5月最初のアルバム紹介ですが、今回紹介するアーティストも当ブログ初登場です。CITY POP系やAOR系の音楽が中心である私のブログにおいては、ちょっと異質な感じかも知れませんが・・・。
今回紹介するのは1982年にデビューしたポプコン出身の女性シンガー・ソングライター、相曽 晴日が1983年にリリースした2ndアルバム『風はきまぐれ』です。
相曽 晴日という名前は、いかにも芸名っぽいのですが本名のようです。彼女の特徴は、まずその美しく透明感溢れる歌声が挙げられます。ただ逆の見方をすると綺麗な声だけど個性が無い感じで、印象に残り難いかも知れません。
ソングライターとしても素晴らしい才能を持ちながら、今ひとつブレイクしなかったのはそんな所に要因があったのかも知れないなと感じています。
1982年にリリースされた1stアルバム『トワイライトの風』も凄く良いアルバムなんですが、私的にはプロデューサーを務めたクニ河内のアレンジが地味過ぎて物足りない感じがしていたのですが、『風はきまぐれ』では職人・萩田 光雄が10曲中6曲のアレンジを手掛けており、POPな雰囲気が増して俄然聴き易くなった気がします。
バラード曲中心のアルバムという印象は1stアルバムと変わりありませんが、メロディーの良さは1st以上だと私は思っています。
80年代には本当に様々なアーティストが登場してきて、素敵な音楽を届けてくれました。CITY POP好きな私ですが、80年代にはこういう音楽も好んで聴いたいたので紹介してみました(笑)

『相曽 晴日 / 風はきまぐれ』
01. ビルディング・グレイ / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:萩田 光雄
02. こんなにMiss You / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:萩田 光雄
03. 逢えたら / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:平野 孝幸
04. ハート・マジック / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:クニ河内
05. 時の彼方 / 作詞:孔雀 仙凌、作曲:相曽 晴日、編曲:萩田 光雄
06. 瞳の中 / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:平野 孝幸
07. Paper Doll / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:萩田 光雄
08. さよならの風に抱かれて / 作詞:孔雀 仙凌、作曲:相曽 晴日、編曲:萩田 光雄
09. レイク・キャビンのほとりにて(水彩画) / 作詞:孔雀 仙凌、作曲:相曽 晴日、編曲:萩田 光雄
10. 遠景 / 作詞・作曲:相曽 晴日、編曲:平野 孝幸
<ボーナス・トラック>
11. コーヒーハウスにて (第20回ポプコン本選会ライブバージョン) / 作詞:大竹 敏雄、作曲:相曽 晴日、編曲:平野 孝幸

ピックアップ曲:
「こんなにMiss You」
80年代のアイドル歌手に歌わせたらピッタリくるような可愛らしいPOPなナンバー。
この手のPOPなナンバーのアレンジは萩田 光雄の得意とするところでもあります。
アルバム中で最もPOPなナンバーなんですが、こういう曲がもうちょっと沢山あればもっと彼女の音楽に嵌っていたかも知れません。

「逢えたら」
イントロが何ともAOR系バラードといった雰囲気を持ったバラード曲です。メロディーはオーソドックスな感じですが、非常に耳に心地良いです。
今の季節にピッタリな1曲で、ぜひ初夏の陽射しと心地良い風を身体で感じながら聴きたい、そんな1曲です。

「時の彼方」
美しいストリングスで始まるバラード・ナンバー。サビのメロディーと美しいファルセット・ヴォイスの絶妙なコンビネーションがたまりません(笑)
初めてこのアルバムを聴いた時に最初に気に入り、何度も繰り返し聴いた思い出の1曲です。本当に良い曲です。
萩田 光雄にしては地味なアレンジかも知れませんが、実に曲の雰囲気にピッタリで流石だなと思わせます。

「レイク・キャビンのほとりにて(水彩画)」
今の時代、この手の曲を聴く事はほとんどないと言っても過言では無いタイプの曲です。
しかし、コッキーポップ世代の私にとっては何とも心が落ち着く曲なんですよね。曲が好きとか嫌いという基準ではなくて、まるでそよ風のように耳にすぅ~と入ってくる、そんな感じの曲なんです。
今の若い子が聴いたら"つまんない曲"と感じるのでしょうね、きっと。

メロディアスな曲ばかりなので凄く聴き易いアルバムに仕上がっています。1stアルバムも良いアルバムなんですが、Music Avenue的にはこの『風はきまぐれ』をお薦めします。
現在40代半ば過ぎの年代の方ならきっと抵抗無く聴けるアーティストだと思います。もし興味があったら聴いてみて下さい。
[PR]
PAUL ANKA_WALK A FINE LINE ◇ 2012年 04月 21日
e0081370_3261018.jpg


ここのところ洋楽を聴く機会がめっきり減っていたんですが、最近「glee」に嵌ったことでまた洋楽を聴くようになってしまいました(笑)
でも最近の洋楽事情には疎いので、もっぱら聴くのは70年代~80年代のAOR系ばかりですが・・・。
今回紹介するアルバムもコテコテのAOR系です。1950年代終盤に「Diana」や「You Are My Destiny」、「Put Your Head On My Shoulder」と数々のヒットを飛ばし一躍TOPスターに昇りつめ、一時の人気が翳り始めた70年代においては、自分で見つけてきたフランスのシャンソン曲に自身で歌詞を付け、尊敬するFrank Sinatraに捧げた曲「My Way」を大ヒットさせるなどシンガーとしてばかりではなく、ソングライターとしても非凡な才能を持ったアーティスト、Paul Ankaが1983年にリリースしたAOR作品『WALK A FINE LINE』です。

とにかく参加している面子が凄い!Paul Ankaと曲を共に書いているのがDavid Foster、Michael McDonald、Jay Graydon、Peter McCann、Steve Kipner等という豪華さですし、ミュージシャンも超豪華です。

紹介しておきますと

Drums : John Robinson、Mike Baird、Jeff Porcaro、Vinnie Calliutta
Bass : Nathan East、Lee Sklar
Guitar : Steve Lukather、Jay Graydon、Marty Walsh
Keyboards : David Foster、Michael McDonald、Michael Colombier、Bill Cuomo、
Percussion : Paulinho da Costa
Sax : Ernie Watts
Background Vocals : Michael McDonald、Peter Cetera、Kenny Loggins、Pages、Steve Kipner

これだけの作家、ミュージシャンが集まり、83年という時代に制作された訳ですから、これはもうAORの見本みたいな作品に仕上がっています。
私は1959年生まれですが、さすがにPaul Ankaの曲をリアル・タイムで聴いてはいません。どちらかと言えば60年代の日本のロカビリー・ブームの時に山下 敬二郎や平尾 昌晃が歌っていたカヴァーの方が馴染み深いと言えます。
ですから80年代にこのアルバムがリリースされた時、まっさらな状態でPaul Ankaを聴く事が出来ました。
私のイメージではPaul AnkaはAOR系アーティストであり、ソングライターなんです。

さて、アルバム『WALK A FINE LINE』ですが、AOR系の音楽が好きな方にはぜひ聴いて頂きたい作品です。おそらく最初の2曲を聴いただけで唸ってしまうことでしょう(笑)
特に素晴らしいのはコーラス陣で、それぞれの曲の雰囲気にピッタリな声質のアーティストを人選しています。曲によってはコーラスというよりデュエットみたいな感じもしますが、これがまた豪華さを醸し出していて良いんですよね。収録9曲で39分弱が物足りなく感じてしまうほどの傑作だと思います。
自信を持ってお薦め出来る1枚です。機会があったらぜひ聴いてみて下さい。

『PAUL ANKA / WALK A FINE LINE』
01. SECOND CHANCE
02. HOLD ME 'TIL THE MORNIN' COMES
03. DARLIN', DARLIN'
04. NO WAY OUT
05. WALK A FINE LINE
06. TAKE ME IN YOUR ARMS
07. THIS IS THE FIRST TIME
08. GIMME THE WORD (Duet with Karla DeVito)
09. GOLDEN BOY

ピックアップ曲:
「SECOND CHANCE」
P.Anka、D.Foster、M.McDonaldの3人による共作で、アレンジがD.FosterとJ.Graydon。
アルバムの冒頭を飾るナンバーとしては最強の部類に入る曲と言えるかも知れません。メロディーはM.McDonaldが中心になって書かれたと思わせますし、実際コーラスをM.McDonaldが一人で担当しており、彼のアルバムに収録されていても不思議ではないような曲に仕上がっています。

「HOLD ME 'TIL THE MORNIN' COMES」
P.AnkaとD.Foster共作による美しいバラード・ナンバーです。私が1番好きな曲でもあります。
実にD.Fosterらしいメロディーとアレンジのナンバーで、D.FosterがプロデュースしたChicagoのアルバムを聴いている錯覚に陥ります。
それもそのはず、ほぼデュエットという感じのコーラスはPeter Ceteraですから・・・(笑)
AOR系バラード曲のお手本のような曲だと思います。名曲です。

「NO WAY OUT」
P.AnkaとM.McDonaldによる共作です。メロディーも渋いのですが、何よりM.McDonaldとB.Cuomoのアレンジが素晴らしいの一言です。
アレンジ面ではアルバム中で1番良いと思っている曲で、N.EastとL.Sklarのツイン・ベースやE.Wattsのサックスの使い方が絶妙です。
P.Ankaとの相性ということで言えばD.FosterよりM.McDonaldの方が良いような気がしますね。これも良い曲です。

「TAKE ME IN YOUR ARMS」
P.AnkaとD.Foster共作による軽快なナンバーです。特にインパクトが強い訳ではありませんが、リズムが実に心地良いナンバーです。
Pagesの二人によるコーラスと短いけれど存在感たっぷりのS.Lukatherのギター・ソロがたまりません。

本当に良いアルバムなんですが、とても残念なのがラスト2曲なんです。プロデューサーであるDenny Dianteが2曲のアレンジに加わっているのですが、彼の意向なんだろうけど当時ヒットしていた曲の路線を狙い過ぎているというのか、非常にチープな感じに仕上がってしまっていることです。
それまでの7曲の仕上がりが良かっただけに2曲が浮いてしまった感じになっています。曲は悪くはないんですけどね・・・。
[PR]
JOURNEY_ESCAPE ◇ 2012年 04月 14日
e0081370_1458465.jpg
 

今回紹介するアルバムは、80年代にフォリナーとかボストンと並んで産業ロック(私はこの呼び方が大嫌いなんですが)の代表とされていたジャーニーが1981年にリリースした傑作『ESCAPE』です。
何故今頃ジャーニーなのか?
『ESCAPE』なのか?
それは少し前のエントリー「glee_The Concert Movie 3D」に関係しています。そのエントリーでも書きましたが学園コメディー・ドラマ「glee」に嵌っております。その「glee」のテーマ曲とも言える曲が、アルバム『ESCAPE』の冒頭を飾った「Don't Stop Believin'」なんです。
「glee」ではフィン役のコリー・モンティスとレイチェル役のリア・ミシェルのデュエットがメインとなっているのですが、ここで歌われる「Don't Stop Believin'」が聴いていて実に気持ち良いんですよね。それで改めてオリジナルが聴きたくなって引っ張り出してきた次第です(笑)
「glee」では合唱部(グリー・クラブ)の部員達が、他のクラブの部員から散々馬鹿にされ、そして友人関係、恋愛問題、同性愛といった様々の問題に直面しても大好きな歌によって勇気付けられ、問題を乗り越えて頑張る姿が描かれています。ドラマの根底に流れているテーマがまさに"Don't Stop Believin'"という感じなんですよ。
ぜひ「glee」の面々が歌う「Don't Stop Believin'」を聴いて頂きたいと思いYouTubeの映像を貼り付けておきます。
記念すべき第1回目の放送で歌われた映像です。



"産業ロック"という呼び方は、つまらん評論家が付けたようですが、私に言わせてもらえばロック・バンドがメロディアスな曲を演って何が悪いんだという感じです。
実際『ESCAPE』は全米No.1を獲得したアルバムです。
評論家が何を言おうが良いものは良いんであって、だから多くの人に愛され、支持されるのですから・・・。
この頃のジャーニーの魅力はやはりスティーヴ・ペリーのヴォーカルとニール・ショーンのギターを軸にしたバランスの良いアンサンブルという気がしますね。
ハスキーで力強く、そして美しいスティーヴの歌声と緻密に計算されたショーンのギターのリフやフレーズが耳に心地よく響きます。
発売されてから30年以上経ちますが、今聴いてもその心地良さに全く変わりがありません。こういうアルバムこそ名盤と呼ぶに相応しいのかも知れません。

JOURNEY
Lead Vocals / Steve Perry
Guitar & Vocals / Neal Schon
Bass & Vocals / Ross Valory
Keyboards、Guitar & Vocals / Jonathan Cain
Drums / Steve Smith

『JOURNEY / ESCAPE』
01. Don't Stop Believin'
02. Stone In Love
03. Who's Crying Now
04. Keep On Runnin'
05. Still They Ride
06. Escape
07. Lay It Down
08. Dead Or Alive
09. Mother, Father
10. Open Arms

ピックアップ曲:
「Don't Stop Believin'」
決して派手な展開や強いインパクトを持った曲ではないのに、そのキャッチーなメロディーが耳に残る名曲。
「glee」でこの曲を久しぶりに聴いた時、改めて良い曲だなと感じた1曲です。年齢を重ねていくとリアルタイムで聴いていた時とは違った感動があるものですね。だから音楽って面白い!

「Who's Crying Now」
このアルバムがリリースされた当時、1番のお気に入りだった曲。AORチックな雰囲気を持つナンバーですね。当時AORばかり聴いていたので、必然的にこの曲がお気に入りになったのでしょう。エレピのリフを活かしたシンプルなアレンジとメロディアスなギター・ソロが印象的で、全く古臭さを感じさせません。

「Open Arms」
ご存知ジャーニーを代表する名曲。ロック・バンドでありながら本当にバラードに良い曲が多いのもジャーニーの特徴かも知れませんね。
今回ピックアップした3曲以外は正直あまり印象が無いのも事実なんです。当時既にストレートなロック調の曲をあまり聴かなくなっていたからなのでしょうね。個人的にはもうちょっと盛り上がりが欲しいかなというのが当時も今も変わらない感想です(笑)
[PR]
e0081370_011225.jpg


今夜紹介するのは、当ブログ初登場のアーティスト、中島 みゆきが1979年にリリースした初のセルフ・カバー・アルバム『おかえりなさい』です。
私が中島 みゆきのアルバムを取り上げたことにきっと驚いている方も多いことでしょうね。
実は私が唯一所有している中島 みゆきのアルバムが、この『おかえりなさい』なんです。
中島 みゆきの事をユーミンや尾崎 亜美と並んで日本を代表する素晴らしい女性シンガー・ソングライターだと彼女のデビュー当時から感じていましたし、実際に良い曲も本当に沢山あります。
しかし、如何せんCITY POP系の音楽が好きな私にとって中島 みゆきの曲は、その独特なヴォーカル・スタイルや重く暗い雰囲気は私好みではありません。
ですからレコードやCDを買うこともありませんでした。せいぜいラジオ等で聴いていたくらいです。

そんな私が何故このアルバムを買ったのか・・・。
このアルバムが発売された当時、フォーク系の音楽をこよなく愛する友人がおりまして、彼の家へ遊びに行った時にこの『おかえりなさい』を聴きました(聴かされました)。
知っている曲が多かったので親しみやすかったというのも事実なんですが、何よりアレンジが良いなというのが最初の印象でした。勿論演奏も。
歌詞カードを見せてもらうとアレンジを手掛けていたのが、後藤 次利(3曲)、鈴木 茂(3曲)、戸塚 修(2曲)、福井 峻(2曲)の4人でした。いずれも当時アレンジャーとしての才能を開花させたと言っても過言ではないでしょう。そんな4人が各々の個性を活かしたアレンジを施していて、どこかCITY POPの匂いも感じることが出来ました。
アルバム『おかえりなさい』はアレンジが良いという印象が、私の中にずっと残っており、CDの時代になってふと聴きたくなって購入しました。
今でもたまにふと思い出したように聴きたくなるアルバムです。普段CITY POP系の音楽ばかり聴いていますが、時にこういうアルバムを聴いて耳をリフレッシュさせています(笑)。

『中島 みゆき / おかえりなさい』( )内はオリジナル・シンガー
01. あばよ (研ナオコ)
02. 髪 (グラシェラ・スサーナ)
03. サヨナラを伝えて (研ナオコ)
04. しあわせ芝居 (桜田 淳子)
05. 雨・・・ (小柳ルミ子)
06. この空を飛べたら (加藤 登紀子)
07. 世迷い言 (日吉ミミ)
08. ルージュ (ちあきなおみ)
09. 追いかけてヨコハマ (桜田 淳子)
10. 強がりはよせヨ (研ナオコ)

参加ミュージシャン:
E.Guitar : 鈴木 茂、水谷 公生
A.Guitar : 笛吹 利明、末原 康史、常富 喜雄、安田 裕美、吉川 忠英
Steel Guitar : 野口 宗光
E.Bass : 小原 礼、後藤 次利、高橋 茂宏、武部 重明
Drums : 岡山 和美、島村 英二、渡嘉敷 祐一、林 立夫
Percussion : 斉藤ノブ、佐藤 康一、ラリー寿永
Keyboards : 佐藤 準、渋井 博、田代 真紀子、山田 秀俊
Sax : Jake H.Conception
Trumpet : 数原 普
Trombone : 荒井 英治、岡田 澄雄、平内 保夫
Clarinet : 鈴木 正男
Strings : First Music
Marinba : 金山 功
Midget Accordion : 風間 文彦
Dulcimer : 生明 慶二
Chorus : 戸塚 修、鳴海 寛

今回は全曲レビューではなく、後藤 次利がアレンジを手掛けた3曲に絞って曲のレビューしてみたいと思います。

「あばよ」
エコーを効かせたサウンドが印象的なんですが、この頃の後藤 次利のアレンジの特徴として彼のベース・プレイを活かしたサウンドが挙げられます。全体的にゆったりとしたベースなんですが、間奏部と終盤で聴く事が出来るメロディー弾きはいかにも後藤 次利らしいと言えると思います。おそらくフレットレス・ベースを使っているのではないかと思います。控え目ですが美しいストリングスも彼のセンスの良さを感じます。

「雨・・・」
シンセの使い方が実に上手いです。それとやはりベース・プレイは見事ですね。まるでウッド・ベースのようなプレイ・スタイルでメロディーに凄くマッチしています。他の楽器パートは地味な位シンプルにしておいて、アクセントとしてベースを使っているという感じでしょうか。後藤 次利はやはり素晴らしいベーシストだと思います。

「追いかけてヨコハマ」
美しいストリングスのイントロが印象的です。曲中で聞こえるコンピューター・ゲームの効果音のような電子音が今聴くとチープで必要無かったかなとも思いますが・・・(笑)
リズム・アレンジに凝っているのですが、ミックス・ダウンによって全体的に軽い音に仕上がっているのが残念です。ベースとドラムを全面に出した太い音にしたらもっと良かったような気がします。ただそうなると中島 みゆきのヴォーカルを殺してしまうのかも知れませんね。ここでも後藤 次利らしいベース・プレイが堪能出来ます。後藤 次利が大好きな私には嬉しい1曲でもあります。
[PR]
e0081370_1313882.jpg


4月6日金曜日、2011年11月からスタートした山下 達郎のツアー『TATSURO YAMASHITA PERFORMANCE 2011-2012』の東京最終日となる中野サンプラザに行ってきました。
相変わらず達郎のパフォーマンスは素晴らしいの一言で、本当に楽しかったし感動したライブでした。セットリストが気になる方も多いでしょうが、達郎の意向もありますし私自身メモを取っていなかったので詳細はいずれまた・・・。古くからのファンや今回初めて達郎のライブを観る人にも楽しんでもらう為、選曲にかなり苦しんだのは確かなようです。

今回のライブが観れたのはとてもラッキーだったと言えるかも知れません。と言うのも4月6日は山下 達郎・竹内 まりや夫妻の30回目の結婚記念日だそうです。そしてツアー50本目にして東京最終日ということで観客は否が応でも盛り上がります。
18時35分頃に開演、終了時が22時15分位でしたから、実に3時間40分にも及ぶライブでしたが、内容が素晴らしかったので本当にアッと言う間の3時間40分でした。

私が特に良かったと感じたところを3点ほど書いておこうと思います。
まず最初は照明の素晴らしさ。ダウンタウンのストリートを連想させるセットで、背景に描かれているのは川と橋、川の向こうには都会の街並。これらが照明によって美しく浮かび上がってきて本当に綺麗なんですよね。
今回のツアーでライトニング・プランナーを務めたのが小川 幾雄という方で、数多くの舞台(芝居)の照明を手掛けており、その筋では有名な方なようです。確かに単なる音楽の照明という感じではなくて、ちゃんと演出を感じました。照明がいかに重要かを教えてもらった気がします。

続いて素晴らしかったのが、今回のツアーから土岐 英史に代わって新メンバーとなったサックス奏者の宮里 陽太です。1983年生まれの若いプレイヤーですが、達郎が「めちゃめちゃ上手い」と言っていた通り、本当に凄いサックスを聴かせてくれました。宮崎県都城市に在住でライブの度に都城から遠征してきているとか・・・。
本来はJAZZ畑のミュージシャンらしいですが、これからどんどん頭角を現すプレイヤーだという気がしますね。どこが凄いのか具体的に書ける文才があれば良いのですが、生憎その文才が無いのが悔しいです。でも本当に彼のサックスは凄かったですね。鳥肌立ちましたから(笑)

最後に私が今回1番感動したのは達郎のMCでした。
落語家を彷彿させる軽妙な喋り口調で色々笑わせてくれるのですが、決してそれだけでなく達郎の言葉には上っ面だけの言葉というものが無いんですね。
常に本音・本心を飾らない言葉で伝えようとする達郎のMCを辛口と感じる人もいるでしょうが、私は全然気になりません。逆にMCが楽しみなくらいです。
そんな達郎のMCの中で私が感動した話を紹介しておきます。正確さに欠けるかも知れませんが、雰囲気を感じて頂ければと思います。
それは「希望という名の光」の演奏中の事、間奏部で達郎が語り出しました。
"この曲は大震災が起こる前の2010年にリリースされましたが、震災後この曲を聴いて元気をもらったという感想を耳にするようになりました。現在もボランティアやチャリティー活動をしているアーティストもいらっしゃいます。僕の歌では人は救えませんし、万人が喜んでもらえるような曲も書けません。では僕に何が出来るのかを考えた時、今日こうやってこの会場へ足を運んでくれた1920人(中野サンプラザのキャパ)の皆さんを元気付けることは出来るかも知れないと思いました。ですからメンバー共々皆さんの為に心を籠めて一生懸命この歌を歌わせて頂きます。"と・・・。
来週からは東北地方へのツアーが始まります。達郎の歌で元気付けられる人がきっと沢山いることでしょう。そうであることを心から願っています。
ぜひとも東北地方の方は楽しみにして欲しいなと思います。

去年リリースされたアルバム『Ray Of Hope』のレビュー記事を近々書きたいと思っています。リリースされてから随分経ってしまいましたが、私にとってこのアルバムは今までの達郎のどのアルバムとも違っていて、達郎という人間の温か味が感じられる作品なんです。最初は収録曲に関して内省的で地味という印象だったんですが、聴き込んでいるうちに体の中に温かいモノを感じるようになりました。こんなことは今までの達郎のアルバムでは感じなかったことです。
おそらく大震災という未曾有の大惨事の影響もあるかも知れませんね。
このアルバムの印象を上手く文章に出来るかは分かりませんが、レビュー記事は書きたいなと思っています。

4月7日追記:
来年で還暦を迎える達郎。3時間以上も歌い続け、喋り続けているにも関わらず声が衰えるどころか、後半になるにつれて声の伸びがよくなっているのには驚かされました。このままの状態だったら70歳を迎えた達郎の「RIDE ON TIME」を聴くのも夢ではないような気がします。
[PR]
glee_The Concert Movie 3D ◇ 2012年 03月 30日
e0081370_23312923.jpg
 

私は今年で53歳になりますが、年齢の割には流行に関して大いに興味がありますし、敏感な方だとは思います。
しかし、その流行に即座に乗っているかと言えばそうではなくて、かなり後になってからハマるタイプなんです(笑)
何故か流行しているモノ・事柄に関して冷めた部分があって、心のどこかで「こんなに大騒ぎするほど面白いの?良いの?」と思ってしまうのです。
そんなタイプですから、流行が落ち着いた頃になって「あれほど騒いでいたモノだから・・・」と軽い気持ちであれこれ手を出し始めるんですね。

例えば「冬のソナタ」がそうでした。韓流ブームの火付け役とも言えるこのドラマ、ブームだった頃は私の妹も完璧にのめり込んでいまして、そういう妹を馬鹿にしておりました。
そんな私が出張先で夜、たまたま飲んで帰ってホテルの部屋のTVを付けたら「冬のソナタ(完全版)-字幕」の1回目が放送されてました。
出演しているのがペ・ヨンジュンだと分かったのですが、私の冬ソナのペ・ヨンジュンのイメージが金髪にメガネだったので、放送されているのが冬ソナとも知らず、何気なく見ておりました。
昔の日本のドラマ「赤いシリーズ」を見ているような錯覚に陥る内容と展開にいつの間にか見入ってしまい、結局1話終了。この時点でようやくこのドラマが冬ソナだったと気付いた次第です。
続いて放送された第2話も結局そのまま見てしまいました。後はご想像通り、元来ハマりやすい性質ゆえ、すっかりハマってしまいました。ただ、おそらく字幕だったのが良かったんだと思います。
後になって吹き替え版も見ましたが、これを最初に見ていたらハマらなかったでしょうね。

前置きが長くなってしまいましたが、今私がハマっているドラマが「glee」です。しかも1stシーズンを見ておらず、NHKのBSプレミアムで3月18日~24日の連夜で全22話が放送された2ndシーズンを見てハマったという変わり者です(笑)。
連夜の放送で全話一挙放送だったので、とりあえず録画しておくかという軽い気持ちだったのですが、放送終了した24日の土曜日に見始め、気付くと24日と25日の2日間で全22話を見終えておりました。
ご存じの方も多いと思いますが、「glee」は、簡単に言ってしまえば高校の合唱部(glee)の部員と顧問の教師の奮闘ぶりを描いた学園ミュージカル・コメディーですね。ストーリー自体も面白いのですが、やはり番組内で部員達が歌う素晴らしい歌・曲に惹かれます。
合唱部というと固いイメージがありますが流石にアメリカですね、彼らが取り上げる音楽は、最近ビルボード・チャートを賑わした曲や60年代のミュージカル・ナンバー、ロック、R&B、HIP-HOP、AOR、POPSといった幅広いジャンル・年代の曲なんです。
オーディションで選ばれたであろう出演者、特にGlee部員はそれぞれに個性があって、歌も上手く、彼らの歌を聴いているだけでも楽しめるドラマです。音楽好き、特に洋楽が好きな方にはたまらないでしょう。
4月からNHK地上波Eテレで1stシーズンが放送されるので楽しみです。順序が逆ですが・・・。

アメリカ本国でも人気の高い「glee」ですが、この出演者達が2010年と2011年に番組で歌った曲を中心に構成されたコンサート・ツアーを行い、多くの観客を魅了したようです。そして2011年の北米ツアーの模様を映画化したものが、今回紹介するブルーレイ・ソフト「glee The Concert Movie 3D」です。
実はこんなブルーレイが発売されていることを全く知らなかったのですが、たまたまヨドバシ・カメラのDVD/CD売り場で見つけました。
ドラマで歌っているとは言ってもPVのように生で歌っている訳ではないので、実際出演者達の実力はどんなものかという興味もあったので購入してみました。
正直なところ、別に3D映像で無くても良かったと思います。勿論ブルーレイには2D映像も収録されていますし、音楽がメインなので2D映像で十分です。
3D映像も決して悪くはありませんよ。
曲によっては口パクもあるのですが、基本的に生演奏・生歌を披露しています。ドラマと同じ、あるいはそれ以上に歌に迫力があり、出演者達のポテンシャルの高さに驚かされます。恐ろしい国ですね、アメリカは。素晴らしい実力を持った無名の人がゴロゴロしているんでしょうから(笑)
今回は曲毎にレビューはしませんが、曲のタイトルとオリジナルのアーティスト名を書いておきます。洋楽好きな方ならきっと知っている曲ばかりだと思います。曲によってはオリジナルより魅力的なものもあります。
この映画は、2ndシーズン終了後のツアーという事で、私のように2ndシーズンしか見ていない人でも楽しめますが、2ndシーズンを見ていない人には楽しさは半減するかも知れません。いずれにせよ「glee」の面白さを知っている人向けの映画である事は確かです。

それでは映画で披露された曲を登場順に紹介します。()内はオリジナルのアーティスト名となります。

『glee / The Concert Movie 3D』
01.「Don't Stop Believin'」 (Journey)
02.「SING」 (My Chemical Romance)
03.「Empire State of Mind」 (JAY-Z)
04.「I'm a Slave 4 U」 (Britney Spears)
05.「Fat Bottomed Girls」 (Queen)
06.「Don't Rain on My Parade」 (Barbra Streisand)
07.「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」 (Michael Jackson)
08.「Ain't No Way」 (Aretha Franklin)
09.「Jessie's Girl」 (Rick Springfield)
10.「Valerie」 (Mark Ronson feat. Amy Winehouse)
11.「Firework」 (Katy Perry)
12.「Teenage Dream」 (Katy Perry)
13.「Silly Love Songs」 (Paul McCartney & Wings)
14.「Raise Your Glass」 (P!nk)
15.「Happy Days Are Here Again/Get Happy」 (Barbra Streisand and Judy Garland)
16.「Safety Dance」 (Men Without Hats)
17.「Lucky」 (Jason Mraz and Colbie Caillat)
18.「River Deep – Mountain High」 (Ike & Tina Turner)
19.「Forget You」 (Cee Lo Green)
20.「I Want to Hold Your Hand」 (THE BEATLES)
21.「Born This Way」 (Lady Gaga)
22.「Loser Like Me」 (glee Original composition)
23.「Somebody to Love」 (Queen)
[PR]
e0081370_0365711.jpg
 

本当に久しぶりに書くアルバム・レビュー記事になります。
また、随分長い間怠けてきてしまいましたが、今回のレビュー記事が復活第一弾となればと思っております(続くかどうか分かりませんが・・・笑)。

あれこれと忙しかったのですが、最近は落ち着いてきていて時間的にはいつでも記事を書ける状態にありました。ただ、復活第一弾のアルバム・レビュー記事は、今回紹介するアルバムにしようと決めていたんです。そのアルバムは3月14日に発売され、それから約10日間久しぶりにがっつりと聴き込みました。

そのアルバムとは、私がデビューからずっと聴き続けている角松 敏生のニュー・アルバム『REBIRTH1 ~re-make best~』です。
この『REBIRTH1』は、私が大好きだった彼の80年代(85年以前)の曲(1曲を除き)をリメイクしたアルバムです。角松のライナーの言葉を借りるなら、"過去の曲に今のスキルでもう一度花を持たせたい"という想いで制作されたアルバムという事になります。
あれこれと書きたい事が沢山あるのですが、結論を先に言ってしまうと今回のアルバムは結構良いですね。はっきり言って好きです(笑)
好きな理由は簡単明瞭、ズバリ曲が良いからです。

私は音楽にとって最も重要なのは、歌詞でもアレンジ・演奏でもなくメロディーだと思ってますので、良いメロディーを持った楽曲が集められたアルバムは繰り返し聴きたくなりますし、お気に入りの1枚と成り得る訳です。
やはり80年代に作られた角松の曲は良いんですよ、本当に。最近の角松の曲に魅力を感じなくなってしまっていますが、このアルバムのリリースのニュースを知り、収録予定の曲名を見ただけで購買意欲がふつふつと湧いてきた位ですから・・・(笑)
収録曲が皆良い曲だと判っている訳ですから、最近のオリジナル・アルバムとは違って何の迷いもなく購入出来ました。

さて、好きなアルバムとは書きましたが、手放しで喜んで受け入れている訳でもないのです。
ここからは私が感じた事を率直に書いていきます。
このアルバムがリリースされることを知り、アルバム・タイトルを目にした時、まず感じたのは、やはり最近の角松のアルバム・セールスやライブの集客状況が芳しくないのだろうなという事。80年代の角松の曲は大好きだけど、最近の曲をつまらないと思っている私のようなオールド・ファンを取り込もうとしているのだろうということを、タイトルの『REBIRTH1』の"1"が付いているところでヒシヒシと感じました。
気持ちは分かりますが、80年代の角松の曲が大好きだった人の多くは80年代の曲のリテイクを望んではいないと思うのです。
では何を望んでいるのか?それは後程また触れたいと思います。

次にこのアルバムを聴いてはっきりとした事を述べておきます。これが今回1番私が言いたい事なんですが・・・。
長年活動を続けているアーティストにとって、過去の作品に関して今思えば「ああしとけば良かった」とか「こうしとけばもっと良くなった」と感じるのは当然だろうと思います。今ならもっと完成度の高い楽曲になるという自信もあることでしょう。
しかし、ハッキリ言います。どんなに歌が上手くなっていようが、録音技術の進歩によって良い音で録音が可能になろうが、オリジナルを凌駕するのは絶対に無理なんですね。
あくまで私個人の意見ですが、この事を誰よりもよく分かっているのは、日本では山下 達郎ではないかと思っています。山下 達郎は今までもそうでしたが、これから先も過去の曲のリテイクはきっと作らないと思います。

角松自信もライナーに書いてますが、"その時出来うる最大限の力を振り絞って制作してきた曲たち"だと・・・。そうなんです。これが重要なんです。その時代その時代に最大限の力で作られた楽曲は、当時のアーティストの勢いとか感情、そして時代の空気感というものが録音された音源に沁み込んでいるんです。それが曲のパワーとなって我々リスナーの心を揺さぶったと思うのです。だからどんなにテクニック的に向上したとしてもオリジナルを超える楽曲のパワーは生まれてはこない気がします。
だからこそ、角松には今の時代だからこそ作れるオリジナル曲で再び私の心を揺さぶるようなメロディーを持った曲を作って欲しいと願わずにおれません。リテイクもたまには良いでしょう。でもリテイクを制作するのならば、80年代のアルバムのリマスター盤のリリースしてくれた方が嬉しいです。それが先程書いたオールド・ファンの望みではないでしょうか。

えらく前書きが長くなりました(笑) ここから曲毎の感想を書いてみたいと思います。
角松に何の興味の無い方はどうぞパスして下さい。

『角松 敏生 / REBIRTH1 ~re-make best~』
01. Do You Wanna Dance
02. Tokyo Tower
03. Girl in the Box ~22時までの君は・・・
04. RUSH HOUR
05. A Widow on the Shore
06. SUMMER EMOTIONS
07. Wave
08. No End Summer
09. After 5 Crash
10. あるがままに

「Do You Wanna Dance」
オリジナルは1983年にリリースされた12インチ・シングル。この曲はヴォーカル、演奏、そしてグルーヴ感もとても気に入っています。
何よりオリジナルのイメージが壊されていないのが嬉しいですね。やっぱり80年代の角松の曲は良いですよね~(笑)
今回のアルバムは、ジャケット写真とかSE、そして曲順に至るまで徹底的に80年代を意識していて面白いです。

「Tokyo Tower」
オリジナルは1985年にリリースされたアルバム『GOLD DIGGER』に収録され、シングルにもなった名曲。
テンポを落としてヘヴィーファンク路線を狙ったとのこと。
テンポを落としたことに関しては、面白いと思いましたし、実際悪くはないのですが、いただけないのがサビの"トーキョータワー"のリフの部分。
最初は"トーキョータワー"なのに2回目からは何故か"トキオタワー"と歌ってる。どうにもこの部分に違和感を感じます。
普通に"トーキョータワー"と歌ってくれてれば良かったのですが・・・。悪くないだけに残念!

「Girl in the Box ~22時までの君は・・・」
オリジナルは1984年リリースのシングル曲。ファンにはお馴染みの人気の高い曲です。この曲のアレンジ、ヴォーカルは結構好きです。
これもオリジナルにイメージが壊れていないという感じでしょうか。
この曲も好きなんですが、個人的は「Lucky Lady Feel So Good」を収録して欲しかった。『REBIRTH2』に期待しましょう。

「RUSH HOUR」
オリジナルは1982年リリースのアルバム『WEEKEND FLY TO THE SUN』に収録。
実はこの曲大好きだったんで、正直1番楽しみにしていた曲でもありました。実際に聴いてみるといけません。
サビのメロディーを微妙に変えやがった(笑)。
それに何だかラッシュアワーの慌しさが全然感じられません。
こんなリテイクならば、オリジナル・アルバムのリマスター盤をぜひお願いしたいものです。

「A Widow on the Shore」
オリジナルは1983年リリースのアルバム『ON THE CITY SHORE』に収録。
今回1番腹立たしかったリテイクがこの曲でした。歌詞だけでなくタイトルも変えやがった(笑)。
元々のタイトルは「BEACH'S WIDOW」だったのですが、文法的におかしいということで変えたらしいが、文法的におかしいのは英語だけでは無かったのだし、何を今更って感じですね。
私は「BEACH'S WIDOW」というタイトルの方が好きですし、良いと思ってます。
浜辺で一人淋しそうにしている女性をストレートに連想させてくれるタイトルだったように思いますが、どうでしょう?

「SUMMER EMOTIONS」
オリジナルは1983年リリースのアルバム『ON THE CITY SHORE』に収録。
オリジナルとは微妙に違った歌いまわしの部分があるものの許容範囲といったところでしょうか。違和感無く耳に溶け込んでくる感じで良いですね。
私的にはそれほど好きな曲では無いので、そう感じるのかも知れませんが。

「Wave」
オリジナルは1981年リリースの1stアルバム『Sea Breeze』に収録。
元々シンプルなアレンジな曲ですし、最近妙に歌に自信を持っているように感じる角松が選曲したというのが何となく頷ける1曲。
確かに歌は上手くなってますが、発音はしっかりお願いしたいもの。
"またであうため"という部分が"またでやうため"と聴こえるのは私だけだろうか・・・?
オリジナルのイメージが壊れていないのは嬉しいですね。

「No End Summer」
オリジナルは1985年にリリースされたアルバム『GOLD DIGGER』に収録され、シングルにもなり角松のライブでは定番の曲。
定番曲ということで歌い過ぎて厭きていたのか、最近のライブはこういう歌い方なのか、歌いまわしがオリジナルとは違っていて、妙に歯痒い感じのするヴォーカルになっています。あくまで私の感想ですよ(笑)
こういう定番曲こそ、オリジナルのメロディー・ラインを大切にして欲しいですね。
せっかくの名曲がほんの些細なことで台無しってこともありますから。

「After 5 Crash」
オリジナルは1984年にリリースされたアルバム『After 5 Crash』に収録。
テンポを落としたアレンジはグルーヴ感もあって好みなんですが、この曲に関してはテンポを落としては駄目な気がします。
本当に良いアレンジだとは思います。
しかし、オリジナルの方が確かに忙しない感じはするのですが、"アフター5にクラッシュする"という感じが出ていたと思うのです。
早く仕事を片付けて街へと繰り出したいという焦りの気持ちを、オリジナルのテンポに感じていました。

「あるがままに」
オリジナルは1992年リリースのアルバム『あるがままに』に収録。アルバム中唯一、1990年代の曲です。
実は今回のリテイクで1番良い出来だと感じたのが意外にもこの曲でした。
とにかくヴォーカルの表現力が当時よりはるかに豊かになっていて、心地良く聴けた1曲でした。
私好みの曲では無いのですが、非常に気持ち良く聴けた1曲でした。改めて良い曲だと感じさせてくれましたね。
終盤のコーラスにライブのお客さんのコーラスを取り入れるというのは、既にスターダスト・レビューがやっていましたね。
ファン・サービスといったところでしょう。
もし、このコーラスが無かったとしても角松のヴォーカルだけで聴き応え十分だったと思います。

久しぶりの音楽記事でしたので気合が入ったのか随分長くなってしまいました。
角松の音楽に興味の無い方には退屈な記事だったかも知れませんね。でも80年代の角松の音楽が好きだった人も、角松の音楽をこれから聴いてみたいと思っている人も聴いて損の無いアルバムだと思います。
オールド・ファンには、色んな楽しみ方が出来ることでしょう。
そして、これから聴きたいと思っている人には、角松が書いた良いメロディーを集めたアルバムなので入門編としても悪くない気がします。
ぜひ1度聴いてみて下さい。

久しぶりに長い時間、PCの前に座ってキーボードを叩いていたんで疲れました(笑)
次はどんなアルバムを紹介しようか考えながら眠ることにします。お休みなさい。
[PR]
ページトップ
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon