Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
坪倉 唯子_ALWAYS IN LOVE ◇ 2009年 04月 17日
e0081370_21425822.jpg 

今回紹介するのは、大阪府出身のシンガー・ソングライター、坪倉 唯子が1986年にリリースした1stアルバム『ALWAYS IN LOVE』です。
坪倉 唯子の名前が広く知れ渡ったのは、「おどるポンポコリン」というミリオンセラーを出したB.B.クイーンズのメンバーとしての活躍だったように思います。「おどるポンポコリン」が1990年のリリース、彼女の2ndアルバム『Loving You』も同じ1990年のリリースだったことから考えると、1986年にデビューするもセールス的には振るわず、コーラス要員として地道な活動を続けてきてのでしょう。
いくら歌が上手くて、楽曲が良くてもヒットするとは限らないのが音楽業界の難しいところですね。

さて本作『ALWAYS IN LOVE』ですが、全10曲中半分の5曲が坪倉 唯子の作曲です。彼女の書いた曲を聴いていると、アマチュア時代から随分曲を書いてきているのだろうなというような、曲作りのコツみたいなものを知っている印象を受けます。唸るほどの曲はありませんが、キャッチーな曲が多いです。
残りの5曲は、林 哲司と後藤 次利が2曲ずつ、井上 大輔が1曲提供しています。この中ではやはり林 哲司と井上 大輔の曲は、プロが書いた曲だなぁと感心させられます。何と表現したら良いのか難しいですが、ツボを抑えた曲作りとでも言いましょうか、聴く者に強い印象を与える力を持っているのは流石だと思います。
アレンジは、坪倉 唯子の5曲の内4曲を船山 基紀、1曲をFENCE OF DEFENSEの西村 麻聡が手掛け、林 哲司の書いた2曲を鳥山 雄司が、後藤 次利の書いた2曲は後自身が手掛けています。井上 大輔の曲のアレンジは萩田 光雄というなんとも豪華な顔触れです。
豪華なのは参加ミュージシャンも同じで、島村 英二(ds)、青山 純(ds)、山木 秀夫(ds)、岡本 敦夫(ds)、富倉 安生(b)、伊藤 広規(b)、高水 健司(b)、後藤 次利(b)、渡辺 直樹(b)、松原 正樹(g)、鳥山 雄司(g)、今 剛(g)、土方 隆行(g)、山田 秀俊(key)、国吉 良一(key)、倉田 信雄(key)、そしてFENCE OF DEFENSEの3人、西村 麻聡(b、key)、北島 健二(g)、山田わたる(ds)等が参加しています。

『坪倉 唯子 / ALWAYS IN LOVE』
01. 心花迷路 (ときめきめいろ)
02. 一瞬夜伽伴侶 (つかのまよとぎびと)
03. まといつく想い
04. GOOD-BYE MR. LUCKY LIPS
05. STOP! DRAGGIN' MY HEART
06. 熱帯夜 ~DANCIN' IN THE MIDDLE OF NIGHT~
07. 氷のMADONNA
08. LONELINESS
09. Cry For The Moon
10. ALWAYS IN LOVE ~愛さずにいられない~

作詞:柴山 好正、作曲:坪倉 唯子、編曲:船山 基紀によるロック・ナンバー01。松原 正樹には珍しいハードなギターが聴けます。パワフルなヴォーカルは非常に魅力的なんですが、歌詞が聴き取りずらいのが難点でしょうか。タイトルのネーミングが面白いですね。

作詞:青木 久美子、作曲:林 哲司、編曲:鳥山 雄司によるブラコン色の強いPOPナンバー02。さすが林 哲司だと思わせるサビのメロディーです。青山&伊藤のリズム隊に鳥山 雄司の軽快なギター・カッティングが文句無く格好良い1曲です。鳥山 雄司のアレンジ・センスが光る曲。

作詞・作曲:坪倉 唯子、編曲:船山 基紀によるマイナーなバラード曲03。パワフルなヴォーカルも魅力ですが、若干抑え気味のヴォーカルの方が断然聴き易いですし、声の魅力も発揮されている気がします。船山 基紀らしいアレンジです。

作詞:柴山 好正、作曲:坪倉 唯子、編曲:船山 基紀によるポップ・ナンバー04。いかにも夏向きの爽やかなナンバーです。この曲のヴォーカルも聴き易くて好きです。いかにも80'sのナンバーといった感じで、個人的には結構好きな曲です。

作詞:柴山 好正、作曲:坪倉 唯子、編曲:西村 麻聡によるロック調ナンバー05。いかにもFENCE OF DEFENSEらしいサウンドというか、北島 健二らしいギターが炸裂している1曲ですね。坪倉のヴォーカルも彼女の低音域を活かしたもので、04とは全く違った印象を与えていて面白いです。

作詞:来生えつこ、作曲:林 哲司、編曲:鳥山 雄司によるダンサブルでFUNKYな06。FUNKYとは言っても林 哲司の曲ですから、あくまでもキャッチーなポップなメロディーです。鳥山 雄司のアレンジによって一層ダンサブルな感じに仕上がっています。

作詞:柴山 好正、作曲:坪倉 唯子、編曲:船山 基紀によるビートの効いたミディアム・バラード07。COOLな雰囲気の曲で、坪倉 唯子がかなりの数の作曲をこなしてきたんだろうなと感じさせる渋い曲です。

作詞:柿崎 良、作・編曲:後藤 次利によるミディアム・ナンバー08。この曲は不思議な曲で、サビまではメロディーとアレンジがチグハグな感じがするのですが、サビでは帳尻が合っているというようなアレンジですね。一聴で後藤 次利のベースと判るベース・プレイが私は大好きなんです(笑)

作詞;泉 麻人、作曲:井上 大輔、編曲:萩田 光雄によるメロディアスなバラード・ナンバー09。シンガー・坪倉 唯子の魅力を上手く引き出している井上 大輔のメロディーと、ストリングスを巧みに使った萩田 光雄のアレンジはまさにプロの仕事といった感じです。土方 隆行のギター・ソロも秀逸です。

作詞:坪倉 唯子、作・編曲:後藤 次利によるアルバム・タイトル・ナンバー10。スケールの大きな曲で後藤 次利の作曲家としての非凡な才能を感じさせます。アレンジもCITY POP風で心地良いです。しかし、よく聴くと後藤 次利のベース・プレイはかなりのもんです。

色々なタイプの曲を歌えるという坪倉 唯子のヴォーカルの魅力と、1曲1曲はどれも親しみ易いメロディーを持っているのですが、アルバムとしてのインパクトは薄い感じがします。
もっとCITY POP路線とかダンサブルな曲中心で構成すればもっとインパクトが強くなったかなと思います。個人的には01や05のようなロック調を省いて、ダンサブルなナンバーかCITY POP系ナンバー中心で構成した方が良かったように思います。しかし、曲は結構粒揃いですし、夏向けの曲も多いのでこれからの季節は楽しめると思います。中古店を探せば見つかると思いますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
[PR]
by kaz-shin | 2009-04-17 00:36 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(17) | |
トラックバックURL : http://musicave.exblog.jp/tb/10064606
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ギムリン at 2009-04-17 04:27 x
でたー、唯子さん。
実は、岩崎宏美さんが'84年に個人事務所で独立した後、しばらく固定のライブバンドが決まらなかったのですが、その頃'85年当時にバックコーラスを担当されてました。なぜか、宏美さんは、YAMAHA系のアーティストと縁があります。
当時、宏美さんがFM東京の日曜夜に担当していた、「サウンドコミュニケーション」で、スタジオライブ中のMCで紹介された時に、"どーもで~す"と、大阪娘の軽いノリで返事していたことを思い出しました。
このアルバム出したときにも、「サウンドコミュニケーション」のゲストに出て、年上の宏美さんとタメ口で話してたと思います。とにかく、止め処なく声が出る印象だったのですが、まさか後にB.B.クィーンズで登場するとは思いませんでした。
6曲目の"熱帯夜"はシングルでしたね。EP盤を買った記憶がありますが、今どこに(汗)。
Commented by たにぴ@夜更かしって程でもない at 2009-04-18 01:50 x
坪倉さんは、
本物の、誇り高きミュージシャンだと想います。
ソロアルバムですら、彼女の可能性の一端でしか無く、
もっともっと、彼女の、他におもねない世界はある!……と、ぼくは勝手に想うんです。
Commented by kaz-shin at 2009-04-20 19:59
ギムリンさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなって、本当にすみません。

岩崎宏美さんのコーラスも担当されていたんですね。
坪倉さんも確かポプコン出身ですから、確かにYAMAHA系のアーティストということになりますね。
色んなタイプの歌を歌える人なんで、コーラス要員としてひっぱりだこだったんでしょうね。
私はまだ坪倉さんに関しては、このアルバムしか聴いたことが無いのでこれからあれこれ聴いてみようと思います。
幅広い音楽性を楽しめそうな気がします(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-04-20 20:07
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなりました。すみません。

たにぴさんは坪倉さんの音楽を色々と聴かれているのでしょうね。
私はまだこのアルバム以外は満足に聴いたことがありませんので、本来紹介記事を書くなんて図々しい話なんですが・・・。
でもこのアルバムを聴いただけでも、幅広い音楽性みたいなものを感じますし、シンガーとしての力量を感じます。
これから色々聴いてみたいなと思ってます。
Commented by ちびまる子ちゃん大好き at 2011-05-02 19:17 x
初めまして。

宇徳敬子さんはB.Bクイーンズのメンバーだったんですか?

彼女っておちゃべりというドラマ30に出てた女優さんですよね?

今までもB.Bクイーンズ見てきたけど全く気付かなかったです。

あるブログのニュース記事で見て知りました。
Commented by kaz-shin at 2011-05-03 09:08
ちびまる子ちゃん大好きさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
B.B.クイーンズの活動再会のおかげなのか、"坪倉唯子"で検索されて当記事を覗いて下さる方も多いみたいです。
でも正直なところ、B.B.クイーンズのことはよく知りません。
宇徳さんがメンバーだったことも知りませんでした。
ただ彼女のオフィシャル・サイトを覗いたら、コーラスを担当していたと書かれてました。
すみません、お役に立てず・・・。
Commented by ちびまる子ちゃん大好き at 2011-05-03 13:18 x
実は昨日宇徳敬子さんと検索してブログ見たんですが、私が言ってる敬子さんと顔が違って見えました。

だから別人かもしれないです。

名前がなんか似てたのでそうかな?って思ったんですが顔がなんか違ってたみたいで。
Commented by Kenny U at 2011-05-04 12:10 x
宇徳敬子ですかーー??

まず、B.Bクイーンズのメンバーの本来の活動の事を
チャンと知っている人ってのは、
ほとんどいないのではないかしら??

だいたい、ボーカル担当の坪倉唯子&近藤房之助・・・
このお二人も、変なメーキャップでしたから
素顔は良く解らなかったですよね??

ですので、コーラス隊の Mi-Keの三人(宇徳敬子 村上遙 渡辺真美) も
このグループの時と、その他の活動時には
おのずと全然違っていたんでは??・・・っと思います。

ところで、メインのお二人が実は実力派であった事は
ご存知の通りですが、
Mi-Keの三人の中で、宇徳敬子だけは、
ソロ活動やスタジオ・ミュージシャンの仕事が出来る
実力があったみたいですよ!

私は、宇徳敬子の
1stアルバム「砂時計」1994
2ndアルバム「氷」1996
この二枚はチェックしました!

とっても美人さんだし、歌もスタジオの仕事が出来る訳だから
レベル高かったと記憶しています!
Commented by Kenny U at 2011-05-04 13:38 x
あと、演奏陣の三人は、かなりの実力派!

増崎孝司(g)と栗林誠一郎(b)は、フュージョンバンド・ディメンション関係者だし、
望月衛介(Key)は、角松敏生ファミリーの梶原順(g)と、
非常に近い所に位置するという事でチェックしました。

当時、ビーイング系アーティスト(B'z、ZARD、WANDS、倉木麻衣など)として
イメージされるカラーとは異なるサウンドを作れる人たちだと思います。

まあ、どっちにしても、
B.Bクイーンズのヒット曲だけを聴いてた人が
こんな事まで調べるとは、全く思えず・・・(笑)

たぶん、雑誌に、
参加者&演奏者が、"実力派だよー"とか書いてあるを見たら
「どんな人がやっているんや??」っと、感じる
根っからの"クレジット買い"の人たちだけですかね??
Commented by kaz-shin at 2011-05-07 23:55
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなりました。すみません。
私に代わってレスして頂いた感じで、ありがとうございました。
宇徳敬子さんは1stだけ所有しています。
ですが、B.B.クイーンズは「のおどるポンポコリン」しか知りません(笑)
アルバムとかどんな感じなんですかね?
機会があれば聴いてみたいです。
Commented by ちびまる子ちゃん大好き at 2011-05-09 16:36 x
すみません。

自分は敬子さんがどんな方かを聞いたのではなく。

ただ宇徳敬子さんという名前を見ておちゃべりというドラマに出てた敬子さんの名前に似てたので、彼女かと思ったんです。

ドラマで見て敬子さんを知ったんです。

名前の漢字を見て敬子という漢字が同じだったので思わず彼女と思ってB.Bクイーンズのメンバーだったの?とびっくりしたんです。

でも顔を見たら全く違ったので人違いだと分かったんです。

ただそれだけの事です。
Commented by kotaro at 2011-05-11 05:28 x
なんの会話だか、ちんぷんかんぷんでしたが、
http://www.mbs.jp/ochaberi/cast02.shtml
多分、これのことでしょうな。
Commented by Kenny U at 2011-05-11 07:26 x
まだまだ続くこのスレッド!
やっと意味解って来ましたよね。

なんだ、敬子は敬子でも、"堀内敬子女史"じゃない!

『サラリーマンNEO シーズン6』
今日からスタートですね!

この番組に、ずーっと、彼女が出ていて、
番組内では、私のあまり好きなキャラではないですが、
熱演されています。
http://www.nhk.or.jp/neo/contents/cast/index06.html#horiuchi_keiko
Commented by kotaro at 2011-05-11 16:18 x
kenny Uさん、こんにちは。
私はこの二週間、ビーイングのことをずっと調べていて
随分勉強になりました。
ビーイングバブルの頃はまだ記憶に新しいのですが。
坂井泉水が亡くなったことが一つの転機になりましたね。
松本孝弘が隣町の豊中市生まれと言うのも知りました。
長門大幸のことは調べて行くと興味が尽きません。
ハウワンダフルの倉田まり子のことも手がけていますね。
うーん。
Commented by kaz-shin at 2011-05-11 19:22
kotaroさん、Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

そして管理人の代わりに対応して下さって、ありがとうございました。
堀内敬子さんのことだったんですね~。納得です。
堀内さんならよく知っています。
舞台を中心に活躍なさっている女優さんで、最近ではTVドラマにもよく出演されてますね。
私の大好きな「相棒 Season9」にも女監察官役で出演されていました。

シリアスな演技もコメディーな演技もこなす、器用な役者さんですね。
Commented by kaz-shin at 2011-05-11 19:39
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
実は私、ビーイングが全盛だったとも言える1990年代前半、ビーイング系のアーティストは全く駄目でした。
全然聴かないという訳では無かったのですが、生理的に受け付けないような感じでしたね。
作曲のセンスの良さで、織田哲郎さんや栗林誠一郎さんのような男性アーティストは聴いてましたが、
女性アーティストはほとんど聴きませんでしたね。
今でもZARD、大黒摩季、倉木麻衣に関しては1枚もアルバムを所有していません。
何故だか自分でもよく分からないのですけど・・・(笑)
Commented by てっさん at 2017-08-30 17:38 x
坪倉さんは今から30年程前仕事で担当していたお店のお客様でした。当時店内にはサイン色紙が飾られていましたがあまり関心が無かった私に仲の良かった従業員さんが坪倉さんのカセットを「イイ歌やから聞いて」と手渡され、聞いたら鳥肌が立ちました。⑤STOP! DRAGGIN' MY HEART 最高です!
<< 中伊豆旅行記 ~行程編~ ページトップ 安藤まさひろ_MELODY G... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon