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PABLO CRUISE_PABLO CRUISE ◇ 2009年 05月 23日
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今から30年位前、私が大学生の頃にサーフィン・ブームが起きました。
赤いファミリアにシングル・フィンのボードを積んで、波があろうが無かろうが毎週末海に出かけていたサーファー達、また脱色したサーファー・カットの髪に日焼けした肌、サーファー・ルックに身を固めムスクに匂いをプンプンさせながら街中を闊歩していた陸サーファー達が私の周りにも友人にも沢山いました。
そんなサーファー達が当時こぞって聴いていたバンドのひとつが、今回紹介するパブロ・クルーズでした。

パブロ・クルーズは、1976年にデビューした西海岸(サンフランシスコ)出身の4人組で、デビュー当時はサーフロック・バンドという認識は無かったと思うのですが、1977年に彼等の2ndアルバム『LIFELINE(邦題:絆)』に収録されていた「Zero to Sixty in Five」が、1978年に公開されたサーフィン映画「フリーライド」のメイン・テーマに起用されたことでサーファーの間で一躍人気を得てからサーフロック・バンドというイメージが定着したようですね。

1978~1979年頃はFUSIONに夢中になっていた頃で、AOR系の洋楽は多少聴いていたもののロック系統の音楽は積極的に聴いてはいませんでした。
しかし、サーファー(陸サーファー含む)の友人が多かったこともあり、パブロ・クルーズも否応無しに聴かされました(笑)。そして、「Zero to Sixty in Five」を聴いた時にその格好良さに惹かれましたね。友人にアルバムを何枚か借りて聴いていたところ、「これが本当にロック・バンドか?」と思うようなFUSION色の強い曲に衝撃を受けたんですね。それが今回紹介する1976年のデビュー・アルバム『PABLO CRUISE』に収録されていた12分を超す大作「OCEAN BREEZE」でした。

パブロ・クルーズの魅力は、まずPOPな曲あり、アーシーな曲あり、ソウルフルな曲あり、FUSIONライクなインスト曲ありという感じで、非常には幅広い音楽性を持っていることと、高い演奏力にあると思います。
メンバーは、コリー・レリオス(key)、デイヴ・ジェンキンス(g)、バッド・コックレル(b)、スティーヴン・プライス(ds)の4人で、それぞれが確かな演奏技術を持っているのですが特にコリーのピアノ、デイヴのギターはパブロ・クルーズのサウンドの要と言えます。ロックには珍しく、ほとんどの曲において生ピアノを使っているところが特徴です。コリー・レリオスは相当クラシックを勉強してきたのだろうと思わせる指運びで、インスト曲などでのプレイは圧巻です。

『PABLO CRUISE / PABLO CRUISE』
01. ISLAND WOMAN
02. DENNY
03. SLEEPING DOGS
04. WHAT DOES IT TAKE
05. ROCK'N ROLLER
06. NOT TONIGHT
07. IN MY OWN QUITE WAY
08. OCEAN BREEZE

前置きが長くなったので今回は曲毎のレビューを割愛(手抜き)させて頂きます(笑)。
と言うのも正直この1stアルバムは、まだ荒削りの印象があって決して完成度は高くありません。やはり大ヒットした3rdアルバム『A Place in the Sun』や4thアルバム『Worlds Away』の方がアルバムとしてはお薦めですね。
しかし、01や08はまさに彼等がビッグになっていくであろうことを予感させる素晴らしいナンバーで、ライナー・ノーツにも書かれていましたが、"ダイヤモンドの原石"みたいな作品だと思います。

レビューの代わりと言っては変ですが、You Tubeの画像を貼り付けておきます。

まずは私と同年代の人であれば懐かしいであろう名曲「Zero to Sixty in Five」です。



そして、今回紹介したアルバムのハイライト曲「OCEAN BREEZE」です。但し前半部分が大幅にカットされています。
このカットされてる部分が実は凄く良いんですよ(笑)


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by kaz-shin | 2009-05-23 02:05 | 洋楽系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by laydown111 at 2009-05-23 22:38 x
kaz-shinさん、こんばんは。
今回は「パブロ・クルーズ」への反応ではなく、「FREE RIDE」へのコメントです。恐縮です。
81年に初めてサーフィンに出会い、当時流行っていた「レイン・スプーナー&ファーラー&トップ・サイダー」というサーファールックで、
ファミリアではなく、サニー・カリフォルニアでたまに海にいく陸サーファーの自分にとって、この映画に出ている“Wayne 'Rabbit' Bartholomew”は憧れのサーファーでした。それと南アのレジェンドサーファー、“Shaun Tomson”も。
この「FREE RIDE」、仲間内では話題になってはいましたが、見る機会もなく、せめて音楽だけでもということで、この楽曲を聴いたものでした。
そんな訳で、パブロ・クルーズについてはほとんど記憶がなく、名前しか覚えていません。
ほんと恐縮です。
Commented by kaz-shin at 2009-05-24 00:13
laydown111さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
laydawnさんは本物のサーファーだったのでしょうね。コメント読めば分かりますよ。
私はサーフィンはやりませんでしたが、とにかく海が好きでよく海に出かけてました。
ただ浜辺に小型ラジカセを持ち込んで、海を見ながら好きな音楽を聴いてぼんやり過ごすのが好きでしたね。
今はなかなかそんな時間も取れませんが、いつかあの頃のように徹夜で好きなカセット(今はCD-RかMP3音源でしょうか)を編集して、
その音楽を聴きながら浜辺でのんびり寝転んで過ごしたいなと思います。
少しでも懐かしんで頂けたとしたら嬉しいです。
Commented by airplay0105 at 2009-05-24 10:38
ジョーバンのムスクオイルはつけてなかったし、
323のファミリアには乗っていませんでしたし、
ダッシュボードにパームツリーのミニュチュアも載せていませんでしたが
陸サーファーだった私はパブロ聞いていました(笑)。
今でも『気分はもう夏!!』なこの季節になると
聞きたくなりますね!
Commented by まるいチーズ at 2009-05-24 21:32 x
こんばんは
同年代(汗)なので少し混ぜてください。
私もサーファーではありませんでしたが、パブロ、カラパナ、セシリオ&カポノ等のレコードをけっこう持っています(笑)
周囲にサーファーの友人も多かったですし、POPEYEやFineなどを毎号読んでましたした。
トップ・サイダーのデッキ・シューズは今でも持ってます。レイン・スプーナーは裏地を使ったアロハでしたかね?ローカル・モーションのステッカーとか車に貼りませんでした?
いやいやナツメロ風ですみません、でも良い時代でした~(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-05-24 21:34
airplay0105さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ジョーバンのムスクオイル、323のファミリア、ダッシュボードにパームツリー・・・。
いや~、懐かしい!ちょっと記憶が戻ってきました。ありがとうございます。

アイゾット・ラコステのポロ・シャツ、ファーラーのホップサック・パンツ、クラークスのワラビー、
デッキ・シューズ、ボートハウスとかシップスのトレーナーなんかも流行りましたよね。
何だかあの時代にもう1度戻ってみたくなりました(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-05-24 21:38
まるいチーズさん、こんばんは。グッドタイミングです(笑)
まさに同年代ですね~!嬉しくなってしまいます。
そうそう、デッキ・シューズはトップ・サイダーでしたね!
レイン・スプーナーにPOPEYE、ローカル・モーションのステッカー・・・。
何だか知りませんがウキウキしてきましたよ。
タイムマシンがあればあの頃の様子を見に行きたいと思いませんか?(笑)
Commented by kotaro at 2009-05-25 21:50 x
「異議あり!」ってウソですけど、ちょっと田舎に帰って高校の卒業生総会に顔を出してきました。
私のように地方の古い公立高校を出て都会の私立大学に進んだ者にはサーファーブームは「デスコ」と共について行けなかった口ですね。いやキャンパスにいっぱいいてましたから(苦笑)
でもパブロ・クルーズからその後のSea Windくらいまで「頭で聴く音楽」でなく「体で聞く音楽」っていうのもいいなあと思います。
アメリカンカルチャーのメッセージをそこに感じるからです。

ところでさきほどコメントからじゅんこさんのブログをちょいと読ませてもらいました。
うーん、時代と景気の傾斜がねじれている、これはいかんなあと。
若者がサーフィンもスキーもしなくなったのは色んな理由があると思います。ただデフレが長く続きすぎると、文化の細胞まで老人化現象を起こしえらいことになりかかっています。
便利な「小手先の道具」だけでないものが生まれなくては、と思う所存です。
Commented by laydown111 at 2009-05-25 23:43 x
kaz-shinさん、こんばんは。
皆さん、懐かしさでいっぱいのようですね。
ボートハウス、すっかり忘れてましたが、青山のショップで置いてあるトレーナーにべたべた触り、店員に思い切り睨まれたのを思いだしました。売れてましたから店員もタカビーな感じでしたね。
ところで、曲名の「Zero to Sixty in Five」ですが、意味が解らなかったので、ネットでググッてみたところ、OK WAVEというサイトに次のようなコメントがありました。
「そのバンドがタイトルを付けた経緯は知らないのですが、"0 to 60 in five" は、おそらく、"from 0 mile/hour to 60 miles/hour in five seconds" のことではないでしょうか。
例えば高性能な車が、停止した状態から加速して時速約100km(60 miles/hour)に達するまでに 5秒かかることを指しているのだと思うのですが、そういった加速の爽快だったり、スリリングである様を指しているのかもしれません。」
ということらしいです。なるほどと唸ってしまいました。
Commented by kaz-shin at 2009-05-27 09:58
kotaroさん、コメントありがとうございます。
私も当時、サーファーでもないのにサーファーの格好をするのは抵抗がありましたね。
ただ、流行モノは一応チェックしていたんで、ブランド名は商品名だけは知っていたというのが実情です(笑)
ただ、流行モノって時代の象徴でもあって、こういう音楽を聴くと当時の状況が蘇ってきて楽しくなります。
若者達が今と違って、凄くキラキラと輝いていて活気があったような気がしますよね。
Commented by kaz-shin at 2009-05-27 10:04
laydown111さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「Zero to Sixty in Five」のタイトルの意味ってそういう事だったんですね~。
なるほど、言われてみれば疾走感がありますし、大きな波に乗った時のスピード感とも似ているのかも知れませんね。
それにしても時速0kmから100kmに5秒で達するスピードって相当ですよね?
Gが半端じゃなくかかりそうですね(笑)
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