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RAY PARKER JR. & RAYDIO_A WOMAN NEEDS LOVE ◇ 2009年 08月 14日
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今回は久しぶりの洋楽ネタです。AORファンならば、ギタリストとしてその名前を必ず知っているであろうアーティスト、レイ・パーカーJr.が自身のバンド"レイディオ"を引き連れて、1981年に大ヒットさせたアルバムが今回紹介する『A WOMAN NEEDS LOVE』です。
アルバム・タイトルになっているナンバー「A WOMAN NEEDS LOVE」が当時のR&Bチャートで全米No.1に輝きました。
また、"レイディオ"解散後の1984年に映画「ゴーストバスターズ」の主題歌「Ghost Busters」が全米1位の大ヒットしたので、80年代の洋楽を好きな人なら名前は知っていることでしょう。

彼のアーティスト・デビューは、1977年に結成した"レイディオ"名義。ただ私がギタリストとしてでなく、アーティストとして彼を認識したのは本作からでした。それまではスタジオ・ミュージシャンとして超売れっ子ギタリストであり、リズム・カッティングの名手として好きなギタリストの一人でした。別な言い方をすれば、クリエイターとしてではなく、プレイヤーとしてのレイ・パーカーJr.の印象が強いということになりますね。
プレイヤーとして参加したアーティストは数知れず、本当に"超"が付く売れっ子でした。そんな彼がアーティストとしてデビューを飾るきっかけを作ったのは、スティーヴィー・ワンダーとハービー・ハンコックだったそうです。
スティーヴィー・ワンダーと仕事をしたことでソング・ライティングを本格的に始めたそうですし、曲を書くようになってからハービー・ハンコックが彼の楽曲を取り上げ、レコーディングに参加した際ハービー・ハンコックから「人の為にだけプレイしないで、パフォーマーになったら?」と言われた事がアーティストとしてのデビューを決意させたようですね。

アルバム・タイトル曲「A WOMAN NEEDS LOVE」はAORファンにもお馴染みの名曲ですが、アルバムとしてはブラコンという印象が強い作品です。1stアルバム、2ndアルバムは"レイディオ"名義でしたが、3rdアルバムから"レイ・パーカーJr. & レイディオ"名義になり、よりレイ・パーカーJr.の個性を全面に打ち出したということなのでしょうね。それまでのギタリストとしての評価に加え、ソング・ライター、アレンジャー、プロデューサーとして手腕を広くアピール出来た作品と言えるかも知れません。

『RAY PARKER JR. & RAYDIO / A WOMAN NEEDS LOVE』
01. A WOMAN NEEDS LOVE (JUST LIKE YOU DO)
02. IT'S YOUR NIGHT
03. THAT OLD SONG
04. ALL IN THE WAY YOU GET DOWN
05. YOU CAN'T FIGHT WHAT YOU FEEL
06. OLD PRO
07. STILL IN THE GROOVE
08. SO INTO YOU

まさにメロウという表現がピッタリくる名曲01。1度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディー。派手さはありませんが、渋いギター・ワーク。そして甘い歌声・・・。コーラスを含めたアレンジも素晴らしく、こんな曲がヒットしない訳がないという気さえしますね(笑)

ダンサブルな02は、ディスコで流れることを想定して書かれたような曲です。囁くようなヴォーカルに多少嫌らしさを感じるものの、レイ・パーカーJr.ならではのギター・プレイは健在です。シングル・カットされたようです。

爽やかなイメージの03。軽やかなアレンジとキャッチーなメロディーで、ブラコンではありますがAORファンにも受け入れられそうなPOPフィーリング溢れる1曲。レイ・パーカーJr.のソング・ライターとしてのセンスの良さを感じさせます。この曲もシングル・カットされたようです。

ロッド・テンパートンの影響を色濃く感じる04。この曲のアレンジを聴けばきっとMJのあの曲を連想する人が多いでしょうね(笑)。ロッド・テンパートンが大好きな私にとっては、思わず頬が緩む曲ですね。

今度はシックの曲からインスパイアされたのではないかと思われる05。悪く言えばパクリなのかも知れませんが、私はこの手の有名曲、有名アーティストの影響をモロに受けているような曲って嫌いではありません。聴いていて楽しいですから・・・。割と軽めなグルーヴ感とギター・カッティングが心地良いです。

メロウ系バラード・ナンバー06。オーソドックスな印象ですが、耳に馴染むような優しいメロディーとストリングスとコーラスを上手く使ったアレンジが良い雰囲気を作っています。

タイトル通りグルーヴィーなインスト・ナンバー07。インストなんですが、後の「Ghost Busters」の大ヒットを予感させるような曲ですね。まさに踊る為に作られたようなディスコ・ナンバーです。この曲で聴けるギター・カッティングは、まさにレイ・パーカーJr.の真骨頂と言えるでしょうね。

ラストを飾る08は、06同様メロウなバラード・ナンバーです。07からの流れで言えば、チーク・タイム用の曲と言ったところでしょうか(笑)。

普通ギタリストがアーティストとしてアルバムをリリースした場合、歌モノであってもギターがフィーチャーされるケースが多いです。ところがこのアルバムを聴いて、ギターがフィーチャーされていると感じる人は少ないでしょう。
しかし、私はギタリストとしてのレイ・パーカーJr.の良さも十分に出ているアルバムだと思っています。何故なら、彼は華麗なソロを披露しるギタリストではないからです。彼の良さはリズム・カッティングであり、リフのプレイなんですね。その観点から言えば、ギタリストとしてのレイ・パーカーJr.を堪能出来るアルバムだと思います。
ブラコンが好きな人は勿論、AOR好きな人にもお薦め出来る1枚です。
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by kaz-shin | 2009-08-14 23:24 | 洋楽系 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by Apollo at 2009-08-16 10:03 x
kaz-shinさん、こんにちは。

レイ・パーカーJr.は、私の青春時代にヒットを連発していたせいで、あまり冷静な見方ができないミュージシャンなのです。
そのうえ、私と同じ誕生日なので・・・。

今年の誕生日に、「Happy Birthday!レイ・パーカーJr.」というタイトルで、私のホームページに文章を書いています。
もし、興味をお持ちでしたら、覗いてみて下さい。
Commented by kaz-shin at 2009-08-16 22:44
Apolloさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私はどうしてもシンガーとしてより、ギタリストのイメージが強いですし、
アルバムを聴いてもギターに神経を集中してしまいますね(笑)
ちなみに彼のアルバムは本作とベスト盤しか持っていません。

後程ゆっくり文章を拝見しますね。
Commented by Kenny U at 2009-08-17 23:44 x
おおー、来ましたね、ブラコンですねーー
これも私の大好きなアルバムの一つなんですよー!!
ところでこれって第四作目ですよね!

ファースト『ジャック&ジル』1978
セカンド『ロック・オン』1979
サード『誓いのセイム・タイム』1980
その次が『ウーマン・ニーズ・ラヴ』1981
となりますよ!

と言う事で・・・
サード『誓いのセイム・タイム』から
レイ・パーカーJr. & レイディオ名義です。
(私の持っている『A WOMAN NEEDS LOVE』の日本語盤CDにも
その様に解説が書かれています)
Commented by kaz-shin at 2009-08-19 23:19
Kenny Uさん、こんばんは。コメントとご指摘ありがとうございます。
早速記事の方修正しました。
私の持っているのも日本盤CDです。解説を読んでましたが勘違いしていました。ありがとうございました。
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