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金井 夕子_écran ◇ 2009年 11月 01日
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今回紹介するのは、2007年9月にリリースされた4枚組CD『78 - 82 ぼくらのベスト 金井 夕子 アナログ・アルバム 完全復刻パッケージ』の中から、1981年2月に発売された4thアルバム『écran』です。

個人的な感想ですが、金井 夕子のアルバムって統一性が無いと言うのか、コンセプトがはっきりしないと言うのか、どうもトータル的なバランスがお世辞にも良いとは思えないものがあります。そんな中において1stアルバム『FEELING LADY』や3rdアルバム『CHINA ROSE』は、まだバランスが良い方ですね。しかし、2nd『invitation』や本作はどうしても地味な印象が拭えません。
ただ、収録されている曲の中にはかなり地味ながらも良い曲が結構ありますし、何故か私はデビュー当時から金井 夕子に惹かれていました。彼女の歌声が好きで何気に聴いてしまいます(笑)

作家陣に、尾崎 亜美、佐藤 準、大貫 妙子、細野 晴臣、近田 春夫、後藤 次利、山口 美央子、糸井 重里という渋い面子が揃っていて、楽曲もバラエティに富んでいます。またボーナス・トラックには、シングル曲や"金井 由布子"名義のシングルも収録されています。
万人に受けるアルバムだとは思えませんが、金井 夕子のファンには楽しめるアルバムと言えるでしょうね。

『金井 夕子 / écran』
01. 海(女)~空(男)へ
02. J's BAR
03. Wait My Darling (Album Version)
04. 失恋STORY
05. I'm In Love With You
06. 可愛い女と呼ばないで
07. SAFE HARBOR - 安らぎの港-
08. RECORDER SONATA
09. 走れウサギ (Ver.1)
10. 銀幕の恋人
Bonus Track
11. Wait My Darling (Single Version)
12. Wait My Darling (Single Long Version)
13. ハートブレーカーのために
14. 走れウサギ (Ver.0)
15. 星と水の物語
16. とけいくメモリー

ピックアップ曲:
「海(女)~空(男)へ」 / 作詞・作曲・編曲:尾崎 亜美
私の抱いている金井 夕子のイメージと曲調がピッタリとマッチしている曲です。地味と言えば地味な曲なんですけど・・・(笑)。シンプルな演奏と尾崎 亜美の多重コーラスが何とも神秘な雰囲気を醸し出しています。

「Wait My Darling (Album Version)」 / 作詞:大貫 妙子、作曲・編曲:細野 晴臣、コーラス・アレンジ:大貫 妙子
何とも大貫 妙子らしい曲です。最初にこの曲を聴いた時に、詞も曲も大貫 妙子だとばかり思っていたんですが、曲は細野 晴臣だと知り驚いたのを憶えています。大貫 妙子自身が歌っても全く違和感の無いでしょうね。大貫 妙子のコーラスが印象的です。

「可愛い女と呼ばないで」 / 作詞・作曲:山口 美央子、編曲:鈴木 茂
金井 夕子の9枚目のシングル曲です。実はこの曲が大好きでして・・・。山口 美央子も自身のアルバム『NIRVANA』(1981年)でセルフカヴァーしています。山口ヴァージョンは井上 鑑のアレンジで、これが実に良いんですよ。聴き比べると面白いのですが、残念なことに山口 美央子のアルバムはCD化されていません。金井 夕子の声質にピッタリに似合っています。

「走れウサギ (Ver.1)」 / 作詞:糸井 重里、作曲・編曲:細野 晴臣
特に好きな曲と言う訳ではないのですが、実はこの曲は80年のシングル「Wait My Darling」のカップリング曲「ハートブレーカーのために」(13)の歌詞違いなんですね。しかも歌詞は双方とも糸井 重里です。アレンジもほぼ一緒です。個人的には「ハートブレーカーのために」の方が好みです。

「銀幕の恋人」 / 作詞・作曲:尾崎 亜美、編曲:鈴木 茂
尾崎 亜美も自身のアルバムで『Air Kiss』(1981年)でセルフカヴァーしている名バラード曲です。サビのメロディーがいかにも尾崎 亜美らしいですね。尾崎 亜美ヴァージョンも良いですが、私は金井 夕子ヴァージョンが1番好きです。ちなみにメンバーは、山木 秀夫(ds)、後藤 次利(b)、佐藤 準(key)、鈴木 茂(g)、吉川 忠英(a-g)、浜口 茂外也(per)、尾崎 亜美(cho)です。この演奏が良いんですよ。

「とけいくメモリー」 / 作詞:藤田 明子、補作詞: 青木 茗、作曲・編曲:林 哲司
"金井 由布子"名義でリリースされた10枚目のシングル「星と水の物語」(1982年)のカップリング曲です。「星と水の物語」も林 哲司の作曲ですが、この曲の方がずっと良いですね。メロディーやアレンジが実に林 哲司らしくて、バラードの職人ならではの曲という気がします。隠れた名曲だと思います。
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by kaz-shin | 2009-11-01 22:19 | J-POP | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by kotaro at 2009-11-02 07:16 x
最近、カセットテープで録音したのが出てきたので、偶然ですが聴いていました。
ecranは私は今聴くと、割といいアルバムかなと思うのですが。
アイドル歌手という当時の定義では何が言いたいのか判らないような印象は残ります。
今なら、楽にこんなのあり、なのですが。
ちなみに、青木茗というのは彼女のことですね。
岩崎良美のvacanceという溌剌とした曲をPANTAと共に書いたのが
翌年だと思います。
LPのCecileを取り出してきてまた、安井かずみと加藤和彦のことを思い出してしまいました。
Commented by kaz-shin at 2009-11-05 00:58
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、すみませんでした。

確かに今なら全然"あり"のアルバムですね。
当時はアイドルの作品とは言え、コンセプトのしっかりしていた作品が多かったので、
このアルバムに関してはある種の物足りなさを感じていましたが・・・。
私好みの声質で、聴いていて癒されます(笑)
Commented by Island at 2011-06-15 17:13 x
そうですね、方向性が見つけきれなかったかと
でも
パステルラブ と
パヤマヤビーチは、いまだ愛聴曲です
Commented by kaz-shin at 2011-06-20 00:02
Islandさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした。
私も「Pastel Love」や「Just Feeling」は今でも大好きな曲です。
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