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ROBERT KRAFT_RETRO ACTIVE ◇ 2009年 11月 06日
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今回紹介するのは、ROBERT KRAFTが1982年にリリースしたAORの名盤と評判の高い『RETRO ACTIVE (邦題:ラバーズ・メロディー)』です。
AORの魅力のひとつは、やはり腕利きミュージシャンの素晴らしい演奏にあります。勿論楽曲が良くなければいくら演奏が良くても完成度は低くなってしまいますから、楽曲の良さも重要です。この『RETRO ACTIVE』は、そのバランスがとても良い作品だと思います・・・が、正直このアルバムの1番の聴き所はズバリ演奏の良さにありますね。

それもその筈で、プロデュースはLARRY CARLTON。ミュージシャンは、JEFF PORCARO(ds)、RICK MAROTTA(ds)、ED GREENE(ds)、ALEX ACUNA(ds)、ABRAHAM LABORIEL(b)、MICHAEL OMARTIAN(key)、ROBERT KRAFT(key)、PAULINHO DA COSTA(per)、PAGES(cho)、JANIS SIEGEL(vo)に加え、LARRY CARLTONのアルバムではお馴染みのTERRY TROTTER(key)やBRIAN MANN(key)も参加しています。これだけでもLARRY CARLTON色が強いというのが分かりますね。

聴き様によっては、LARRY CARLTONのアルバムにROBERT KRAFTがヴォーカルで参加しているという感じがしない訳ではありませんが、ROBERT KRAFTはお世辞にも歌が上手くはありません。LARRY CARLTONのアルバムなら彼自身が歌っていたでしょう(笑)
ただROBERT KRAFTは、ソングライターとしては素晴らしいセンスを持っており、楽曲的には良く出来ていると思います。ROBERT KRAFTの弱いヴォーカルをバックのミュージシャンとコーラス隊が盛り上げているという感じですね。なかなか聞き応えのある1枚です。

『ROBERT KRAFT / RETRO ACTIVE (邦題:ラバーズ・メロディー)』
01. SINGLE, SOLO
02. JUST ANOTHER NOTCH ON THE BEDPOST
03. OUT WITH MY EX
04. YOU'RE BLUE TOO
05. I WONDER WHAT YOU'RE LIKE
06. HEARTLESS
07. WHAT PRICE GLORY?
08. TEACH ME HOW TO KISS YOU
09. CAN WE BE IN LOVE AGAIN?
10. ON THE WEST SIDE
11. LET'S HOLD EACH OTHER ONCE MORE

ピックアップ曲:
「SINGLE, SOLO」 / ROBERT KRAFT & PHIL GOLDSTON
DON FREEMANのクラヴィネット、ブルージーなLARRY CARLTONのギター、美しいPAGESのコーラス・ワークが印象的なナンバーです。特にPAGESのコーラスが無くては平凡な感じになっていたでしょうね。派手なプレイはありませんが、JEFF PORCAROのドラミングも小気味良いです。

「JUST ANOTHER NOTCH ON THE BEDPOST」 / ROBERT KRAFT
キャッチーでPOPなAORナンバーです。ソングライターとしてのセンスの良さを感じさせる1曲で、お気に入りです。色んな音色を弾き分けているLARRY CARLTONのギター・プレイに耳を奪われます(笑)

「YOU'RE BLUE TOO」 / ROBERT KRAFT & JANIS SIEGEL
JANIS SIEGELとのデュエット・ナンバー。洒落たミディアム・ナンバーに仕上がっています。ROBERT KRAFTのヴォーカルも頑張っていますが、JANISの存在感には敵いませんよね(笑)。おそらくLARRY WILLAMSだと思われるサックス・ソロが渋いです。

「I WONDER WHAT YOU'RE LIKE」 / ROBERT KRAFT & LARRY CARLTON & CAROL HAFF
メロウなAORナンバーです。とにかく洒落たアレンジが良いです。LARRY CARLTONがベースも弾いています。MICHAEL OMARTIANのローズとPAGESのコーラス、JERRY HEYのフリューゲルのソロ、LARRYのギター等、美しい音色に溢れているナンバーです。
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by kaz-shin | 2009-11-06 00:05 | 洋楽系 | Trackback(2) | Comments(15) | |
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Commented by Apollo at 2009-11-06 14:57 x
kaz-shinさん、こんにちは。

この記事で、思い出しました!
このアルバムがリリースされた時、カールトンがプロデュースしていることが話題になりました。聴きたいなぁと思いながら、現在までそのチャンスがありません。
CDで再発された時にはカールトンのことはすっかり忘れていて、結局購入しないまま現在に至っています。
1982年といえば、カールトンの「Sleepwalk」と「Eight Times Up」が録音された年ですね。絶好調のカールトンがプロデュースした作品なら、平均以上の出来であることは明らかです。
是非探してみたいと思ってます。
Commented by パラシュート at 2009-11-06 16:58 x
全然関係ない話ですが、先日ブックオフで買ってきた久松史奈「PLEASURE」というアルバムがとてつもなく良かったです。

ギターは全曲・今剛がソロアルバムかってくらい弾き倒していて爽快のひとこと。
ベースは美久月千春、ドラムは山木秀夫と・・・中にはモロAORといった曲もあり、捨曲は一曲もないです。

久松のボーカルも予想以上に声量があって素晴らしい!
「天使の休息」のイメージもあり敬遠していましたが、ギター・マガジンの今剛特集で紹介されていたのをきっかけに購入。

是非聴いてみてください!!
Commented by Apollo at 2009-11-08 23:21 x
kaz-shinさん、こんばんは。

たびたび失礼します。
こちらの記事に触発されて、「Vapour Trails」についての記事を書かせていただきました。勝手にkaz-shinさんの名前を出しております。もし、問題がありましたら御一報下さい。
今後ともよろしくです。
Commented by Kenny U at 2009-11-09 00:03 x
ラリー・カールトン!!
そして、このアルバム、いよいよ来ましたねー!!

kaz-shinさん
「LARRY CARLTONのアルバムに・・・」っていうくだりは
いつもながら見事なレビューですね!

ところでラリー・カールトン参加のアルバムでもう一つ
極めつけのありますよね!!

●Tom Scott『Tom Scott & L.A.Express』1974年
これも、クルセ・ファミリーでバックやってました!
こっちは、クルセのアルバムにトム・スコットが参加しているって感じ!


私、Apollo さんの所も見に行ってきましたー!
Apollo さんも、すごい文章が達者ですねー。
同じ世代の様だし、今後ともよろしく・・・です。
Commented by martha1961 at 2009-11-09 00:37 x
こんばんは。
実は最近になって"You're Blue Too"を聴きたくなったのですが
アーテストも挿入アルバムもわからず状態でした。
情報ありがとうございます。
Commented by kaz-shin at 2009-11-10 00:01
Apolloさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなって、すみませんでした。
ちょっと旅行に出かけていたもので・・・。

随所でラリー・カールトンらしさが出ているアルバムです。
当然ヴォーカル曲ですが、演奏だけ集中して聴くのも面白いですよ。
もし見つけられたら、ぜひ聴いてみて下さい。

それからVapour Trailsの記事を拝見しました。
名前を出して頂いて光栄です。迷惑だなんてとんでもありません。
今後もよろしくお願い致します。
Commented by kaz-shin at 2009-11-10 00:04
パラシュートさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなって申し訳ありません。

実は久松史奈さんも聴いたことの無いアーティストの一人なんです。
なかなか良さそうですね。ぜひ聴いてみたいので探してみます。
『PLEASURE』ですね、しっかりメモしました(笑)

情報ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2009-11-10 00:14
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

70年代のTom Scottも良いですよね~。
『Tom Scott & L.A.Express』は昔カセットに録音してもらい聴いてました。
残念ながらCDは持っていません。
でも1996年の再結成時の『Bluestreak』は何故か持ってます(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-11-10 00:17
martha1961さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「You're Blue Too」は確かに良い曲ですからね。
たまに聴きたくなるというのも分かります。

お役に立てて良かったです。
Commented by Kenny U at 2009-11-17 00:12 x
すいませーん、私も、本文と全然関係ない話なんですが・・・

先日、すっごい曲を発見!!
朝一番起きる時間にfm802で流れていて、ビックリ!

オンエアーリストで確認すると「Skylark」って言うんですよ。

どこがすごいって、ドラムが、沼沢と神保彰のツイン!
鍵盤が、キャット・グレイとDIMENSIONの小野塚晃!

リズムがめっちゃ良い!・・・って神保彰だから当然なんだけど、
加えて、シンセも、ホーンセクションもすごく良い!

久々にアレンジ良しヴォーカル良しの大傑作を発見したんで
思わずコメント書きましたー!!

●SING LIKE TALKING『Welcome To Another World』1997
あれー、このCD持っているのに気がつかなかったー!

そういえば、
Music Avenue では、SING LIKE TALKINGのアルバム、
一度も取り上げられた事、無かったですよね??

お持ちだったら是非チェックしてみてくださいませー。
    
Commented by kaz-shin at 2009-11-17 00:52
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
SING LIKE TALKINGは、2007年10月に『togetherness』を取り上げてます。
確かに取り上げている件数は少ないですね(笑)
結構聴いているのですが・・・。
しかし、『Welcome To Another World』は聴いたことが無いです。
今度BOOK OFFで探してみますね。
情報ありがとうございました。
Commented by ohiro at 2009-11-22 21:50 x
久しぶりにコメントさせて頂きます。実は、私、このアルバム大好き!です。やや、クセのある(ひねくれた感じ?)のボーカルと、鉄壁のペイジスコーラス、それにカールトンをはじめとする素晴らしい演奏・・曲もバラエティーに富んでおり、飽きないですね。
特に、好きなのは、02、05かな?05なんかは、この頃のAOR中でも屈指の美麗バラードではないでしょうか?
もう、長い間マイ・ブログを更新していませんが、再開する時があったら、是非取り上げたいアルバムです。そんな気にさせて頂いた、kaz-shinさん、ありがとう!
Commented by kaz-shin at 2009-11-23 23:33
ohiroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当におひさしぶりですね!お元気そうで何よりです。

AORの魅力は、やはりトータル・バランスの良さですよね。
決して上手いとは言えないヴォーカルでも味があって、バックの演奏が
優れていて、何より楽曲が良ければAORとして成立するような気がします(笑)
ohiroさんと趣味が似ているので、ブログの再会心待ちにしています。
でもあまり無理をなさらず、あくまでマイペースでお願いしますね。
Commented by 240_8 at 2010-03-27 11:16
おはようございます。
ohiroさんから飛んできました(笑)。
このアルバム、いいですね。今日みたいな天気にぴったりで、最近ずっと聴いてます。
ポーカロの大ファンなので、ポーカロのプレイが一番、といいたいところですが、やっぱりラリーのプレイが光りますね。目立たず、しっかり渋いプレイを聴かせているところが素晴らしい。
80年代らしいアルバムですね。
Commented by kaz-shin at 2010-03-28 03:17
240_8さん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
記事を拝見しました。
240_8さんだったらとっくに聴かれていたんだろうと思っていたので、最近購入されたと知り、ちょっと意外でした(笑)
聴きようによっては、ロバート・クラフトのアルバムという感じもありますし、ラリー・カールトンのアルバムという感じがしたり、
なかなか面白いアルバムですよね。
こういうアルバムが何気にリリースされていた80年代というのは、やはり良い時代だったのかも知れません。
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