今回紹介するのは、クリスマスも近いということでX'masソングを含んだアルバムを紹介しようかと思いチョイスした1枚です。
そのアルバムは、小柳 ゆきが2001年にリリースしたバラード集『KOYANAGI the BALLADS 1999~2001』です。
これまで当ブログでは、『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』と『KOYANAGI the DISCO』の2枚を紹介し、彼女の抜群の歌唱力について書いてきました。しかし、紹介した2枚はいずれもカヴァー集でしたので、今回の『KOYANAGI the BALLADS 1999~2001』は初めて彼女のオリジナル曲を含んだアルバムの紹介ということになりますね。
このアルバムを購入した理由は、勿論彼女の歌を聴きたかったというのもありますが、もうひとつ大きな理由がありました。それはこのバラード集は2枚組で、Disc.2には収録されている12曲全てのピアノ独奏が収められていたからなんです。しかもそのピアノを弾いているのが深町 純なんですね。これが聴けるだけでも買う価値はあると思いました。しかもこれが"96kHz Sample 24Bit HD Recording"で、音質的にもかなり良いんですよね。二人で過ごすクリスマスの夜のBGMには最適といった感じですよ(笑)
肝心の選曲ですが、オリジナル曲はもちろんカヴァー曲からも選ばれていて聴き応えがあります。ただ、バラード集というのは、メリハリが無い分厭きがくるのも事実です。ですから、じっくり聴くというよりBGM的に聴くといった方が良いかも知れません。
『小柳 ゆき / KOYANAGI the BALLADS 1999~2001』
Disc.1
01. あなたのキスを数えましょう ~You were mine~
02. Without You
03. MANDY
04. be alive
05. fortune
06. precious time
07. beautiful world
08. wishing well
09. 永遠
10. my all...
11. Koyanagi the Christmas (きよしこの夜~ホワイト・クリスマス)
12. Blue X'mas
Disc.2:KOYANAGI the BALLADS Piano Instrumental Side
Piano:Jun Fukamachi
ピックアップ曲:
「あなたのキスを数えましょう ~You were mine~」 / 作詞:高柳 恋、作・編曲:中崎 英也
ご存知、小柳 ゆきの1999年のデビュー曲であり、大ヒットしたシングル曲です。今でこそソウルフルな歌を売り物にしているシンガーは沢山いますが、当時はまだそれ程でもなかったですし、デビュー当時はまだ高校生。高校生でこんなに上手いのかという驚きを今でも憶えています。名曲ですね。
「Without You」 / 作詞・作曲:Ham-Evans、編曲:斉藤 仁
Harry Nilssonのヒットで知られるBad Fingerの名曲のカヴァーです。音域が広く、歌いこなすのは凄く難しい曲です。黒人の男性コーラスを取り入れて、とてもR&B色の強い「Without You」に仕上がっています。この曲が収録されている2000年リリースのカヴァー集『Koyanagi the Covers PRODUCT 1』は、また別の機会に紹介したいなと思っています。
「MANDY」 / 作詞・作曲:R.Kerr & S.English、編曲:斉藤 仁
邦題「哀しみのマンディ」としてお馴染みのBarry Manilowの1975年の大ヒット曲にして出世曲のカヴァーです。こちらはしっとりとしたアレンジで、切々と歌い上げている小柳 ゆきのヴォーカルが印象的です。
「be alive」 / 作詞:小柳 ゆき&樋口 侑、作・編曲:原 一博
私の大好きな曲のひとつです。2000年にリリースされたシングル曲ですが、スケールの大きさと彼女の溌剌としたヴォーカルがマッチしていて、本当に気持ち良く聴ける1曲だと思います。
「Blue X'mas」 / 作詞:小柳 ゆき、作・編曲:深町 純
「Koyanagi the Christmas」はスタンダードをゴスペル調に歌い上げていますが、この曲はオリジナルです。深町 純のピアノをバックにしっとりと歌い上げています。ある意味シンプル過ぎるクリスマス・ソングですが、静まり返った夜中に雪景色あるいは星空を見ながら聴いたら、きっとこういう曲の方が沁みるのかも知れません(笑)
宇多田ヒカルが出てきたり、ちょうどミレニアムを前にして音楽の世界も
時代の変換期だったような気がします。
中島美嘉は2001年のようですが、小柳ゆきと共に音楽シーンを塗り替えました。
10年前はちょっとのようで、遠い昔だなとつくづく感じます。
私はそんなことをなぜ思い出しているのでしょう(笑)
12月の雪の降る日に、こういうのをしみじみ聴いてみたいですね。
我々の心をわしづかみですね(笑)
私は、デビュー当時から小柳ゆきのファンでした。
けれども、カヴァーを歌った時は英語の発音のヒドさにガッカリしました。歌唱力はバツグンなのに・・・もったいないっ!
ということで、その後「充電期間」に入ったのと同時に彼女の歌は、聴かなくなりました。
airplayさんとおなじく、Disc 2の深町純に魅かれます!
10年一昔なんて言いますが、その通りですね。
小柳ゆきさんのデビューした当時は、話題にもなり人気も高かったのですが、
ある時期から急激に失速してしまいましたね。
売れる曲を求めるのが時代の主流になってしまったのかも知れませんね。
実力があるだけに彼女のアルバムのほとんどがBOOK OFF等で250円で売られている
現実には寂しいものがあります。
英語の発音に関してはよく分からないのですが、確かに耳障りな部分は
ありますね。
でも慣れれば気にならないので、そのまま聴いてます。
このアルバムはDisc.2がある意味目当てだったので、当初はDisc.2ばかり
聴いてました(笑)