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YES_CLOSE TO THE EDGE ◇ 2010年 02月 21日
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1970年代半ば、まだ私が高校生だった頃の話です。
中学生時代はビートルズ一色だったのですが、高校に入ると当時の登竜門とも言えるLed ZeppelinやDeep Purple、Grand Funk Railroadといったロックを聴くようになりました。やがてPink Floydに出合います。そこからEmerson, Lake & Palmerなどのプログレッシブ・ロックに嵌っていきます。
同級生にはやはりプログレッシブ・ロックに嵌っている友人も沢山いまして、どういう訳かPink Floyd派とYES派に分かれていましたね。

友人が「このアルバムを聴かずしてプログレは語れない」と1枚のLPを貸してくれました。
そのLPが今回紹介するYESの大名盤と知られる『CLOSE TO THE EDGE (邦題:危機)』(1972年)だったんです。しかし、当時の私はどうしても好きになれませんでした。当時の感覚を表現するのは難しいのですが、安定の悪い椅子に座っているかのような"居心地の悪さ"みたいなものを感じたんですね。
やはりPink FloydやEmerson, Lake & Palmerの方が私の肌に合っているということなんでしょうね。
それ以降、YESの音楽に触れずにきました。CDの時代に入ってからも昔聴いていたロック系の音楽をCDで買い直すこともないまま過ごしてきましたが、BOOK OFF等で中古CDを取り扱う店が出てきて格安でCDを手に入れられるようになってから、少しずつロック系のアルバムも購入するようになりました。

数年前、BOOK OFFを探索中にこのアルバムが格安で売られており、ちょっと昔の友人の事を思い出し、懐かしくもあり久しぶりに聴いてみようかと購入したんですね。
おそらく30数年ぶりにYESの音楽に触れたと思います。久しぶりに聴いたYESは、当時聴いていた印象とはちょっと違っており、何とも新鮮でした。
大胆でありながら練られた構成、緻密なアレンジ、膨大な練習量に裏付けられた高度な演奏力、機材の乏しい時代の録音されたにも関わらず、その見事な編集技術と、当時は全く気付かなかったところが見え、聴こえてきました。確かに素晴らしいアルバムでした。
ただ、もし今「Pink FloydとYESのどっちが好き?」と問われれば、やはりPink Floydと答えるでしょうけど・・・(笑)

今回は曲毎のレビューは省略させて頂きます。あえて私が書かなくてもこれだけの名バンド、名盤ですから、多くの素晴らしいレビュー記事が存在していると思われますし・・・。
ふと高校生の頃を思い出し、懐かしんで書いた記事だと思って読んで頂ければ幸いです。

『YES / CLOSE TO THE EDGE (邦題:危機)』
01. CLOSE TO THE EDGE
Ⅰ. THE SOLID TIME OF CHANGE
Ⅱ. TOTAL MASS RETAIN
Ⅲ. I GET UP I GET DOWN
Ⅳ. SEASONS OF MAN
02. AND YOU AND I
Ⅰ. CORD OF LIFE
Ⅱ. ECLIPSE
Ⅲ. THE PREACHER THE TEACHER
Ⅳ. APOCALYPSE
03. SIBERIAN KHATRU
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by kaz-shin | 2010-02-21 22:35 | 洋楽系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by kotaro at 2010-02-22 06:50 x
高校時代に、プログレッシブロックの洗礼を受けるのが一つの通過儀礼だった時代がありました。
今でもそのまま来ている人には、釈迦に説法ですが、1975年以降に生まれた人にこの話をするのは説明の大変な、まあ大抵バーの横で隣り合わせた女のコになんか、なのですけどね。

このアルバムの場合、まずリック・ウェイクマンとは、あたりから始めるべきなのでしょう。
そもそもロック系音楽になぜ哲学や世界観が要ったのか。
僕はみうらじゅんの漫画でカエルが腕組みをしている道場風景の背後にある扁額に「対自核」と書いてあるところから入ります。

まあここらで大抵おちゃらけにしてしまうのですが、「Look at yourself」なんだよね、お嬢さん。(笑)
こういう時にKaz-shinさんのように多分フォローのできるお客さんが他に居てるといいのですけどね。
最近は音楽バーの主人の中にもプログレとグラム・ロックの説明ができない人も増えているかもしれません。

ラジオを聴いて影響を受けていないというのが大きいな。
Commented by kaz-shin at 2010-02-23 01:35
kotaroさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね、当時プログレってロックを聴く者にとって、ある種の通過儀礼といった感じがありました。
そこからプログレにどっぷり嵌っていく者もいれば、ストレートなロックに戻っていく者と色々でした。
私の場合は、プログレからFUSION、AOR、CITY POPと広がっていきました。

ちょっと暗い話になってしまいますが、先日学生時代からよく通っていた喫茶店のマスターが亡くなりました。
その喫茶店は本当に美味しいコーヒーを飲ませてくれるお店でした。
私はそのお店で本当に美味しいコーヒーの味を教えてもらいました。
そして、マスターがいつもFUSION系のレコードをかけていて、沢山の良いレコードにも出会えました。
いつの間にか街からそんな喫茶店というのが少なくなってきました。
マスターと私と友人と音楽談義を楽しみながら、美味しいコーヒーを飲んでいたあの頃がとても懐かしいです。
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