1974年、当時15歳だった私を虜にしたTVドラマがありました。その主人公のアウトローな生き方、ファッションに憧れを感じながらTVにかじりつく様に観ていたドラマ、それが萩原 健一主演の「傷だらけの天使」でした。
私と同年代の方の中には、私同様夢中になって観ていた人も多いであろう"伝説のドラマ"ですね。
探偵事務所の調査員として働く木暮 修(萩原 健一)と乾 亨(水谷 豊)の日常を綴った内容でしたが、とにかくショーケンがカッコ良いの一言でした。ビルの屋上の汚いペントハウスに住み、常に金欠なんだけどファッションは拘り、いつもMEN'S BIGIでビシッとキメてましたね。思春期の少年にとっては、アウトローに生きる主人公に対して憧れを抱いたのも当然だったのかも知れません。
「傷だらけの天使」は、今思えば贅沢なスタッフにより制作されていました。脚本には市川 森一、鎌田 敏夫の名前がありますし、監督には深作 欣二、恩地 日出夫、神代 辰巳、工藤 栄一といった日本の映画界を代表する顔触れが揃っていました。
そして音楽を担当したのが、大野 克夫と井上 堯之でした。GSの流れを汲む"PYG"から発展した井上 堯之バンドの演奏による今回紹介する主題曲は今聴いても色褪せることはありません。
特に主題曲と共に流れた強烈なオープニング映像を憶えている人も多いでしょう。
新聞紙をナプキン代わりに首から下げ、熟れたトマトをかじり、コンビーフをかじり、クラッカーを食べ、魚肉ソーセージをかじり、牛乳瓶の蓋を口で開けて飲む・・・。何ともバランスの悪い朝食のように思えますが、実に美味しそうに食べるショーケンを観て、私もこの朝食を真似たこともありましたし、特に牛乳の蓋を口で開けるというのは学校でもちょっと流行りましたね(笑)
このシングル・レコードのおける井上 堯之バンドのメンバーは、ジャケット裏の写真で見た限り、井上 堯之(g)、大野 克夫(key)、岸部 修三(現在俳優として活躍している岸部 一徳)(b)、速水 清司(g)、田中 清司(ds)の5人です。1曲あたり2分程度なのでA面2曲、B面2曲が収録されていました。
ちなみにジャケット写真は加納 典明です。
ふと聴きたくなってレコードを引っ張りだして聴いていました。懐かしい~(笑)
「井上 堯之バンド / 傷だらけの天使」
01. 傷だらけの天使 / 作・編曲:大野 克夫
02. 天使の憂鬱 / 作・編曲:井上 堯之
03. 天使の享楽 / 作・編曲:大野 克夫
04. 天使の欲望 / 作・編曲:大野 克夫
それにしても「傷だらけの天使」では脇役にすぎなかった水谷 豊と主題曲を演奏していたベーシスト・岸部 一徳が、今では人気刑事ドラマ「相棒」の主人公と脇役ですがドラマには欠かせない重要なキャラクターとして共演しているのですから何とも感慨深いです。
レスが遅くなってすみません。
確かに世代間で評価は全く違うドラマだと思います。
当時15歳という年齢がドラマに夢中にさせたということでしょうね(笑)
「太陽にほえろ」あたりから、主題曲がレコードで発売されるようになりました。しかもインスト曲で・・・。
それだけ大野克夫さんの書いた曲が多くの人を魅了したということなんでしょうね。
まさにドラマのサントラ盤がリリースされるようになったのは大野克夫さんの功績が大きいでしょうね。
私も浩宮世代ですから、思い出はあります。でもちょっと外れてるかな。
ショーケンがかっこよかった、てとこに若さゆえ反発あり。でも後で見るとそうだなとも思ってしまいます。
型に嵌ってないようで、演出家のステレオタイプな作り方に口を尖らす人間だからでしょう。哲学者さんの気持ちもわかるような。
でもボクラは幸せだったかも。リアルタイムな体験ができた。若者が生き方を模索するのに、大人は知らん顔をしているようで大目に見ていた。だって脇役の岸田今日子や岸田森って、このあとはああいう生き方があるのか、って思えば、野放図に生きても彼らは自殺しないだろうと安心して見られますよね。
僕は最近「ナジャ」を聴いています。
絶対当時は聴かなかったから(^^)
このドラマは当時から好き嫌いがはっきり分かれてましたね。
それだけ個性の強い番組だったのでしょう。
私自身、ドラマの中のショーケンの生き方というよりも、金が無いけどお洒落には気を使うみたいな拘りがカッコ良く見えました(笑)
最近は劇画や漫画のドラマ化が多いようで、言葉は悪いですがお手軽な感じがするドラマが多いですね。
音楽もドラマもあの頃の方がわくわく出来るものが多いと感じてしまうのは、やはり歳なんでしょうね(笑)
音楽をそれ以上に大切な存在だと思っております。ブログ楽しく
拝見させていただきました。
1974年はまだ小学生でしたので、井上堯之、大野克夫と言えば、私の
場合、太陽にほえろの楽曲になってしまいます。個別の刑事のテーマ
曲、シーンに合わせた曲、どれも良かったです。今、聴いても古さを感じ
させないサウンド、さすがだなぁと思います。
最近、ブログ&HP始めました。よろしければご訪問ください。
レスが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
昭和の時代、アニメの主題歌がレコード(ソノシート)で発売されるのは珍しくなかったですが、
刑事ドラマのテーマ曲、しかもインスト・ナンバーがレコードとなり、ヒットを記録したというのは「太陽にほえろ」あたりからでしょうね。
そういう意味では大野克夫さんや井上堯之さんの功績は大きいですね。
本当に今聴いても古臭さを感じさせないメロディーだと思います。
オーディオはアナログ時代に少し懲りましたが、最近は全然です(笑)
横浜のvafanさんのブログ・HPで勉強させてもらいますね。
これからもよろしくお願いします。
珍しくテレビの話題なのですが・・・
日テレプラス
http://www.nitteleplus.com/program/drama/kizu_ten.html
今日から「傷だらけの天使」の集中放送がありますよ!
私は、以前、無料放送の日に「渡辺綱に小指の思い出を」が見れました。
ショーケンがいかさま博打に挑戦、
そして、小指をちょん切られるという、エゲツナイお話でした。
でも、とても、懐かしかったです!
もしも、日テレプラスと契約していなくても、
(というか、普通はしていませんね)
今回は、3月06日(日)放送分(第4話~ 第7話)は、
無料放送の日で、見れるんです。
私は、これだけでも・・・と思うので、録画チェックします。
どうでも良いお知らせでしたらすいません。
最新の3Dのお話についていけないもんで・・・(笑)
情報ありがとうございました。
私にとっては絶対に忘れられない思い出のドラマ「傷だらけの天使」。
しっかりと録画して、既にBDに落としました(笑)
たとえ4回分だけでもとても懐かしく嬉しかったです。
全部話を覚えていました。
この作品はBDでも発売されていて、いつかは買おうかなと思ってました。
今度仕事で疲れたら「傷だらけの天使」を見て、ストレス発散させようと思います(笑)
ショーケンの映画 おもしろいですね。 ドラマも好きです 音楽も好きです。萩原建一を語る会(名前検討中
私はとにかく『マカロニ刑事』以来ショーケンが好きで好きで
というタイプですが、『傷だらけの天使』はドラマとしては
正直、今一つという感じで見ていました。
Hなシーンが多くて親と一緒に見られないので、こそこそ
見ていたせいかもしれないですが(笑)。
もちろんショーケンと水谷豊、岸田森、岸田今日子のやり取り
は面白かったんですけどね。
例えて言えば、長嶋茂雄は大好きだけどジャイアンツは別に応援していない
って感じでしょうか。(違うか)
音楽はBGMも含めて抜群だったと思います。
ショーケンで言えば局が違う『死人狩り』『祭囃子が聞こえる』どちらも柳ジョージを主題歌に起用しているのは本人の意向なんでしょうか?
日テレの番組対抗企画でレイニーウッドをバックにショーケンが
『酒と泪と男と女』(たしか)を歌った記憶があります。
トレードマークのエキセントリックな歌い方ではなくて渋くて
良かったように記憶しています。
どうでもいいことばかりですいません。
音楽的に並べて売られたり、相互にステージつながりがあったと記憶します。
管理人さんが最近は忙しいので、勝手にコメントする非礼をお許しください。(^^;
レイニーウッドは人気全盛期の81年に解散していますが、あっけなかったですね。
上綱克彦さんは口を閉ざしてますが、柳ジョージさんとの確執は今も残っているようです。
それはともかく、「大阪で生まれた女」「本牧綺談」、
彼が歌ったことで、川島や、BORO、柳ジョージらに日が当たったことは否めないでしょう。
最近も事故を起こしたり、永遠の不良は変わらないですが、無責任だけれど楽しみです。
こういうワルな兄貴が健在だということに。
確かにライブでもバックバンド的にやっていますものね。
結びつきは強いと思っていましたが、レーベル的にも
同じで並べて売られたりしたというほどとは思いませんでした。
連続ドラマの主題歌を決定するなんていう大きな判断に
主演俳優の意見が反映されるものなのかなーという
疑問があったもんですから。
私の年代やもう少し若い方では、後から出てきた松田優作の
熱狂的ファンの方がずっと多いのですが、
マカロニ→ジーパンだけではなくて、音楽活動や
映画の役柄選択なんかでも、どこか後追いというような
気がしてしまうのです。
松田優作もかっこいいんですけど、僕にとっては
ショーケンがアイドルなんですよねー。
ちょっとサイトの主旨とはずれてしまってすいません。
同じショーケンが好きな人でも「傷だらけの天使」の評価は、人によって違いますよね。
実はこの3月にCS放送の日テレ+で放送されてました。
無料放送の時に(第3話からでしたが)に観て、その面白さを再認識しました。
TVを買い換えたばかりだったので、スカパーの16日間無料お試しを利用して続きを観て、
やはり最後まで観たいと日テレ+だけ視聴契約してしまいました(笑)
当時の印象とは違って、本当に楽しめましたよ。
学歴も金も無く、貧乏くじを引かされたような仕事ばかりを押し付けられ、
社会に取り巻くこずるい大人達に不満を感じながらも決して優しさを失わない若者を見事に演じてました。
このドラマは今観た方が良いかも知れませんよ。
ちなみに日テレ+では、今朝真夜中から「前略おふくろ様 Ⅱ」の放送が始まりました。
そして管理人を代行して頂き、感謝です。
実は役者としてのショーケンは大好きなんですが、歌は駄目でした。
長いお付き合いなので、既にお判りだと思いますが柳ジョージさん系のR&B色の強い音楽も苦手でして・・・。
シングル・レコードを何枚か買ったくらいでした。
この手の話題の時には、ぜひ管理人代理としてお手伝い下さい。
よろしくお願いします。
私のブログには、音楽に詳しい方が大勢集ってくれます。
特に記事に関係無い内容でも一向に構いませんよ。
管理人抜きで盛り上がってもらえれば、それはそれで嬉しいですから・・・。
これからも当ブログをよろしくお願いします。
『傷だらけの天使』は実はビデオで全部持っていて、繰り返し見ました。出来の悪い息子って感じなのかな―(笑)。
更新楽しみにしていますね。
PS 『前略おふくろ様』の主題歌はどうですか?>ショーケンの歌
「前略おふくろ様」、いや~面白いです。
ショーケン最高ですね。八千草薫さんも木ノ内みどりさんも坂口良子さんも桃井かおりさんも皆素敵です。
ショーケンの歌う主題歌のレコードも持っていますが、私は井上堯之のギターが印象的なインストの主題曲が好きです。
BSの方はリマスタリングされているようで、CSで放送された時より画像は綺麗ですね。
なので、今回は1話から最終話まで録画して保存盤にします。
ところで、今回のBS放送の方が「画像が綺麗!!」なんですか!
おー、それは、わかりませんでした。
我が家には、CS放送の分と比較しようにも、手持ちがないですからね(笑)
しかし、最終話までは、大分、先が長いですねー!
CS放送の様にリピート放送は無いですから、チャンスは一回限り、
くれぐれも失敗しない様にお互い頑張りましょう!