Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
ACO_Lady Soul ◇ 2010年 04月 01日
e0081370_21294246.jpg 

1990年代半ば、当時流行っていたAcid Jazzの流れを汲んだような洒落た音楽を聴かせてくれる女性シンガー・ソングライターが登場しました。具島 直子や今回紹介するACOもまさしくそんなシンガー・ソングライターの一人ですね。
今回取り上げるのはACOが1998年にリリースした3rdアルバムで、最高傑作と評判の高い『Lady Soul』です。

私がACOの音楽に最初に接したのは、以前紹介したコンピレーション・アルバム『SMOOTH VINTAGE』に収録されていた「揺れる体温 (UK mix)」でした。初めてこの曲を聴いた時の素直な感想は、「子供時代、学生時代に一体どんな音楽を聴いて育ったのだろう?」でした(笑)。ただ、曲は好きだったものの、そのヴォーカル・スタイルと言うか歌い方が私の好みではなかったので、アルバムを買ってまで聴こうとは正直思いませんでした。
ところが最近になって、ブログによくコメントを寄せて下さる"ケラさん"が、このアルバムを薦めてくれました。早速近所のBOOK OFFへ出かけ、1stアルバム『Kittenish Love』と『Lady Soul』を運良く見つけることが出来たので2枚とも購入。実際に聴いてみると、『Lady Soul』が最高傑作だという評判に偽りはありませんでした。
歌い方に関してはやはり私好みではないのですが、メロディーやアレンジがこのような歌い方を求めているかのようで、聴いていても全く違和感や嫌悪感はありません。むしろメロウでグルーヴィーなサウンドとメロディーに包まれ、何とも言えない空気感がとても心地良かったというのが素直な感想です。
ケラさん、良いアルバムを紹介してもらいました。ありがとうございました!

最初は似たような曲が多いと感じるかも知れません。私も実はそうでした(笑)。しかし、何回か聴いているうちに曲毎にそれぞれ違った魅力を感じるようになるから不思議です。ACOの作る曲の良さは勿論ですが、やはりアレンジの力も大きいでしょうね。なかなかこのサウンドを文章で表現するのは難しいので、興味があったらぜひ聴いてみて下さい。

『ACO / Lady Soul』
01. 揺れる体温 (After Hours Session)
02. やわらかい肌
03. Lady Soul (Day-lite Version)
04. こわれそうよ (Future Classics Version)
05. CATWALK
06. 熱いめまい (Album Version)
07. 眠れるネコ
08. INSIDE MY LOVE
09. Lady Soul (Twi-lite Version)
10. ふたつのてのひら

ピックアップ曲:
「揺れる体温 (After Hours Session)」 / 作詞・作曲:ACO、編曲:吉沢 朔
"After Hours Session"のサブ・タイトルがピッタリなアレンジ・演奏が最高です。この曲は本当に名曲ですね。知る人ぞ知る名ドラマー・GENTAのドラミングとネイティブ・サンのメンバーだったこともあるジャズ・ベーシスト・米木 康志のベース・プレイがゆったりとした心地良いグルーヴとなって耳に届きます。吉沢 朔のアレンジのセンスの良さに圧倒されます。もちろんピアノのプレイもですが・・・。

「やわらかい肌」 / 作詞・作曲:ACO、編曲:吉沢 朔
「揺れる体温」に続いてシングルとリリースされたナンバーです。01と打って変わって打ち込みによるグルーヴとエレピ、シンセを駆使したサウンドが印象的です。ヴォーカルの録音も凝っていて、ぜひともヘッドフォンで聴きたい1曲。

「こわれそうよ (Future Classics Version)」 / 作詞・作曲:ACO、編曲:吉沢 朔
極上のバラードです。美しいストリングスが印象的なんですが、それに加えてPeter Erskine(ds)とAnthony Jackson(b)という贅沢なリズム隊がバックを務めていて、地味ながらも実に渋いプレイを堪能出来ます。吉沢 朔のアレンジが冴えまくってます(笑)

「CATWALK」 / 作詞:ACO、作曲:ACO、渡辺 タカヒロ、GENTA、編曲:渡辺 タカヒロ
何とも懐かしい感じのFUNKYなサウンドが嬉しいダンサブルなナンバーです。GENTAのパワフルなドラミング、稲葉 政裕の軽快なギター・カッティング、元JUICY FRUITESのメンバーだった沖山 優司の太くてFUNKYなベースがたまりません。他の曲とは毛色が違いますが、これはこれで良いというか私はこのサウンドが大好きです(笑)

「眠れるネコ」 / 作詞・作曲:ACO、編曲:Albert Menendez
とにかく素晴らしい演奏に酔いしれてしまうナンバーですね。Albert Menendez(key)、Poogie Bell(ds)、Anthony Jackson(b)、Ira Siegel(g)、Bashiri Johnson(per)が奏でるサウンドの心地良さに尽きます。

「Lady Soul (Twi-lite Version)」 / 作詞:ACO、作曲:ACO、吉沢 朔、編曲:吉沢 朔
03と同じ曲ですがアレンジ違いです。03のアレンジは河野 伸で、これはこれで味があるんですが、私は断然ブラス・セクションを入れてダンサブルに仕上げたこちらのヴァージョンが好きですね。ギターのクレジットが洒落ているんですよ。Aco De Lucia(古川 昌義)となってます(笑)。

全曲レビューしても良かったくらいに捨て曲無しの傑作アルバムです。
Minnie Repertonの名曲のカヴァー「INSIDE MY LOVE」も良いですし、ラストの「ふたつのてのひら」のアコースティックなサウンドもかなり良いです。
90年代にも素敵な音楽が沢山あることを改めて実感したアルバムです。
[PR]
by kaz-shin | 2010-04-01 23:25 | J-POP | Trackback | Comments(5) | |
トラックバックURL : http://musicave.exblog.jp/tb/12409063
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by SaToshi at 2010-04-02 12:03 x
デビュー・シングルを車のラジオで聞いて、メロディーとか雰囲気を気に入ってCDを買っていました。
ところが、最初は気に入ったものの、ACOさんの曲だけをずっと聞いていると、バックの打ち込みサウンドの所為か、嫌になってきたんですね。
1曲1曲は悪くないと思うんですけど、このサード・アルバムから買っていません。「揺れる体温」のマキシCDまでです。
'98年11月の赤坂BLITZライブがスカパーで(生?)放送されたのを見て以降はほとんど聞いたことがないような気がします。
Commented by じょん at 2010-04-02 20:55 x
初めて聞いたので貪欲に四枚クリックしてしまいました。ありがとうございます。
Commented by ケラ at 2010-04-03 01:34 x
『眠れるネコ』を何度も繰り返し聴いてました。
90年代の音楽もなかなかいいですよ(笑。
Commented by kaz-shin at 2010-04-04 01:55
SaToshiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かにACOさんのアルバムだけを聴き続けると厭きるかも知れませんね(笑)
この3rdは比較的生のリズムを多く使っているので、聴き易いと思いますよ。
Commented by kaz-shin at 2010-04-04 01:56
じょんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
4枚注文しちゃったってことですか?凄い!(笑)
また聴いた感想を聞かせて下さいね。
<< YouTubeって凄い! ページトップ 訃報:しばたはつみさん >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon