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アロハ・ブラザース_世界のアロハ・ブラザース ◇ 2010年 05月 02日
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久しぶりのレビュー記事です。
今回紹介するのは、4月28日にリリースされたばかりの新譜です。
杉 真理と村田 和人が "ワールド・ミュージック探訪" をキーワードに、楽しい音楽を届けてくれるユニット"アロハ・ブラザース"の結成19年目にして初のアルバム『世界のアロハ・ブラザース』です。

そもそもアロハ・ブラザースというユニットは、1991年にFM局J-WAVEが番組の為に企画したユニットでした。
「DEANKA J-WAVE TRIAL」という番組の中で、月に一回、J-POPの往年の名曲を村田 和人、斉藤 誠を中心としたオリジナル・ユニット"21(twenty one)"がカヴァーした曲とアロハ・ブラザースのオリジナル曲を毎月交互に紹介していたようです。
この放送で流された楽曲は、J-WAVEが聴取者プレゼント用に2枚組のCD『"TOWN MUSIC SPECIAL" '91~'92 』として制作されました。
私はこの非売品CDをBOOK OFFで運良く入手できて、ひっそりと楽しんでおりました(笑)。その時のレビュー記事はコチラです。

アロハ・ブラザースの音楽の特徴は、笑っちゃう位にワールド・ミュージックだということ。
俗に"××っぽい"という言葉がありますが、音楽においてこの"××っぽい曲"を書かせたら日本一であろう杉 真理と、やはり"っぽい"曲を書かせたら抜群のセンスを発揮する村田 和人が組んだ訳ですから、楽しくない訳がありません。
とにかく聴いてもらえれば分かりますし、曲名だけでも想像出来るかと思いますが、ハワイアン、レゲエ、マリアッチ、スコットランド民謡、シャンソン・・・等、世界中の音楽のジャンルが集結しています。
杉 真理の歌詞も洒落ていて楽しいですし、二人のハーモニーも抜群です。

また、曲間に"Episode"というスネークマン・ショー的なコント(?)も収録されています。
このコントに声で出演しているゲストが凄いのです。佐野 元春、坂崎 幸之助、伊藤 銀次、須藤 薫、根本 要、山下 久美子、松尾 清憲、伊豆田 洋之、黒沢 秀樹、坂本 洋、タカハシカナコ、山本 英美という面々・・・、贅沢ですね(笑)

遊び心満載なんだけど、音楽としてちゃんとしている。それでいて楽しい!それがアロハ・ブラザースです。

『アロハ・ブラザース / 世界のアロハ・ブラザース』
01. 60分間世界一周
02. PAKALOLOは愛の言葉
03. とりあえずジャマイカ
04. 遥かなるエルドラド
05. Epispde 1
06. 恋はボリショイ
07. チャイは投げられた
08. Episode 2
09. パリの風の中 恋は消えゆく
10. 幻のスコットランドガール
11. 君のいないRAINY DAY
12.Episode 3
13. 浜辺のあの娘
14. テレマカシ・バニャ
15. 60分間世界一周(Reprise)
【ボーナス・トラック】
16. 神様のプレゼント
17. 君にしてあげられること(Demo)

解説:
今回は曲をピックアップしてレビューしてしまうと楽しさが半減してしまうので、おおまかにどんなスタイルの曲なのかだけ紹介していきましょう(笑)

まず01は、このアルバムのコンセプトそのものです。60分間の音楽で世界一周してしまおうという趣旨を歌ったプロローグ的な小曲です。東京を出発というイメージでしょうね。

まず最初に訪れたのは02、ハワイ・マウイ島のラハイナです。音楽は勿論ハワイアン。ゲスト・ミュージシャン、小林 潔のPedal Steel GuitarとUkuleleが雰囲気を盛り上げます。

次の訪問地は03、カリブ海の島国・ジャマイカ。音楽は言わずと知れたレゲエですね。

続きまして04、メキシコです。マリアッチを模した演奏(メインは打ち込みですが)が洒落ています。古川 昌義が"らしい"ギターを聴かせてくれます。Hand Clappingのクレジットに"トリオ・ロス・パンスト"と書かれていて細かい所で笑えます(笑)

メキシコから一気に飛んだ先06は、ロシアのモスクワ。音楽はコサック風です。この曲で"Hey!"の掛け声でクレジットされているのが"シベリア歓喜団"となっていて、洒落が効いてます。

ロシアの次は07、インドのゴアです。この曲はビートルズ時代にジョージが書いたインド音楽を彷彿させ、個人的にはお気に入りになっています。ビートルズ・フリークの二人ならではの曲かも知れません。歌詞が洒落ていて笑えます。

インドから09、フランスのパリへ。しっとりと聴かせるシャンソン風ナンバーに仕上げています。ギターは鈴木 茂。

パリから10、スコットランドへ飛びます。思い切りスコットランド民謡風な曲になっています。他の曲は、全て作詞は杉 真理、作曲は杉 真理&村田 和人なんですが、この曲のみ作曲に松尾 清憲が加わっています。三人分のパワーが見事に結集した1曲。

次に向かうは11、ニューヨーク。JAZZYなバラード・ナンバー。

東海岸から13、西海岸ロスへ。サーフィン・ホットロッド風ナンバーです。この手の曲は杉・村田二人ともお得意とするところですね。伊豆田 洋之(key)、山本 英美(g)参加しています。ここで村田 和人は何とベースを弾いてます。

最後の訪問地は14、バリ島ですガムラン奏者SORMAを迎えているだけあって、。雰囲気のあるガムラン風音楽になっています。

15で東京に戻ってきます(笑)

ボーナス・トラックには、ワールド・ミュージックのカテゴリに入らない曲を持ってくるところも凝っています。

このアルバム、結構リゾート・ミュージックとしても楽しめますし、快晴の休日にビールでも飲みながら聴くと気持ち良いと思いますよ。興味があったら聴いてみて下さい。楽しい音楽が好きな方にお薦めです。
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by kaz-shin | 2010-05-02 09:26 | J-POP | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by SaToshi at 2010-05-02 17:49 x
あっ、もう発売されてましたか。
欲しくても買えないから忘れていました。(苦笑)
このアルバムが発売されると知ったとき、収録曲を見たら、前にFMで聞いたらしきタイトルのがあったので、新録かどうか気になったんです。

ところで、最近はYouTubeに未CD化曲などをupすることが多くなっているようですが、僕も聞かせてあげたい曲はいっぱいあります。もちろん、特にFMライブ音源ですけど、不特定の人に聞かせたいとは思わないし、第一にアップの仕方を知らないから、どうしようもありません。(苦笑)
丸々コピーしてあげるのは問題があると思うので、その中の1曲とかなら許して欲しいという感じですね。(笑)
Commented by kaz-shin at 2010-05-02 23:01
SaToshiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
おそらくオケはFMで放送されたものと同じだと思います。
ただMIXも違っていて、当然音的にはかなり良くなっていて、歌が新録なのかまでは分かりません。

YouTubeにUpしているのは、文章を打つのが遅く、時間がかかり毎日レビュー記事を更新出来ないという苦し紛れのものです(笑)
YouTubeにUpすれば、対象はどうしても不特定の人になりますが、手っ取り早く聴いてもらえる方法なんです。
簡単に入手可能なCDを取り上げるつもりはありませんが、それでも問題が無いとは言えないのは承知しています。
なのでブログにリンクして、ブログを訪れてくれた人に聴いてもらえればそれで良いという思いでやってます(笑)
Commented at 2010-05-11 09:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kaz-shin at 2010-05-11 23:48
鍵コメさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
おそらく杉真理さんが中心となって作られたアルバムだということが伝わってくるアルバムですね。
80年代にはこのような楽しいアルバムが沢山ありましたが、今の時代にこんなアルバムを作ってくれたことが嬉しかったです(笑)
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