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振り返れば奴がいる_DVD化してくれ!! ◇ 2005年 10月 09日
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脚本家・舞台作家の三谷幸喜の書いた作品が好きで、TVドラマ、舞台、映画等を殆ど観てきた。本来コメディーを中心にずっと脚本を書いてきた人なのだが、少し異例な作品がある。1993年にフジテレビで放映されたTVドラマ『振り返れば奴がいる』である。

内容は、織田裕二扮する冷酷で金に汚いが外科医としての腕はピカ一の医師:司馬 江太郎と石黒賢扮する本来医者としてあるべき姿を追い求める正義の医師:石川 玄との対立を軸に大病院の内部の紛争や問題、医療に関する問題にメスを入れた感じのものだった。冷酷な医師:司馬の過去や苦悩が明らかになっていくと、彼の本来の姿が浮き彫りになっていく。

このドラマが何故異例なのか・・・。三谷幸喜と言う人は、コメディー専門と言ってもいい人なのにこのドラマには笑いの要素が殆ど無いのである。コアな三谷ファンならば思わずニヤリとする場面が多いのだが・・・。はっきり言ってしまえば、三谷らしく無いのである。ドラマのストーリーは良く出来ているし、ドラマの完成度も高い。それまで軟弱な役柄が多かった織田裕二が、このドラマをきっかけに役者としての幅を広げたのも事実だと思う。ニコリとも笑顔を見せない織田裕二の芝居は新鮮だったし、このドラマから織田裕二という役者が好きになった程だ。
何故、三谷は笑いの無い脚本を書いたのか・・・。実は、当初書いた脚本はコメディー・タッチのものだったらしいのだ。スタッフの手によって変更されシリアスなドラマになっていったということらしい。それならば納得がいく(笑)

自分の知らない所で脚本が直される事は、TVの世界ではよくある事なのかは不明だが、三谷自身はショックだったことだろう。当時の三谷は舞台の世界では、ある程度名が売れていただろうがTVの世界ではこれからという頃だったに違いない。そんな背景も重なったのでないかと思う。

しかし、転んでもただでは起きないのが三谷幸喜である(笑)この時の勝手にシナリオを変更されてしまった話を元に書いた脚本が、自分でメガホンを取った映画『ラジオの時間』だという。この映画も好きな作品の一つで、発想が面白いなと思っていたらこういう背景があったと知って余計に笑えた。いかにも三谷らしい(笑)

過去のTVドラマがどんどんDVD化される中、これほどのドラマが未だにDVD化されていない。一説によるとビデオ化されたのもかなり後になっての事らしい。ドラマの中で「尊厳死」などの難しい問題に触れていたからという話もあったが真偽の程はわからない。兎に角好きなドラマなんでDVD化を希望する!よろしく、ポニー・キャニオンさん!
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by kaz-shin | 2005-10-09 22:08 | MOVIE / DVD | Trackback | Comments(0) | |
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