しかし、本業の歌手顔負けの歌を聴かせてくれる女優となると数える程度しか存在しないのではないでしょうか。
今回紹介する和久井 映見は、私個人的にはそんな本業の歌手顔負けの歌を聴かせてくれる女優の一人だと思っています。
まず声質が良いですし、リズム感も悪くない。加えてナレーションの仕事も多いだけあって滑舌も良いですから、歌詞カードを見なくても歌詞の内容が理解出来ます。これって意外に重要だと思うんですね。
勿論、メロディーの乗せ方でかなり変わってくることはありますが・・・。
まあ、これは私が和久井 映見の歌が好きなので贔屓目の意見だと思って下さい(笑)
今夜紹介する音源は、1993年リリースの通算6作目のアルバム『PEARLY』の中からの1曲です。
最近UPしている音源は、"夏向き"の曲が中心ですので今回も夏がテーマ(タイトルに入っている程度ですが・・・)の曲を選んでみました。
私のお気に入りの1曲になっています。聴いてみて下さい。
「始まりの夏」 / 作詞:芹沢 類、作曲:亀井 登志夫、編曲:門倉 聡
Drums : 湊 雅史
Bass : 根岸 孝旨
Guitar : 小倉 博和、堀越 信泰
Keyboards : 門倉 聡、菅原 弘明
Sax : Jake H Concepcion
Chorus : 広谷 順子、Rajie、菅原 弘明
(アルバム・クレジットより抜粋)
アイドル歌手でスタートしていてもおかしくないキャリアです。
確かに歌はうまいですね。声質も悪くない。この一作は93年だから22から23才の頃のものですが、毎年アルバムも2枚近く出していたので、歌の活動もコンスタントにしていたことに気づきました。
もしも18才以前にデビューしていたら、けっこういいコレクションになっていたのに、というのが感想です。
アイドルフェイスでなかったのが、事務所の理由だったかもしれません。
女優として売れたのが先になると、どうしても歌の印象は後になります。もったいなかったですね、和久井さん。
「もしも」はないのですが、森高なんかはやっぱり歌から入って話題が盛り上がるので、少し損をされているように思えます。
私も和久井さんの歌を聴くようになったのは、このブログを始めてから皆さんに薦められたからなんです。
この『PEARLY』というアルバム、良い曲が揃ってまして凄く気に入っている1枚です。
BOOK OFFを探せば、250円か500円程度で入手出来ると思いますので、機会があったら聴いてみて下さい。
いかにもバラードというバラード曲が入っていないのがまた面白いんですよ。
選曲が素晴らしいと仰ってくれて、本当に嬉しいです。
しかし、実情はこの季節に聴いたら気持ち良いだろうなということで単に選んでいるだけなんです(笑)
ですから、次の曲がご期待に副えるかどうかは分かりませんが、これからも楽しんで頂けたら嬉しいです。