そこへきて突然の猛暑・・・。老体には何ともキツイです(笑)
さて、あるシンガーの持ち歌を後に別のシンガーがカヴァーするというのは特に珍しいことではありませんよね。
ただ、アイドル系歌手の持ち歌を他のアイドル系歌手がカヴァーするというのは、そのオリジナルを歌ったアイドルの持つイメージというものもあるので結構難しいのではないかと思います。
歳をとって働きの悪くなった私の頭で思い浮かぶ曲と言えば、三木 聖子と石川 ひとみが歌った「まちぶせ」くらいなものです。
「まちぶせ」の場合、曲のタイトルがそのまま一緒ですが、中にはオリジナルとカヴァー曲でタイトルを替えてしまうケースも稀にあります。
南 佳孝の「モンロー・ウォーク」を郷 ひろみが「セクシー・ユー」というタイトルでカヴァーしたのが、そのケースでしょうね(歌詞も違ってましたが・・・)。
そこで今回はアイドル系歌手の持ち歌を他のアイドル系歌手がカヴァーした曲を紹介しようと思います。しかもオリジナルとカヴァーの2曲両方を・・・。
まずはオリジナルの方から。
金井 夕子が1979年にリリースしたアルバム『CHINA ROSE』に収録されていた(シングル曲ではありません)「マヤマヤ ビーチ」です。
金井 夕子は、"さ行" の発音が独特です。この何とも居心地の悪さを感じるような発音が魅力だったりもします(笑)
まずは聴いてみて下さい。
金井 夕子 「マヤマヤ ビーチ」 / 作詞・作曲:尾崎 亜美、編曲:鈴木 茂
Drums : 渡嘉敷 祐一
Bass : 岡沢 茂
E. Guitar : 鈴木 茂
A. Guitar : 吉川 忠英
Keyboards : 山田 秀俊、佐藤 準
Percussion : 斉藤ノブ
Chorus : EVE
Trumpet :数原 晋
Trombone : 平内 保夫
B. Sax : 砂原 俊三
A. Sax : ジェイク・H・コンセプション
T. Sax : 村岡 健
次はカヴァー曲の紹介です。
岩崎 良美が1983年にリリースしたシングル曲「月の浜辺」です。
タイトルは違いますが、歌詞もメロディーも全く一緒です。
岩崎 良美 「月の浜辺」 / 作詞・作曲:尾崎 亜美、編曲:大村 雅朗
如何でしたか?
2曲ともアレンジもなかなか良い感じです。テンポとアレンジの違いで随分雰囲気も変わりますよね。
実際に聴いてみて、どちらが好みでしたでしょうか?
たまにはこういう試みも面白いかなと思って、今日はこんな形にしてみました。
金井 夕子の「マヤマヤ ビーチ」はシングル曲ではありませんから、知っている人は少ないであろうこの曲を何故岩崎 良美がカヴァーしてシングル・リリースしたのか?
私の勝手な推測なんですが、まずは二人が同じレコード会社であり、渡辺 有三がプロデュースを手掛けていたというのも一緒なんですね。
そして、尾崎 亜美に提供してもらった曲でヒットしたというのも二人の共通点なんですね。
勿論楽曲そのものが良かったので、シングルでも通用すると考えたということもあるでしょう。
いすれにしても70年代終盤~80年代前半特有の演奏の素晴らしさが際立つ曲でもありますから、その辺りの違いを楽しんで聴いて頂けたら嬉しいです。
どちらのバージョンも素敵ですが、どちらかと言えば金井夕子のほうがいいかもしれません。
舌足らずな甘いボーカルが良いです。
金井夕子のCD-BOX持ってますよ!
尾崎亜美自身もセルフカバーしてますね。
金井夕子のカバーだと知ってる限りで他には、
松本典子/パステルラヴ
星野真里/パステルラヴ
庄野真代/ジェントルグッバイ
コシミハル/走れウサギ
尾崎亜美/海(女)~空(男)へ
尾崎亜美/銀幕の恋人
山口美央子/可愛い女と呼ばないで
があります。
ホント、カバー曲っていろいろあって把握しきれない程ありますね・・・。
タイトル変えてるとわかりませんし、
何気に初聴きしたアルバムに「あれ?」って感じでカバー曲入ってたり・・・。
インディーズものやドマイナーアイドルがカバーをやってると、
原曲より音痴になっていて面白かったりします。
いつも楽しく拝見させてもらっています。
自分のブログでそろそろ尾崎亜美を取り上げたいと思い、色々悩んでいた時に今日の記事がドンピシャにヒットしました。
もしよろしければ、ブログを書く際に参考にさせてもらっても構わないでしょうか?
情報ありがとうございました。
「Pastel Love」がカヴァーされているのは知りませんでした。
他は知っていたり、聴いたことがあったのですが・・・。
ただ、「Pastel Love」に関しては金井さんを超える歌唱は無いのではないかと思っております(笑)
今回の「マヤマヤ ビーチ」に関しては、岩崎良美さんのカヴァーは結構良いなと思っています。
タイトルを替えたのも良かったように感じますね。
いかにも80年代らしいアレンジも良いのですが、金井さんのアレンジの方が好みだったりします(笑)
どうぞこんな薄い内容の記事で良ければ参考にして下さい。
ブログ拝見しました。
セルフカバーの曲について詳しく紹介されていて、大変参考になりました。
これからも覗かせて頂きますね。
サラリーマン社会では50代は窓際だけど、ボランティアではかなり若い方。盛り場で独り飲んでるには、ちょうどいい中間世代。
ところで松本典子はめっちゃいいですよ。
ストローハットかベルフラワーのアルバムが手に入ったら、ラッキーなのですが、シングル曲の「青い風のビーチサイド」もしくは、アルバムを代表するナンバーだった「いっぱいのかすみ草」。youtubeで検索して、今の時代は聴くことができます。
麻生圭子がアイドル歌手に詞を書いていた時代の作品中で最も好きな2曲です。
弱音は吐きたくないのですが、精神力で肉体をカバー出来なくなっているのを痛切に感じます(笑)
さて、松本徳子さんは聴いたことがないです。
随分前ですが、中古店で『ストローハット』は見かけたことがありますが、最近は見かけません。
今度見つけたら買って聴いてみますね。
いつもありがとうございます。
亜美さんは結構セルフカバーしている曲が多いですよね。
提供曲であってもどこか"亜美節"みたいなところがあって、ご自身で歌っても違和感を感じさせないところがありますね。
松本典子さんを探しているのですが、なかなか見つかりません。
オークションには出ていますが、手頃な値段とは言い難いので躊躇しています。
もう少し探してみます。
そのころレコーディングしていたアルバム『Save Me』が秋に発売されましたが、タイトル曲の「Save me お願い」が、やはり尾崎亜美さん作詞・作曲、大村雅朗さん編曲で、私のお気に入りのナンバーです。
ヤンタンのラジオの中では、アルバム作るときに亜美さんと電話やスタジオでよく相談に乗ってもらったりして楽しそうな雰囲気が伝わってきました。動画サイトで、"尾崎亜美 岩崎良美"で検索すると、そんな亜美さんと良美さんの楽しい会話風景が見られる当時の番組の録画がヒットしたりします。
うーん、亜美&良美作品群は、聖子ちゃんの「天使のウィンク」に決して引けはとらないと思う名曲たちだと思うんですけどね・・・意外とヒットしなくて残念。
いつも情報ありがとうございます。
良美さんと聖子さんと比べた場合、アイドルとしての存在感の違いが大きかったような気がします。
曲も良いし、歌も上手い。でも聖子さんほどヒットしないのは、そんな部分だったのかも知れないと思っています。