またもや沢山コメントを頂戴しておきながら、レスが遅くなってしまいました。本当にごめんなさい。
50歳を過ぎてるんですから、もっと趣味を絞って落ち着いた感じになれれば良いのですが、あれこれとやりたいことが多くて困っています(笑)
ただ、ブログに関しては少しでも長く続けたいと考えていますので、マイペースな更新になると思いますが温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
さて、今夜紹介する曲はどんな曲をUPしようかなと考えていた時、突然頭に浮かんできた曲です。何故この曲が浮かんだのかは不明ですが・・・(笑)
その曲は、私の大好きなシンガーである須藤 薫が1981年にリリースした2ndアルバム『PARADISE TOUR』に収録されていた「素敵なステディ」です。
須藤 薫は、日本で数少ないPOPS数多く提供しているのが杉 真理。
杉 真理の楽曲を歌わせたら本人以外で1番似合うのが須藤 薫でしょうね。今回紹介する曲ももちろん杉 真理の作曲によるナンバーです。
曲は勿論ですが、町支 寛二のコーラスも素晴らしいのでぜひ聴いてみて下さい。
「素敵なステディ」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:杉 真理、編曲:松任谷 正隆、コーラス・アレンジ:杉 真理
Drums : 林 立夫
Bass : 高水 健司
E.Guitar : 松原 正樹
A.Guitar : 笛吹 利明
Keyboards : 松任谷 正隆
Percussion : 斉藤ノブ
Alto,Tenor & Baritone Sax : Jake H. Concepcion
Harp : 山川 恵子
Background Vocals : 町支 寛二、杉 真理
この薫姫の第二アルバム、ファーストの「シェフズ・スペシャル」のトーンを継承して、「楽しさが弾け出るような」感じに外装が、仕上げられたと思います。
「アメイジング・トイズ」「プラネタリウム」くらいまで、50’sアメリカのテーストと共に、スギマサミチ節の良質さをみんなに知ってもらおうと、「そんなに売れなかった」このあたりのアルバムまで、ソニーは決して手を抜くことがなかったですね。大学4年のときに、大阪のCBSソニー支社の就職説明会に並んだ私も、その点は評価していました。
有川正沙子作詞と言うのが時代を、感じさせます。彼女に興味を持たれたら少しリンク先を読まれてみてください。
最後にこの頃のジャケット制作は、コンピュータ以前だったので、オール切り貼りだと思います。左下の「greeting from paradise tour」のカード風のデザイン部は、文字に写真を焼き込み、ここの部分だけで1個1個が手作りで完成したものを、ペタンと最後に傾けて置く、そのフィニッシュの瞬間が今では何とも懐かしいです。
須藤さんのヴォーカルの良さっていうのは個人的に同路線の竹内まりやほど声が太くなく、ラジほど細くなく、人懐っこい感じで日本人的な感じがする所じゃないかな、と思ってます。裏声が好きですね。
この時代のアルバムはコンセプトとかをしっかり打ちたててますね。というか洋邦とわず昭和の、コンピューター技術が発達してなかったころのジャケの方が好きなんですよね。味があるというか…人肌があるというか。
彼女のポジションも、杉さんが提供する良質なポップスも含めて、今よりずっと多層的な音楽リスナーとマーケットが成熟していた時代であったと、証言いたします。
それから、情報伝達のクッションやもどかしさ。判り合えた友人やGFとのコミュニケーション含めて、音楽にまつわる思い出の多かった時代だったなと、回想いたします。
須藤薫さんの1stとこのアルバムのジャケットは、CITY POP全盛の中においては異色な印象を持っていましたが、
彼女のPOPな音楽を見事に表現しているジャケットであることは間違いありませんね。
CDサイズではインパクトは薄いですが、アナログ盤LPサイズのジャケットだと強烈なインパクトがありましたから・・・(笑)
有川さんの記事読みました。有川正沙子さんと竜真知子さんの二人は、80年代のCITY POPを支えてきた女流作家だと思います。
その作品数も含めて、凄い作詞家だと思います。