名匠トミー・リピューマがプロデュース、アル・シュミットがエンジニアという最強コンビにより製作されたAORの名盤中の名盤。1977年のリリースのマイケル・フランクスの2ndアルバム。トミー・リピューマはJAZZ・FUSIONをはじめとして様々なジャンルでプロデュースをこなす才人である。このアルバムの完成度の高さも前作の『The Art Of Tea』 同様、トミー・リピューマとアル・シュミットのコンビの功績が大きいだろう。
レコードの解説にも書かれていたが、マイケル・フランクスは歌がお世辞にも上手いとは言えない。味があると言えば言えなくもないが・・・(笑) その自分の歌の技量をマイケル自身がよく知っていて、その辺りをカバーするような曲作りをしているところが凄い。それに加えて、クラウス・オガーマンのアレンジの良さとジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、ラリー・カールトン、デヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーというクルセイダースを中心とした豪華メンバーの演奏があり、それをトミー・リピューマが纏めるという完璧なフローが完成する(笑) これで悪い作品になる訳がないのだ。
マイケル・フランクスの音楽のベースになっているとも言えるブラジル音楽・JAZZのエッセンスがちりばめられ、どの曲も素晴らしい作品である。中でも名曲「Antonio's Song-The Rainbow-」は、その後数え切れない位カバーされている。曲のエンディングのサンボーンのソロは、鳥肌ものである。違いのわかる大人の人にお薦めの1枚。
カバーされた「Antonio's Song」の1番のお気に入りは、1980年に石川セリがリリースした洋楽カバー・アルバム『NEVER LETTING GO』に収録されているもの。オリジナルに負けない位に完成度が高い。
石川セリを持ってくるあたり、流石Kaz-shinさんですね。私はベタな今井美樹を持ってきてしまいました(笑)。
今井美樹さんのカバー・アルバムは知りませんでした。
これはぜひ聴いてみたいと思ってます。
良い情報ありがとうございました。オフで探してみます(笑)
それにしても、夏に聴くにはピッタリのアルバムですね~
ブログを始めた頃の記事なんで、乏しい内容の記事で恥ずかしいです。
これは本当に名盤だと思います。
いずれ記事をPart2という形でレビューを書きたいと思ってます。
ohiroさんのブログへ後ほどお邪魔してゆっくり読ませて頂きますね。