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Toshiki Kadomatsu vol.3_WEEKEND FLY TO THE SUN ◇ 2005年 11月 02日
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1982年リリースの2ndアルバム。1982年は、J- POPの当たり年と言える。山下 達郎 『FOR YOU』、山本 達彦 『I LOVE YOU SO』、大瀧詠一・佐野元春・杉真理 『ナイアガラ・トライアングルVOL.2』、須藤 薫 『AMAGING TOYS』、杉 真理 『OVER LAP』、村田 和人 『また明日』 等数え上げたらきりが無い。デビュー・アルバム 『SEA BREEZE』 でかなり強烈な印象を残してくれたが、ある意味本気で角松に興味を持ったのはこの2ndからだった。

当時大学生だったはずだが、そのアルバムの完成度の高さに驚かされた。まだこの頃は、プロデュース・アレンジには関わっていないが、ミュージシャンの起用に対しては要望を出していたという話を聞いた事がある。初の海外録音でもある。

このアルバムの素晴らしい所は、まずコンセプトがしっかりしている事。OLの日常を1週間という時間の流れの中で描いており、時系列に曲が進んでいく構成になっている。アルバム全体として物語が出来上がっている訳だ。あきらかに意識して曲作り、曲順を考慮して作られているずだ。カタログ見本のようなデビュー・アルバムとは大きく違う。
ミュージシャンの起用に関しても驚かされた(笑)
年代的に見れば、この頃日本のアーティストが海外録音と言えば、AORブームの影響も大きかったのか猫も杓子もAIRPLAYやTOTOの面々とやりたがる傾向が強かった。ところがこのアルバム製作に集まったミュージシャンは、ジョン・ロビンソン(Dr)、ルイス・ジョンソン(Bass)、カルロス・リオス / アル・マッケイ(G)等であった。
ジョン・ロビンソン、ルイス・ジョンソンのリズム・ユニットは、あのクインシー・ジョーンズの一派でマイケル・ジャクソンの名盤 『OFF THE WALL』 でのプレイでも有名だし、カルロス・リオスは、ジノ・バネリのアルバムで脚光を浴びて人気・実力共に上昇気流に乗った勢いのギタリストである。
当時この辺りのミュージシャンと共演していた日本人アーティストはほとんどいなかったは だ。ミュージシャンの人選だけで既に"やられた"状態であった(笑)

収録されてる曲に関してだが、まず 「OFFICE LADY」。シャッフル・ビートの気持ちの良い曲。この曲だけは、ジェフ・ポーカロに叩いて欲しかった。
「RUSH HOUR」 は、当時の流行ったリズム・パターンの一つ。ドゥービー・ブラザーズを彷彿させます。ミディアム・バラードの好ナンバー「BRUNCH」。
TOMTOM84らしいアレンジの 「SPACE SCRAPER」 等、これは!!という曲は無いものの、どの曲も洗練された曲ばかりだ。
聴いていてニヤけたのが 「CRESCENT AVENTURE」。サビのメロディーがまんまNiteflyteの名曲 「If You Want It」 だったからだ(笑)
これをパクリと言う人もいるだろうが、私はそうは思わない。自分の好きな曲に対して「こういう曲を書きたい」と思うのは当然であって、むしろ角松の音楽的嗜好や影響されたアーティスト・楽曲が垣間見れて楽しい。
アルバム全体を通して良くまとまった作品で、初期の作品の中で1、2位を争う位好きなアルバムである。ファンの間であまり語られる事が少ないようだが・・・(笑)



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Side A. FRIDAY TO SUNDAY
Side B. I'LL CALL YOU
2ndシングル。B面曲がアルバム未収録だったので購入したもの。「I'LL CALL YOU」のオリジナル・テイクは、このアナログ盤のみでCD化されていない。こういう曲をアナログ→デジタル変換してCD-Rに焼いて聴くのも私の大事な趣味のひとつである(笑)
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by kaz-shin | 2005-11-02 00:17 | Toshiki Kadomatsu | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by katsuhiko at 2005-11-02 01:20 x
コレですよ コレ! ワタクシの初角松
初めて聴いた時目から鱗? 食い付きましたね!
達郎でもないサザンでもない 海夏ぽくって都会的
決して音質が良いと言う感じでは 無いのですが
ナンでこんな 空気感が出せるのか!
今でも 無人島に一枚アルバム持っていって良いと
言われれば コレを持って行きます(爆)
この当時のバラードBRUNCHは特にいいですね~(マイナーな曲ですが)

Kaz-shinさん他でこんな感じのアルバムあったら教えてくださいませ(爆)
Commented by kaz-shin at 2005-11-02 12:25
書き込みありがとうございます。
こんな感じのアルバムですか・・・ん~難しいですね。
でも、海夏ぽくって都会的なアルバムで言うとショーグンやAB'Sで
お馴染みの芳野 藤丸のソロ・アルバムはお奨めですね。
1. 『YOSHINO FUJIMAL』 1982年リリース
2. 『ROMANTIC GUYS』 1983年リリース
の2枚は良いですよ。まだ入手可能だとは思います。
いずれBlogでも紹介するつもりでした。

角松の2ndって確かに音悪いですよね。デジタル・リマスタリングして
再発希望です(笑)
Commented by FM at 2005-11-03 04:31 x
はじめまして。
角松作品と小6の時出会って9年あまり、
僕はこの人の音楽のルーツを探ることが楽しくて
一時期AORやR&B、Fusionばかり聴いてました。
その中では特に、Al Jarreauの「Breakin' Away」にこのアルバムへの
影響を垣間見ることが・・・、というかそのまんまですね。
個人的には「Friday to Sunday」のイントロにおけるアレンジ
Thomas Washingtonの華麗な腕捌きが堪りません。
Commented by kaz-shin at 2005-11-03 06:56
FMさん、はじめまして。
小6で角松を聴いてたとは・・・驚きです。廻りで角松を知ってる友人
なんていなかったでしょ?(笑)
角松の作品を聴いていると、「ああ、○○っぽいなぁ」と思いながらニヤけてしまう場合が多いですね。
エアプレイ、スティーリー・ダン、ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェル、ジノ・ヴァネリ、チャカ・カーン、トッド・ラングレン、シーウインド、ラーセン・フェイトン・バンド、リー・リトナー等等・・・。
角松のアルバム・プロデュース作品について、これからも書いていきますので、また覗きにきて下さいね。
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