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Toshiki Kadomatsu vol.5_ON THE CITY SHORE ◇ 2005年 11月 10日
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何とも80年代的なタイトルのアルバムである。1983年リリース。3枚目にして初めてのセルフ・プロデュース、セルフ・アレンジ(ブラスとストリングス・アレンジは佐藤 準)のアルバムとなった。かなり力の入った音作りをしている感じが微笑ましい。いかにも夏・海といったイメージのアルバムは、このアルバムが最後となる。このアルバムが角松との出会いとなったファンも多いようだし、人気の高い作品となっている。

このアルバムでは、スタジオで活躍するミュージシャンは最小限に抑えて、角松自らが探してきた無名のミュージシャンを起用している。おそらく自分のイメージする音を実現すべく、最適なミュージシャンを探したのだろう。
そのメンバーの中には、今やTOPミュージシャンとして活躍しているベースの青木 智仁、キーボードの友成 好宏がいた。角松のミュージシャンを見る目に狂いは無かったと言う事になる。

発売当時は、かなりお気に入りのアルバムだった。最近改めて聴き直すと気付いた点があった。このアルバムでのアレンジ・演奏は、角松の気合の表れなのか、かなり力が入っている。まるでFUSIONバンドのようだ。凝ったアレンジと高度な技術を必要とする演奏が、角松のボーカルの弱さを引き出してしまっている。
当時まだ今ほど歌は上手くないのは仕方ないとしても、ミキシングでの音のバランスも関係するとは思うが演奏が強すぎる気がする。
試しにこのアルバムをヘッドフォン(イヤホン)で聴いてみるとよくわかる。途中で片方のヘッドフォンをはずしてみると、演奏ばかりが耳につくはずだ。あきらかにボーカルが弱い。

プロのアレンジャー、例えば松任谷 正隆や坂本 龍一のアレンジだとボーカルの入っている部分の演奏は実に控え目なのだ。出る所と引く所のコントラストをつけたアレンジである。このアルバムは、バンドの演奏が始めから終わりまでテンションが一緒のような感じがする。初セルフ・アレンジと言う事で仕方のない事かもしれないが・・・。今ならこんなアレンジはおそらくしないだろう。ボーカルをもっと大切にするはずである。

ただメロディ・メーカーとしての才能はさすがと思わせる。いかにも海・夏といった感じの「Off Shore」、CMソング(Schickのシェーバー)に起用され、ライブではお馴染みの「Take You To The Sky High」。新しい方向性を示唆する「Take Me Far Away」等、好ナンバーが多い。人気が高いアルバムだというのが頷ける1枚である。



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Side A. TAKE YOU TO THE SKY HIGH
Side B. LONELY GOOFEY
3rdシングル。アルバムに先行して発売されたと思う。「TAKE YOU ~」は、アルバムとは違うバージョンのもの。間奏のソロが数原 晋のトランペットになっている。アルバム・バージョンではシンセ・ソロ。この曲もB面曲もオリジナル・テイクはCD化されていない。
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by kaz-shin | 2005-11-10 01:08 | Toshiki Kadomatsu | Trackback | Comments(0) | |
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