Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
大貫 妙子_MIGNONNE ◇ 2005年 11月 16日
e0081370_0143751.jpg 

今回のプロデューサーは、音楽評論家の小倉 エージ。プロデュースを専業としている者でさえ、名盤と評価されるアルバムを製作するのは難しいのに小倉 エージはいとも簡単に名盤を作ってしまった。
1978年リリース。白状すると、最初はこのアルバムは2~3回聴いたのだが、地味という印象しか残らずレコード・ラックに収められたままになっていた。それから25年以上の月日が流れ、先日BOOK OFFでこのアルバムのCDを見つけた。懐かしさと750円という価格に惹かれ購入した。改めて聴いてみて驚いた。凄く良い!名盤だ。

好きな音楽のジャンルというのは、それ程変化していないように思う。しかし、細かな部分での好みは年齢を重ねる毎に変化してゆくのだろうか?このアルバムの印象が昔と今でこんなにも変わったことに驚いている。収録曲は佳曲ばかりだし、瀬尾 一三と坂本 龍一のアレンジがまた素晴らしい。
瀬尾 一三はフォーク系のアーティストのアレンジが多かったので、こんなに洒落たアレンジをするとは思っていなかった。
坂本 龍一のアレンジは、1970年代後半の仕事はどれも素晴らしいものばかりで拝んでしまいたくなる程だ(笑)

01. じゃじゃ馬娘
02. 横顔
03. 黄昏れ
04. 空をとべたら
05. 風のオルガン
06. 言いだせなくて
07. 4:00 A.M.
08. 突然の贈りもの
09. 海と少年
10. あこがれ

このアルバムの特徴としては、非常に贅沢なギタリストを起用していることだろう。曲によっては、二人をバッキングに一人をソロという風に多い場合は3人のギタリストが参加している。
参加している豪華ギタリストは、水谷 公生、鈴木 茂、松木 恒秀、杉本 喜代志、吉川 忠英、
松原 正樹、高中 正義という顔ぶれ。全編ギターが目立つ作りになっている。
収録曲も人気が高い01、エポや矢野 顕子もカバーしている02、竹内 まりやに提供した08等大貫 妙子の代表曲と評されるものも多い。

アルバムの完成度とは裏腹に全く売れず、消沈した大貫 妙子は2年間アルバムをリリースしなかったという話を聞いた事があるが、真偽は定かではない。
次作からは、ヨーロッパ路線の音楽に移行した。良いアルバムもあるが、今はこのアルバムがベストだと思う。自信を持ってお薦め出来る1枚である。
[PR]
by kaz-shin | 2005-11-16 00:16 | PRODUCER | Trackback | Comments(5) | |
トラックバックURL : http://musicave.exblog.jp/tb/1872107
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by kotaro at 2007-05-25 15:46 x
モノクロの印象的なジャケット、快作アルバムです。でも私も
後のヨーロピアン3部作(ロマンティーク、アヴァンチュリエール、クリシェ)を聴いてからこのアルバムに戻って「へえー」と感心した記憶があります。

チャーや世良公則、ユーミンも売れていてCity Popの市場も成熟しかけていましたが、この頃は洋盤を聴くのが先で邦盤の私家集はポピュラーになり得にくい状況でした。

大貫さんはCMタイアップの「黒のクレール」(マクセルUD、同時に吉田美奈子とラジ起用)でようやく注目を集め、そこからコアなファンが支持し始めたと思います。

坂本龍一氏の若い頃のフランス映画を思わせるような仕上がりの作風。他にあげれば及川恒平の「なつかしい暮らし」も素敵です。ほぼ同じ時代で六文銭の詩人、及川と坂本の世界がオーバーラップしています。


Commented by kaz-shin at 2007-05-26 02:11
kotaroさん、コメントありがとうございます。
記事にも書きましたが、アルバム(LP)を買った当時はそれほど良いとは思っていませんでした。
本当にごく最近聴き直して、このアルバムの良さが分かったような次第です。
ご本人が出演していたマクセルのCMも懐かしいですね。
「黒のクレール」、「Black Eye Lady」、「ブラック・ムーン」。どれも良い曲でした。

及川恒平さんて聴いたことが無いですね。坂本さんが絡んでいるとなると
面白そうですね。機会があれば聴いてみたいです。
情報ありがとうございます。
Commented by kotaro at 2008-11-03 02:37 x
連休はゆっくりお休みでしょうか。80年代にター坊がNHK FMで1時間50分自分で語った特集番組のテープが出て来たのでダビングしながらこれを書いています。
「サンシャワー」の頃の友達、坂本龍一と作ったアルバムが(本人は『売れる/売れないという言葉を使うのは嫌いです』と断っていますが)結果的に内輪の満足だけで終わったことから、会社を変わって心機一転、小倉エージをプロデューサーに招いて「ミニヨン」を出したことは事実。
ですが本人は『評論家に対する抵抗感が随分』あり、『結構けんか』しながら作ったようです。
Commented by kotaro at 2008-11-03 02:38 x

本人も出す側も意気込んでいたのに関わらず結果がでなくて、「ロマンティーク」まで間が空いたことは認めています。
多くの他人の作品にコーラスで参加しているのはこの頃ですね。
78-80年のこの間に日本の音楽シーンはすごく成長したと思います。
山下達郎がCity popの地位とジャンルを作り坂本龍一はYMOから世界に認められ、…。
身近な世界観が丸っきり変わって成功への扉が開いたような。
その後の大貫さんも独自の世界とポジションを作り多くのファンに支持されて現在に至るのですが、この「ミニヨン」が屈折した彼女の魅力を一番含んでいるように思えるのですが、また時期が来たら「セカンドインプレッション」を書いてみてください。
長文失礼いたしました。
Commented by kaz-shin at 2008-11-03 23:17
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
先週は仕事がハードで、疲れも溜まってしまいなかなか記事を書く気が起きませんでした。
土日で那須へ行き、紅葉を見たり、動物に触れ合ったり、温泉に入ったりしてリフレッシュしてきました。
また明日から忙しい日々が待ってますが・・・(汗)

私はヨーロピアンな感じのター坊のアルバムはあまり好きではなくて、どちらかというと初期作品が好きです。
そんな中、特に好きなのがこの『MIGNONNE』です。
今読み返すと陳腐な記事ですね~(笑)
ぜひともPart.2で詳細なレビュー記事書こうと思います。
<< 杉本 喜代志_L.A.MASTER ページトップ 増尾 好秋_GOOD MORNING >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon