1990年代を代表するアーバン・メロウの名盤。1996年リリースのデビュー盤。アルバム収録曲が粒揃いの佳曲ばかり、しかも全10曲中全ての曲の作詞、9曲が彼女の作曲である。ソング・ライターとしての才能も素晴らしいものがある。初めて彼女の曲を聴いたのは、コンピ・アルバム 『Smooth VINTAGE』 の中に収録されていた 「Candy (KC melts "Miss.G" Remix)」だった。独特なグルーヴと声に魅了されてしまい、早速BOOK OFFで、このアルバムを格安で購入した(笑)
プロデュースは、桐ヶ谷 俊博。このブログでも紹介した桐ヶ谷 仁のお兄さんである。プロデュースのみならず、全曲のアレンジと作曲を1曲手掛けている。具島 直子の声の特徴と彼女の書いたメロディを最大限に生かしているアレンジである。メロウ、クール、ウェット、ハートフル、そんな言葉がよく似合うアルバムだ。
01. Melody
02. Candy
03. 台風の夜
04. My steady girl
05. モノクローム
06. Love song
07. Dream for
08. My friend
09. 今を生きる
10. Melody (English version)
01や02は、このアルバムを代表するメロウなナンバーだし、ボサノバ風の03も良い。とにかくはずれの無い曲ばかりである。詞に関しては、あまり興味がないので詳しい事は書けない。しかし、等身大の自分を表現しているのかなという気がする。何と表現すれば良いのかわからない彼女の独特なボーカル・スタイルによく似合う詞とメロディー。ぜひ体験してもらえればと思う。
02の 「Candy」 は、名曲である。アルバム収録のものも良いが、↑で書いた 『Smooth VINTAGE』 には、松尾潔がリミックスした12インチ・バージョンが収録されている。どちらも素晴らしいテイクなのでお薦め。現在アルバムは、廃盤のようだが中古店で探せば見つかると思う。
すっきりしないお天気が続きますが、毎年なぜか梅雨の時期になるとこのアルバムが聴きたくなります。以前に仰っていたと思いますが、90年代以降は私も新譜をあまり買わなくなりました。心を惹かれるものが少なくなったことが原因ですが、具島さんは数少ない例外でした。実は最近の彼女の活動状況が知りたくて検索していたところ、この記事に行き着きました(笑)kaz-shin さんがレヴュ-されていたことを見逃しておりました(汗)灯台下暗しですねえ(笑)
仰るとおり”アーバン・メロウの名盤”ですね。彼女のお声は山川さんを彷彿させます。全編を通してクールで都会的、ちょっとウエットですよね。なんとなく曇りがちな今の季節に、昼夜を問わず合うような気がします。
このアルバムは本当に良いですよね。
初めて「Candy」を聴いた時に「これは良い!」と思いました。
今読むと恥ずかしい内容ですね、いつかPart.2を書きたいと思います(笑)