リリカルとかブリリアントという表現をされる事の多いピアニスト、デヴィッド・ベノワが87年にリリースしたGRPレーベル移籍第一弾のアルバムです。このジャケット写真は、2002年のGRPレーベル20周年記念に再発されたものです。
実は、デヴィッド・ベノワに関しては完全に後追いで、リアルタイムでは聴いてませんでした。と言うのも、87年頃にはFUSION系の音楽から遠ざかっていました。別に理由があった訳では無いのですが、興味が薄れていたというところです。最近になって、FUSION系のコンピを聴いていたら、ラス・フリーマンとデヴィッド・ベノワの共演した曲を聴いて興味を持ちました。そして、このアルバムにたどり着いた訳です。
年末の慌しい時期、年賀状作り等でPCに向かって作業している時等にBGMとして聴いている事が多いですね。歌モノですと集中できないもので・・・(笑) 今年も大活躍した1枚です。
01. FREEDOM AT MIDNIGHT
02. ALONG THE MILKY WAY
03. KEI'S SONG
04. THE MAN WITH THE PANAMA HAT
05. PIECES OF TIME
06. MORNING SOJOURN
07. TPOPICAL BREEZE
08. PASSION WALK
09. DEL SASSER
10. THE LAST GOODBYE
デヴィッド・ベノワの魅力は、何と言っても高音部でのフレージングの良さと、流れるようなプレイにあると思います。
彼が使用している楽器は、このアルバムでは
Kawai MIDI Electric Grand Piano
Kawai Grand Piano
Kawai K3 Synthesizer
Yamaha DX7 Synthesizer
の4種類のようですが、良い音しているんですよ。Kawaiのピアノも良いですね。
軽快なリズムに歯切れの良いピアノ・プレイ、キャッチーなメロディで親しみやすいタイトル曲の01。喜多嶋 修の琴が、雰囲気を醸し出している02。奥さん(日本人らしいです)に捧げたバラード曲の03。爽やかな朝をイメージさせる06。風のようなピアノ・プレイが気持ち良い07等、FUSIONを聴くという堅苦しさを必要としないと言うか、イージー・リスニングを聴くようなリラックスした感じで聴けるアルバムです。
とは言え、ジェフ・ポーカロ、エイブラハム・ラボリエル、ラス・フリーマン、ダン・ハフ等の名手が良い仕事してますので、FUSION好きもニンマリ・・・そんな1枚です。
おそらくこれが今年最後のアルバム紹介になると思います。明日はシングル曲を予定してますので・・・。
来年も和モノのネタが多くなると思いますが、良かったら覗いてやって下さい。
デヴィッド・ベノワは聞きやすいサウンドだとは思っているんですけど、
僕は洋楽系にはなるべく手を出さないようにしているものですから、
ベノワもアルバム単位では聞いたことがありません。
喜多嶋さんはランチャーズ時代から興味があって、
「弁才天」からリアルタイムでレコードを買っているので、
中古で見つけたら買ってみようかな。
喜多嶋さんが参加しているのは、1曲だけです。
初めて喜多嶋さんの奏でる和楽器に出会ったのは、横倉 裕さんの
『LOVE LIGHT』でした。和楽器の可能性と言うか、琴や琵琶が
西洋の楽器にも劣らない素晴らしい楽器だと教えられました。
喜多嶋さんのアルバムは『SWEET CHAOS』しか持ってませんが、
愛聴盤です。
ベノワは本当に聴きやすいですから、中古で見つけたら買っても損は
無いと思いますよ。
お久しぶりです。
ベノワはフュージョンのピアニストでも
1位2位を争うほどの好きなアーティストです。
このアルバムだとタイトル曲も好きですが、
KEI'S SONGが何とも好きです。
フリーマンとの共作第2段も出ているので、それもお勧めですよ。
はじめまして・・・ではないですか?もしかしたらHN変ってるとか?
間違っていたらすみません。でもコメントありがとうございます。
嬉しいです。
ベノワは、最近聴きだしたので逆にお薦めがあったら教えて下さい。
私もベノワのピアノのタッチが好きです。良いメロディーも書きますし。
これからもよろしくお願いします。
その時は"DENTA"でしたから、わからなかったですかね。
混乱させてスミマセンでした。
記事にも書かれていますが、フリーマンとの共作、
"The Benoit/Freeman Project"(邦題:ミラージュ)はお勧めです。
オリジナル盤を是非聞いてみてください。
2人が奏でるLA系の心地よいメロディがたまらなくいいですよ。
Earth, Wind & FireのAfter The Love Has Goneも
オリジナルの色を崩さなく、カバーされていますし。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000001T9/qid=1136727681/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-5519575-4969040
第二段の"The Benoit/Freeman Project 2"(邦題:ステッピン)も
お勧めです。
突起する曲はないけど、上質なスムーズジャズが聞けます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00025EU0Y/ref=pd_bxgy_img_2/250-5519575-4969040
両作ともLA系では何気に珍しくサックスが入っていません。
2人が意図的にそうしているのですが。
ソロ作は、そーですね・・・、GRP期のは基本的に全部好きですが、
うーん・・・
この時期に肖ってWating For Spring何かいかがでしょう?
スムーズジャズ/フュージョンというより
コンテンポラリー・ジャズといった感じですが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000001QO/qid=1136727602/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-5519575-4969040
初期、AVI期の楽曲をリテイクした"Summer"もお勧めですね。
(今は冬だけど・・・)
GRP気の頃とはまた少し違う、彼の若い頃の、
つまり瑞々しいメロディが気持ちいいです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066A8D/qid%3D1136727923/250-5519575-4969040
ついでに私のブログ内でのレヴューも(笑)
http://spaces.msn.com/members/musicandbooks/Blog/cns!1pqx4sh0TGgf7E8u9Wg_bhrw!665.entry
http://spaces.msn.com/members/musicandbooks/Blog/cns!1pqx4sh0TGgf7E8u9Wg_bhrw!432.entry
まあ、奔放にレヴューを書いていますが、
少しでも参考になれればと・・・
DENTAさんでしたか、そうかなとも思ったんですが表記が違うので
失礼があってもいけないと思いまして・・・。失礼しました。
いろいろご紹介下さってありがとうございます。
後ほどレビューの方は、ゆっくり拝見させてもらいますね。
実は、『ミラージュ』は持っています。これもGRP20周年盤ですけど。
あとはまだ聴いた事が無いですね。
これから、聴いていきたいとは思ってましたので参考になります。
ありがとうございました。