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山下 達郎_GO AHEAD! ◇ 2006年 01月 02日
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長い間音楽鑑賞を趣味にしていると、衝撃を受けたアルバムと言うか、自分にとってとても重要なアルバムに出会う事がしばしばあります。このアルバムも私にとってはそんな重要な1枚です。
邦楽、つまりJ-POPに対する認識を変えられた1枚でした。日本でもこんなに格好良い音楽が存在する事、そういう音楽を作れるアーティストがいる事を教えられたアルバムでした。
このアルバムは、1978年のリリースで達郎にとっては通算4枚目のソロ・アルバム(ライブ盤も含む)です。
シュガー・ベイブの時代から、『 Circus Town 』、『 Spacy 』も聴いてました。しかし、ただ聴いていたに過ぎなかったのかも知れません。その音楽性の格好良さに気付いて無かったのでしょうね。
このアルバムを初めて聴いた時のショックは忘れられません(笑)

01. Overture
02. Love Celebration
03. Let's Dance Baby
04. Monday Blue
05. ついておいで(Follow Me Along)
06. Bomber
07. 潮騒(The Whispering Sea)
08. Paper Doll
09. This Could Be The Night
10. 2000トンの雨(2000t Of Rain)

まずは達郎の代名詞とも言える多重録音によるア・カペラ・コーラスから始まります。次に笠井 紀美子に提供した曲のセルフ・カバーの02。笠井 紀美子バージョンは、日本語詞でアレンジも鈴木 宏昌によるものでどちらかと言えばFUSION系のサウンドですが、こちらはベースが効いたFUNKYなアレンジです。
03は、キング・トーンズの78年のアルバム『 RESURRECT 』の為に書き下ろした曲のセルフ・カバーです。
ハチロク(8分の6拍子)の名曲04は、村上 秀一、岡沢 章、松木 恒秀、佐藤 博というこの手の曲には欠かせないメンバーで録音されています。渋いです。
ポップでキャッチーなメロディーで、体が自然に動いてきそうな05。
1番衝撃を受けた曲06でした。日本人にこんなにハードなファンクが出来るんだと・・・(笑) 工事現場のようなSEからFUNKYなベースにギター・カッティング。痺れましたね、本当に。
バラード曲の名曲07は、トッド・ラングレンやホール&オーツのテイストに憧れて作った曲だとか。1st、2ndアルバムのカラーを引き継いだ08。MFQのカバー09.
地味に思えながら聴き込むとそのメロディーの良さに引き込まれる、隠れた名曲10。

それまでのどのアルバムよりも、バラエティーに富んだアルバムですね。
それには理由があったのです。この頃の達郎は、セールス的にも伸び悩み、契約的な問題を抱えていた時期でした。本人は、このアルバムが最後になるかも知れないから、好きな事を好き勝手にやって終わらせようと思って作ったアルバムらしいのです。
低予算の為、達郎自身が電卓片手に費用をあれこれ計算しつつ、短時間でレコーディングされたアルバムだったようです。
世の中何が幸いするかわからないものですね。そんなアルバムが私にとっては、重要なアルバムになったのですから。このアルバムがなかったら、こんなにJ-POPは聴いていなかったと思います。本当に好きな1枚なので、新年早々の記事で書かせていただきました。

それにしてもジャケットが・・・(笑) 絶対にジャケ買いなど有り得ぬジャケットです。
一応イラストは故ベータ佐藤氏なんですが、素材がこれでは・・・ですね。
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by kaz-shin | 2006-01-02 23:38 | J-POP | Trackback(3) | Comments(8) | |
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Commented by major_keys at 2006-01-03 19:36
新年1発目はこれですか!超強力なのが出ましたね。パチパチ。
私儀、実は「達郎ファン」とか言いながら「For You」以外の旧作はベスト盤で済ましちゃってるんですよね。本作はジャケットのインパクトが強すぎて(爆笑)優先順位が一番下でした。真剣に購入検討します!
Bomberかっこよすぎです。
Commented by kaz-shin at 2006-01-04 00:08
こんばんは。
数多く持っているCD、レコードの中でも趣味の悪いジャケットのBest3
に入ると思いますね(笑)
でも、中身は良いですよ。捨て身の強さと言うか、バラエティ豊かで達郎の魅力が詰まってます。このアルバムとの出会いが邦楽探求のきっかけ
になりました。持っていて損の無いアルバムだと思いますよ。
Commented by 240_8 at 2006-01-04 20:52
こんばんは。
いいですね。山下達郎。大好きです。
個人的には「青山純」のドラムが好きなので、村上ポンタのドラムの本作は、若干苦手なんですが(苦笑)。
ファンク色が強いポンタと、ジェフ・ポーカロのようにシャープな青山純、といったところでしょうか?
Commented by kaz-shin at 2006-01-04 22:55
240_8さん、コメントありがとうございます。
私も達郎さんのサウンドには、青山さんのドラムが1番似合うと思います。
昔、達郎さんが「青山は16ビートが下手だ。」と言っていたのを聞いた事
があるんですが・・・。そうは思えないんですけどね(笑)
Commented by Sken at 2006-07-11 08:26 x
皆さん、ジャケットが嫌なようですね。
私は、中身が好きなのであんまり気にしてませんでした。
実際LPでは大きな絵ですし、当たり前ですが。
Commented by kaz-shin at 2006-07-11 20:31
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ジャケットに関しては嫌いではないのですが、一般的にジャケ買いしたいと
絶対に思わないだろうなと・・・(笑)
中身が良いだけに、ジャケットがもっと良ければもっと早くにグレイクして
いたような気もします。
Commented by アンクル・トム at 2009-04-01 19:12 x
とうとう買っちゃいました『GO AHEAD!』
リマスター盤で安く売ってましたよ。
『Monday Blue』『潮騒』『Paper Doll』が気に入りました
『潮騒』はこのアルバムに入っていたんですね
聴いた事はあったのですが 曲のタイトルも知らなかったので
じっくり聴かせてもらいました。
『Paper Doll』もいいですね 初めて聴きましたが
こういう音 結構大好きなんです。
Commented by kaz-shin at 2009-04-02 00:46
アンクル・トムさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
何だか押し付けちゃったみたいで・・・すみません(笑)
でも気に入って頂けて嬉しいです。
このアルバムには相当カルチャー・ショックを受けました。
80年代の達郎さんのサウンドを支えた青山&伊藤コンビのリズム隊ではありませんが、
そこがまた面白く新鮮に聴けたのではないでしょうか。
聴き込むとまた違う曲も魅力的になってくると思いますよ。
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