今回紹介するプロデューサーは、私がデビュー以来25年間聴きつづけているアーティスト・角松 敏生です。
角松 敏生は、FUSION、ロック、歌謡曲等アーティスト系のプロデューサーとしては珍しく、多方面にわたり幅広いプロデュース業を展開しています。そんな彼の初のプロデュース作品がこのアルバムです。
1983年にアニメ主題歌「Cat's Eye」のヒットを受けて製作されたアルバムです。当時、杏里と角松は同じ事務所に所属していた関係から、杏里の82年のアルバム『HEAVEN BEACH』で3曲の楽曲提供から始まり、次のアルバム『Bi・Ki・Ni』ではアナログA面全ての楽曲提供、アレンジ、演奏を担当してました。そして、このアルバムでフル・プロデュースに挑戦する事になったようです。
01. CAT'S EYE (NEW TAKE)
02. WINDY SUMMER
03. STAY BY ME
04. A HOPE FROM SAD STREET
05. YOU ARE NOT ALONE
06. 悲しみがとまらない
07. SHYNESS BOY
08. LOST LOVE IN THE RAIN
09. DRIVING MY LOVE
10. GOOD-NIGHT FOR YOU
角松 敏生の作詞・作曲が、02、03、07、09、10の5曲。康 珍化・林 哲司のコンビの作品が05、06の2曲。杏里作曲が04、08の2曲。小田 裕一郎作曲が01となっています。
アレンジは、林 哲司が05、角松・林コンビが06、それ以外は角松が受け持っています。
大ヒット曲01は、角松がリ・アレンジしていてより一層ダンサブルな仕上がりになっています。02は、いかにも当時の角松らしいナンバーで夏・海路線全開(笑) メロウ・グルーブの03もいかにも角松らしい1曲。軽快でPOPなナンバー04は、杏里の作品です。やはり林 哲司は、日本のデヴィッド・フォスターであると再認識したバラード曲05。さすが林 哲司ですね、名曲です。
角松が林 哲司に依頼して作ってもらったという、これまたヒットした06。角松流AORという感じの07も良い仕上がりになっています。物憂気な雰囲気がメロディー、アレンジによく表れている08。CITY POP感全開の09。最後は、しっとりと角松節のバラードで幕を閉じます。
杏里は角松との出会い以降、それまでのアメリカン・ポップス路線からダンス系の音楽へと路線が変化していき成功を収めます。この辺は、プロデューサー・角松 敏生の与えた影響は大きかったと思いますね。
角松のプロデュース作品の中でも、群を抜いた素晴らしさです。
他の作曲者の曲も角松節に生まれ変わってますし、何と言ってもリゾートとダンサブルとの調和具合がバツグンですよねー。
なのにこないだブックオフでは250円で売られていた・・・。
ちょっと悲しい出来事でした(泣)。
でも思わず買ってしまった私はもっと残酷??
その頃たぶん、たぶんですが彼はラジオ番組をもっていたのかも
だって、毎日のように彼の曲がながれてましたから
仕事中だったので全身耳状態では聴けませんでしたが
その中でとても気に入った曲があってずっと気になっていて
10年後にやっとその曲名が判明!
「The Best Of Love」
やっとみつけたぁ!って感じで嬉しかったです。
kaz-shinさんの記事とぜんぜん違うんですが・・・
思わず書いてしまいました。
オフでは¥250コーナー常連の杏里ですが、これと「COOOL」は見ませんね。「TIMELY!!」は一度¥250で一度見つけました。オフなら両方とも¥250で発掘出来ると思います。
daisukeさんも書いてくれてますが、BOOK OFFでも80年代初期の
フォーライフ時代のものはあまり見かけません。
それが、250円ならお買い得ですよ。
初のプロデュース作品で、セールスのTOP1になったというから驚きです。
プロデューサーとしての手腕は確かに凄いものを持ってる気がします。
角松に関しては、カテゴリを作って記事書いてるくらいですから、
どんどん語って下さっても構いませんよ(笑)
全アルバム・レビューを考えてますんで、良かったらそっちも覗いて
下さいね。
「Bi・Ki・Ni」、「TIMELY!!」、「COOOL」辺りのCDは、確かにオフでも
あまり見かけませんね。流通量が少ないのでしょうか?
「COOOL」も好きなアルバムなんで、そのうちに書きたいと思ってます。
その時には、またコメントよろしくお願いしますね(笑)
2曲目からは空気が変わる気がしないでも無いですが
特にWINDY SUMMERが好きですね!次の
STAY BY MEへの流れといい どことなく角松節で
今となっては懐かしい感じのアレンジがですが
当時はイントロ聴いただけでワクワクしましたよ
「WINDY SUMMER」のイントロは、もろ『ON THE CITY SHORE』路線
ですもんね。いかにも当時の角松って感じですね。
実は、杏里のアルバムで角松関連ですきなのは、『Bi・Ki・Ni』なんですよ。
プロデュースはしてませんが、楽曲の良さが際立っていて好きなんです。
いずれ紹介したい1枚です。
最近登場のCD「杏里 the Best」に、角松敏生さんの関連した曲が1つもないことを指摘して、そのCDを敬遠している人がかなり多いようですが。
私がこの人と聞いて連想する曲がその「Cat's Eye」なのですが、それとほぼ同じ頃、というか同じ「昭和58年7月」から流れ出した、「デリケートに好きして(by太田貴子)」と一対になっているんですよ、私の中では。
どうお考えでしょう?
私は杏里さんをデビューした時から知っております。デビュー・シングル
「オリビアを聴きながら」も好きで購入しましたが、アルバムを買うように
なったのは当時好きだった角松さんが楽曲提供した『ヘヴン・ビーチ』からです。
角松さんの楽曲・アレンジ曲が目的であったのは事実ですが、「Cat's Eye」に
関しては、シングル・テイクの方が好きだったりしますよ。
このアルバムの「Cat's Eye」は、あくまでアルバムのカラーに合わせて
リ・アレンジされたものでしょう。それはプロデューサーの意向でもあるでしょうが・・・。
要は、どの時代の杏里さんの音楽が好きかで変わってくるんではないですかね。
ダンス・ナンバーが好きな人、デビュー当時の音楽が好きな人、角松さんが絡んだ曲が
好きな人等色々いますからね。
私の場合で言えば、角松さん絡みの曲を聴きたければそのアルバムを聴きますから、
ベスト盤に角松さん関連の曲が入っていなくても、別に購入するかしないかには影響しませんね。
太田貴子さんは全く聴いた事が無いので、コメント出来ません。ごめんなさい。
私の挙げた「Cat's Eye」は、うーん、その分類で言うなら、「ダンス・ナンバー」の類に入るのでしょうか??
まあ私としては、杏里さんもそうですが「アニメ関連曲の話が舞い込んだ」歌手の方々は、その後でライブコンサートを開く時には、そこに来るはずの「アニメから入ったファンの人たち」をどう思うか、そこを考える必要があると思いますよ。
杏里さんは「Cat's Eye」の後も、長く日本でアーティストとして活躍していらしたようですから、そんなファンの方々にも、結構寛容に接していたのでは、と思うのですけど。
アメリカのミュージシャンと結婚、という話になったと聞いたので、「少しは嫌がっていたかも?」とも思えています。
<この前「太田貴子」の名前を出したことについては>
うーん、「Cat's Eye」と全く同じ頃の1曲として挙げたのですが…。
Amazonで「杏里 the Best」が紹介されたのに、私もコメントを入れましたが、そこでもその「太田貴子」の名前を2回出した上で、「星4個」という高評価をつけましたよ。
アニメ主題歌を歌ったアーティストに対して、そのアニメを好きな皆さんが
主題歌を聴いて、そのアーティストのファンになるというケースって多いでしょうね。
それでもライブへ足を運ぶというからには、主題歌1曲聴きたいが為ではなく、
そのアーティスト自身の音楽が好きになってライブへ行くというのが普通のような気がします。
そうなると、アーティスト側からはファンの区別って難しいと思いますよ。
ライブへ足を運んでくれた人達の為に、一生懸命に歌っているはずですから・・・。
ですから、アニメをきっかけにファンになった人達を煙たがるようなことは無いと思いますよ。
ベスト盤にしても、自分の聴きたい曲が入っていなければ買わないというのは、
当然のことだと思いますし。
その自分の目当ての曲が、角松さん関連の曲なのか、ダンサブルな曲なのか、
またはアニメ関連の曲なのかの違いでしょうね。
太田貴子さんについては勉強不足で申し訳無いのですが、歌を聴いたことが無いので
コメントのしようが無いです。ゴメンナサイ。
杏里さんと角松さんのコラボ作品の中で。唯一CDで持っていないのが『Heaven Beach』なんです。
もちろんアナログは持ってますので楽しめるのですが・・・。
杏里さんに関して私なりの評価がありまして、デビューから1984年の『COOOL』位までは
シンガーとしての杏里の成長期で、1985年の『WAVE』以降の作品においては
ソング・ライターとしての成長が著しい時代だったと思っています。
もちろん1985年以降でも『MYSTIQUE』や『SUMMER FAREWELLS 』は愛聴盤です。
特に「ALL OF ME」や「ボーイフレンド」は杏里さんのソング・ライターとしてのセンスが光る
名曲だと思っています。ただ、1985年以降のアルバムはCDで買い直さずにベスト盤で済ましてしまっています(笑)
角松さんらしさが出ていて好きなアルバムです。
「WINDY SUMMER」も角松節全開で好きですが、私としては次の「STAY BY ME」がお気に入りです。
その時に同時に購入した「Heaven Beach」も良いですね。「Heaven Beach」では、何といっても「Last Summer Whisper」の哀愁漂うメロディと歌詞が好きです。今でもお気に入りの曲です。
いつかKaz-Shinさんに紹介してもらいたいアルバムです。
何とも古い記事にコメントありがとうございます(笑)
実に内容の薄い記事でお恥かしい限りです。
『Heaven Beach』は、角松さんの記念すべき作家デビューの作品ですね。
そう言えばまだ『Heaven Beach』は取り上げていませんでした。
リクエストありがとうございます。近々必ず記事を書きますね。
その時はまた、コメントをよろしくお願いします(笑)