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山本 達彦_POKER FACE ◇ 2006年 01月 10日
山本 達彦_POKER FACE_e0081370_0123410.jpg 

J-POPの中でも、AOR色が1番強いアーティストではないかと思っている山本 達彦の3rdアルバムです。1981年リリースされたこのアルバムは、井上 鑑のアレンジで統一された(1曲を除く)POP色の強いもので、彼の作品の中でも好きな1枚です。フィリップス時代最後のアルバムで、次作品から東芝EMIへ移籍しています。この頃、ちょうどアレンジャーとして井上 鑑がブレイクしていた時期で、多数のアーティストの作品を手掛けていましたね。少しワンパターンなアレンジが時代を感じさせます(笑) しかし、清水 信之のようなPOP色の強いアレンジだと山本 達彦の独特なメロディーが活きなかったかもしれません。

01. 恋のマッド・ゲーム
02. SHINING ROOM
03. さまよえる時間旅行者
04. LOVE LETTER ON THE SIDE SEAT
05. SUNRISE HIGHWAY
06. FLY TO ME
07. 星を着た魔女
08. RETURN TO 1974
09. LONELY TONIGHT
10. 夜のピアノ

今 剛のギターが印象的で、明るいPOPなナンバー01。02は、ドゥービー・ブラザーズの「What A Fool Believes」のリズム・パターンを上手く使った曲です。最後の今 剛のギター・ソロが良いです。03は、いかにも井上 鑑って感じのアレンジですが、こういうメロディーにはよく似合っています。山本 達彦らしいナンバーだと思います。しっとりとしていて、美しいメロディーを持ったバラード曲04。
スピード感溢れる曲ですが、どことなく歌謡曲っぽい05。土方 隆行と松原 正樹のツイン・ギターが格好良い曲です。キャッチーなメロディーな06は、このアルバムの中でも特にPOPな曲でしょう。名手・杉本 喜代志のナイロン・ストリング・ギターによるボサノヴァのリズムが堪らない07。個人的に大好きな08は、サビの部分のリズムと山本 達彦の多重コーラスが気持ち良い曲です。間奏のギター・ソロが松原 正樹なのも私にはたまりません(笑) どことなく杉 真理を彷彿させるようなナンバー09は、夜の高速を飛ばしながら聴きたいような1曲。ここでも松原 正樹のギター・ソロが炸裂します。名曲バラード10は、山本 達彦のピアノによる弾き語りです。

大好きなアルバムなんですが、CDは持っていません。CD化されたのは知っていたのですが、買いそびれました。今は廃盤で入手困難なようで、再販を強く希望したい1枚です。
by kaz-shin | 2006-01-10 00:13 | CITY POP / J-AOR系 | Comments(4) | |
Commented by daisuke_Tokyocity at 2006-01-10 21:43
こんばんは!
これまた、中古で見つけるのは至難な技のCDですね。(ありそう
でないCDですね。)
山本達彦といい、中原めいこといい、東芝EMIはゴールデンベスト
で済ませちゃっていますからね。
安部恭弘のオリジナルを再発させたのだから、是非オリジナルを
再発してほしいですね。頼みます!
内容は時代がいいですよね!DOOBIEを使うなんて、いいなー!
Commented by kaz-shin at 2006-01-10 22:03
daisukeさん、こんばんは。
東芝時代とこのフィリップス時代のCDは、オフでも見かけませんね。
もし、このアルバムを見つけたら絶対に買いですよ。
しかし、80年代初め頃って本当に勢いがありますね。時代の力とでも
言うんでしょうか。沢山のアーティストを輩出して、良いアルバムを相次いで
リリースしてましたから・・・。再発して欲しいです、本当に。
Commented by kotaro at 2008-11-16 10:39 x
ようやく、姉貴から借りて来ていたファーストの「突風〜sudden wind」と2枚目のメモリアルレインを聴き終えました。
この3枚目のPokerFaceも随分早い時期に取り上げておられたのですね。フィリプス時代の音源は随分貴重なようですね。
まず、「突風」ですが、裏方苦節したあと、先にメジャーデヴューしていた同級生、渡辺香津美のアシストと全詞を伊達歩(伊集院静)が手がけているのが目を引きます。この2人の友の手を借りてやっと出せたという感じでしょうか。
地味な作品が多いのですが、姉は気に入り随分聴き込んだようで意外でした。

メモリアルレインの方はぐっとポップな感じになりましたが、その後の
I Luv You soやマティーニアワーの頃の氏はまだ想像できません。
松任谷正隆のアレンジが結構いきています。
こちらはチャンスがあれば紹介記事を書かれることをお勧めします。
参加ミュージシャンも実力派揃いになりました。

夏に借りたのにやっとインプレッション。私も人のことは言えません。
姉も忘れてるでしょうが、ジャケットの間からコンサートで歌う生写真が何枚か出て来たのには驚きました。
すべてはRETURN TO 1979ですね(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-11-16 22:15
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
この『POKER FACE』が、山本達彦さんとの出会いのアルバムでして
実はこれ以前の2枚のアルバムは聴いたことがありません。
近々フィリップス時代の音源を含めた本人監修のベスト盤がリリースされるようなので、期待しているのですが・・・。

本当に好きで繰り返し聴いてたアルバムなんで、本当はアルバムとして再発して欲しかったです。
お姉さんは今でも山本さんの音楽を聴かれているのでしょうか?
もしそうだとしたら凄いですね。
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