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ERIC TAGG_DREAMWALKIN' ◇ 2006年 02月 28日
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昨日紹介したリー・リトナー繋がりで、今日は1982年に日本のみでリリースされたエリック・タッグの3rdアルバムを紹介します。当時のキャニオン・レコードのフュージョン関連のレーベル、AGHARTAレーベルから発売されました。プロデューサーは、リー・リトナーです。
エリック・タッグとの出会いは、リー・リトナーのヒット・アルバム『RIT』でした。名曲「Is It You?」や「Mr. Briefcase」での歌声が強く印象に残っています。リトナーのプロデュースでアルバムをリリースするというのを知り、おそらくAOR色が強い作品だろうと思い購入しました。予想通りの極上のAORアルバムに仕上がっています。バックのミュージシャンもリトナーはもちろんのこと、デヴィッド・フォスター、ドン・グルーシン、エイブラハム・ラボリエル、ジョン・ロビンソン、ネイザン・イースト、トム・スコット等・・・豪華な顔ぶれですから、紛れも無いAORサウンドと言った感じですね。

01. No One There
02. Marianne (I Was Only Joking)
03. Promises Promises
04. Dreamwalkin'
05. In The Way
06. A Bigger Love
07. Crybaby
08. Just Another Dream
09. Marzipan
10. Maos De Afeto

01は、キーボードとシンセ、リトナーのギターの絡み合いと切れの良いリズムが気持ち良いナンバーです。佐藤 竹善がカバー・アルバム『CORNER STONES』でカバーしていました。
サビのメロディーの良さとコーラスの入れ方の格好良さが目立つ02。トム・スコットのソロが渋いです。
このアルバムと同じ年にリリースされたリトナーの『RIT 2』にも収められていたナンバー03。当然別バージョンになっています。これも佐藤 竹善がカバーしてました。
04も『RIT 2』に収められていたナンバーの別バージョンです。ビル・チャンプリン、リトナーとの共作で、サビはいかにもAORというメロディーです。どことなくエアプレイの作品を連想させます。
跳ねた感じのベースとシンセの音色が面白い05。
このアルバムの中でも特に好きな曲の06。夜の雰囲気に似合うナンバーです。AOR色の強い曲だと思います。間奏ではリトナーが渋いソロを聴かせてくれます。
サビまでのメロディーとサビのメロディーとのギャップが、不思議な魅力を醸し出す07。
08は、ミディアム・ナンバーで、サビの部分ではパーカッションを上手く使ってラテンぽい感じを演出しています。
いかにもリトナーらしいギターの音色で始まる09は、サビよりも歌いだしの部分の方が印象に残る不思議な曲ですね。
クインシー・ジョーンズも曲を取り上げていたブラジルの作家・イヴァン・リンスの曲です。ポルトガル語で歌っています。美しいバラード曲ですが、アレンジをあえてブラジリアン・サウンドにはしていない所が、よりこの曲の綺麗なメロディーを際立たせている気がします。

独特な声で、その歌い方はどちらかと言えばブルー・アイド・ソウル系なのではないでしょうか。甘い声なんですが、決して細くないところが絶妙です(笑)
唸る程の曲が無い反面、どの曲も味があって聴き込むほどに良さがわかってくる感じですね。ソング・ライターとしても素晴らしい才能とセンスを持ったアーティストだと思います。
AOR好きな方は、聴いて損の無いアルバムだと思いますよ。
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by kaz-shin | 2006-02-28 00:02 | 洋楽系 | Trackback(1) | Comments(7) | |
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Tracked from 音楽の杜 at 2008-06-01 22:01
タイトル : Eric Tagg 「Dreamwalkin' 」(19..
リー・リトナーとの名コラボ作品 いきなり季節が逆戻り。とても寒い朝ですね~。 こんな時は暖かいコーヒーとAORがぴったりです。最近聴いているAORは本作ですね。 エリック・タッグはリー・リトナーの名作「RIT」でヴォーカル&コンポーザーとして参加したことで、一躍脚光を浴びることになったソウルフルな白人ヴォーカリストです。 本作はその「RIT」と同時期に制作されたアルバム。「RIT」と表裏一体ですから、「RIT」とセットで聴かれることをおススメします。 本作を最初に聴いたときは、あ...... more
Commented by WESING at 2006-03-01 17:09 x
↓のリトナーのアルバムくらいから聞く回数が減っていたんですけど、
「RIT」はよく聞きました。
そのアルバムのボーカリストなので、LPを買いたかったけど、FMで放送されたのを録音しました。
1枚買うとすべてのアルバムを欲しくなるから助かりました。(笑)
テープの曲名を見ると、全曲録音しているみたいです。
Commented by kaz-shin at 2006-03-01 20:47
WESINGさん、こんばんは。
「RIT」路線を期待して買いましたね。リトナーにしてもエリック・タッグに
しても、日本での評価は良かったようですね。
「RIT」以前は、リトナーも米国ではあまり知られていなかったという話を
聞いたことがあります。真偽はわかりませんが・・・。
音楽を聴くと日本人受けするというのも頷けますね。
Commented by 猫公爵Poitrine at 2006-11-02 07:10 x
07のスライド・ギター=ボトルネック奏法がいいですね。
リトナーは、シンセのポルタメント的な使い方でボトルネックを使いますが、単にブルース的なフレージングだけではない、大変センスがいい使い方をします。

私自身はそれこそ大阪育ちなので関西ブルース&ソウルの影響も大で、エルモア・ジェイムスまで昔はコピーしたものですが、逆にリトナーのそういう部分が私は好きです。

08は名曲です。
06のソロはコピーしました。
リトナーの歌物のソロの中で最高に好きなソロです。何遍聴いても完璧なソロです。歌の終わりのEricの"Bigger Love〜Yeah"から引きつぎ、能弁に成り過ぎず、かといって大人し過ぎずに、自分も歌からインスパイアされて歌い上げ、起承転結の結でストンと落して、またEricへ返す絶妙のフレージング。弾きまくらず目立ちまくらないことで目立つという、個人的にはGeorge Bensonのアルバム"Gimme The Night"と並んで、スタジオマンとして最高のスタジオ・ワークだと思います。
Commented by 猫公爵Poitrine at 2006-11-02 07:12 x
ちなみにジャズマン一般が有名ではないし、食えません。いくらバークリーがあっても。ジャズマンが、来日を喜ぶのは、日本の客=ジャズファンが耳が肥えている(大学ジャズ研・軽音出身者が多いからか)上に、高料金でも来てくれる=ギャラも米国より多い、おまけにリスペクトもしてくれるということだからです。

72年くらいの段階で、スタジオマンとしてのリトナーどころかD,グルーシンさえ、例えばシェフィールドから出たダイレクトディスク"Discovered Again"の事なんかマニア以外、誰も知らない訳ですから、"Is It You?"がビルボードにチャートインするまでは、音楽ファンといえどもほとんど知らないのが普通でしょう。
Commented by kaz-shin at 2006-11-04 23:58
猫公爵Poitrineさん、コメントありがとうございます。
技術的な事に関しては全く疎いのですが、リトナーが私にギターの素晴らしさを教えてくれました。
聴いていて気持ち良くて、楽しいという感想を持った最初のギタリストでした。
カッティングでこんなに存在感のあるギターというのをそれまで知りませんでしたから・・・(笑)
Commented by 240_8 at 2008-06-01 22:05
こんばんは。
このアルバム、最初の印象は薄かったのですが、聴いているうちに良さが分かってきました。長く聴けるアルバムですね。
ところでバラ園ですが、本当は(恐らく)kaz-shinさんの近所の方へ行こうと思ったのですが、やはり知名度があり、ウチから近い方へ行きました。
そちらの近所のバラ園は行った事がないのですが、結構見所があるのでしょうか?
Commented by kaz-shin at 2008-06-01 22:13
240_8さん、こんばんは。コメントとTB返しありがとうございます。
ギタリストとしてのリトナーと言うより、プロデューサー、コンポーザーとしてのリトナーのセンスを感じる1枚ですね。
240さんの書かれていたように『RIT』とセットで聴きたいアルバムです。

ところで私の家の近所のバラ園よりも、やはり240さんの行かれたバラ園の方が良いですよ。
花も色々と買うことも出来ますし・・・。
ただ抜け道が無い場所ですから、どうしても道が混みますよね。
我が家のベランダのバラも満開です(笑)
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