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山下 達郎_RIDE ON TIME ◇ 2006年 05月 27日
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マクセルのカセット・テープのCMとのタイアップにより初のベスト10ヒットとなり、山下 達郎の名前を世間に広めたヒット曲「RIDE ON TIME」を含んだ1980年リリースの6枚目のアルバムです。このアルバム自体も売れてアルバム・チャートのNo.1になったと記憶しています。

『RIDE ON TIME』は、山下 達郎にとってターニング・ポイントとなったアルバムと言って良いでしょう。
まず、商業的に成功した事でアルバム制作費や広告費が、今までとは比べ物にならない位のお金が使えるようになった事でしょう。職人気質の達郎にとって、まさに願ったり、叶ったりの状況だったと思います。時間とお金が使えれば、「RIDE ON TIME」のヒットで、どういう曲が多くの人を喜ばすことが出来るのかを十分に理解していたでしょうから、良い作品を作り上げる事は達郎にとってさほど難しくなかったでしょうね。
その証拠に、このアルバムから1年半後にあの不朽の名作『FOR YOU』がリリースされます。

そしてもう一つの重要なファクターは、鉄壁のリズム隊である青山 純と伊藤 広規との出会いでしょう。それまでのアルバムでは、腕利きミュージシャンを集めて作られてはいたものの固定ではなく、作品によって色の違いがありました。しかし、青山・伊藤コンビとの出会いにより、達郎が追い続けていた達郎サウンド、言い換えればバンド・サウンドに近づいた形となりました。事実、このアルバム以降、リズム隊が変わる事がないです。
そんな記念すべきこのアルバムは、達郎にとっても、シュガー・ベイブ以来聴き続けている私にとってもすごく思い入れの強いアルバムなんです。

『山下 達郎 / RIDE ON TIME』
01. いつか (Someday)
02. DAYDREAM
03. SILENT SCREAMER
04. RIDE ON TIME
05. 夏への扉 (The Door Into Summer)
06. MY SUGAR BABE
07. RAINY DAY
08. 雲のゆくえに (Clouds)
09. おやすみ (Kissing Goodnight)

アナログ盤A面にあたる01~04がOut Door Side、アナログ盤B面にあたる05~09がIn Door Sideという構成になっているようです。
初めてこのアルバムの針を落とした時、リズムの重厚さに感動した01。この曲は、「RIDE ON TIME」に続くシングル候補だった曲だとか・・・。タイトルの「いつか」ですが「Someday」の方がぴったりくると思うのですが、どうでしょう?吉田 美奈子のコーラスはいつ聴いても良いですね。
椎名 和夫、山下 達郎のギター・カッティングが印象的な02。青山 純のドラミングと伊藤 広規のベースのコンビネーションと向井 滋春のトロンボーン・ソロが素晴らしいですね。
最近ではあまり聴かれなくなったハード・ファンク調の03。こういう曲をもっと演って欲しいと思うのは私だけでしょうか。間奏部のギター・ソロは椎名 和夫、エンディングでのギター・ソロは山下 達郎です。
名曲04。アルバム・バージョンです。完璧なコーラス・アレンジですね。曲の最後にア・カペラ・バージョンも・・・。繰り返しますが名曲です(笑)
ロバート・ハインラインのSF小説「THE DOOR INTO SUMMER」に触発された作ったと言われる05。
勝 新太郎主演のドラマ「警視-K」のエンディング曲に使われ、シングル・カットされた06。
これからの梅雨時にはぴったりな07。佐藤 博ならではピアノがたまりません。
地味目な曲ですが、何故か好きな08。結構ギターのカッティングが渋い曲です。
1分30秒強の小曲09。

この頃はまだ吉田 美奈子とのコーラス・ワークの曲も多いですが、04のエンディングや09で聴かれる一人多重コーラス。このアルバムから数ヶ月後、あのア・カペラ・アルバム『ON THE STREET CORNER』が発売されたというのも面白いですね。
1980年という年は、山下 達郎にとっては実に充実した年だったと思います。アルバム2枚リリースに加えて、企画モノの『COME ALONG』や『Tatsuro Yamashita From Niagara』が発売されました。

ジャケット写真左はCDのもの、右はアナログ盤に付いていたジャケットを覆うジャケット・カバーの写真です。
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by kaz-shin | 2006-05-27 13:32 | J-POP | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by FUSION at 2006-05-27 21:39 x
お邪魔します。
>重要なファクターは、鉄壁のリズム隊である青山 純と伊藤 広規との出会いでしょう。
仰る様にこのリズム隊は凄いですよね。ライブでも必ずこの二人が演奏してますし、本当に達郎ミュージックの要ですね。あのテレキャスターと同様に(笑)
私は「RIDE ON TIME」と「夏への扉」が並んでいるところが大好きです。この2曲はセットと言ってよいほどにマッチしてますね。
達郎さんが編集した「GREATEST HITS OF T・Y」でもそうですし、彼自身もそう思っているのかな?なんて想像したりします(笑)。
忘れていけないのが土岐さんのSAX・・・やはり素晴らしい作品ですね(感)
Commented by kaz-shin at 2006-05-27 23:16
FUSIONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ポンタさんや上原さんのドラミングが決して悪いとは思いませんが、
やはり青山さんと達郎さんの相性は抜群ですね。
1980年という年は、達郎さんにとって重要な年になったと思います。
FUSIONさんの仰るように、土岐さんのSAXは素晴らしいですね。
サックス・ソロの場合、そのほとんどが土岐さんですし・・・。
「RIDE ON TIME」でのソロも良いですね。本当にバランスの良い
作品(アルバム)だと思います。
Commented by shintan_shintan at 2006-05-27 23:25
kaz-shinさんこんばんは。
最近、僕の中では山下達郎ブームでして。このアルバムも機会があれば入手してみようと思ってます。
青純さんと伊藤 広規さんのリズム隊ですが最高ですよね。
ご存知だと思いますがプリンセスプリンセスは6枚目までは彼らが演奏してますよ。曲によってベースは坂井紀雄(ナスカ)ですけど。ちなみにギターは土方隆行です。
Commented by kaz-shin at 2006-05-27 23:34
shintanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
shintanさんの記事に触発されちゃいました(笑)
ぜひ、このアルバムも聴いてみて下さい。

プリンセスプリンセスは、ヒット曲ぐらいしか知りません(汗)
情報ありがとうございます。演奏良さそうですね。聴いてみたいです。
土方さんのギター・カッティングが大好きなんで、今度オフで探して
みます。
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