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TOWER OF POWER_BACK TO OAKLAND ◇ 2006年 06月 16日
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1970年代半ばに流行したベイ・エリア・ファンクの代表バンド、タワー・オブ・パワーの名盤『BACK TO OAKLAND』です。リリースは1974年。ブラス・ロックが好きな人ならば、シカゴやBS&Tとともに絶対外せないバンドでしょう。強烈なグルーヴを生み出すリズム隊にファンキーにメロウといった緩急自在の5人のブラス・セクション、そしてレニー・ウィリアムスのソウルフルなボーカルという総勢11人による演奏が絶妙に噛み合って独自の音楽を聴かせてくれます。至る所にJAZZの要素も盛り込まれていて、とても聴き易い大人の音楽という気がします。

今回、何故このアルバムを選んだかと言うと、12日に惜しくも永眠された日本を代表する名ベーシスト・青木 智仁氏がこのアルバムが好きだったというのを昔雑誌で読んだのを思い出したからです。
若い頃に懸命に聴いていたアルバムなんでしょうね。
フランシス・ロッコ・プレスティアのベースとデヴィッド・ガリバルディのドラムが生み出す強烈なファンキーなリズム。ベーシストやドラマーにとってこういうグルーヴ感を出す事が目標であり憧れだったのかも知れません。

『TOWER OF POWER / BACK TO OAKLAND』
01. OAKLAND STROKE...
02. DON'T CHANGE HORSES (IN THE MIDDLE OF A STREAM)
03. JUST WHEN WE START MAKIN' IT
04. CAN'T YOU SEE (YOU DOIN' ME WRONG)
05. SQUIB CAKES
06. TIME WILL TELL
07. MAN FROM THE PAST
08. LOVE'S BEEN GONE SO LONG
09. I GOT THE CHOP
10. BELOW US, ALL THE CITY LIGHTS
11. ...OAKLAND STROKE

短い曲ながらドラムとベースの素晴らしいコンビネーションが生み出すグルーヴ感がたまらない01。
レニー・ウィリアムスのソウルフルなボーカルとブラス・セクションの絡みがカッコ良い02。ブルース・コンテの渋いギター・ソロもたまりません。
JAZZYな03は、レニー・ウィリアムスのボーカルとチェスター・トンプソンのオルガン、そして重厚なブラスが印象的です。
軽快なドラムに歯切れの良いベースにギター・カッティングが気持ち良い04。
全てにおいて言う事無しの名曲05。デヴィッド・ガリバルディのドラミングとチェスター・トンプソンのオルガンが凄すぎです。ブラスの面々のソロも素晴らしいものばかり・・・。溜息しか出ませんね(笑)
一転してムード満点な06。ファンキーなものからメロウ・サウンドまで自在ですね。
ブルースっぽい07は渋いナンバーですし、煌びやかな夜の都会をイメージさせる10はストリングスが美しくまさにソフト&メロウの極みのようなナンバーです。

フランシス・ロッコ・プレスティアは大病から見事な復活を遂げたというのに、青木氏は・・・。
残念な気持ちで一杯ですが、今夜は青木氏が好きだったこのアルバムを聴きながら青木氏とお別れをしようと思っています。
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by kaz-shin | 2006-06-16 00:24 | 洋楽系 | Trackback(1) | Comments(12) | |
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Tracked from 音楽の杜 at 2006-06-16 22:30
タイトル : Tower of Power 「Back to Oakl..
オークランド・ストロークのリズム隊が冴えるファンクの名盤 ゴールデン・ウィークは皆さん如何お過ごしだったでしょうか? 今日はその最終日。疲れた体を休めたいひと時といった感じでしょうか?こんなときは音楽に身を委ねたいものです。 ジョン・コルトレーンやビル・エバンスといったジャズの名盤もいいのですが、ちょっと寂しい気分になってしまうかもしれません。そういう時は私は本作をよく聴きます。 タワー・オブ・パワーはファンキーなリズムと強力なブラス・セクション(5人)、ソウルッフルなヴォーカル(レニ...... more
Commented by pyonta_z at 2006-06-16 00:48
青木氏がこのアルバムを好きだったというエピソードは、初めて知りました。
確かに、リズム隊のお手本とも言うべき、グルーブ感満載のアルバムですよね。
kaz-shinさんの書かれているとおり、SQUIB CAKESは文句なしの
名曲ですね。何度聴いても飽きません。
Commented by kaz-shin at 2006-06-16 01:32
pyonta_zさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
実はかなり昔に読んだ音楽雑誌に、TOPが好きで聴いていたというような
事が書かれていたような記憶があります。曖昧ですいません。
でも、1974年というと青木さんは17歳位だったでしょうから、聴いていた
のは確かだと思うのですけど・・・。
Commented by DENTA at 2006-06-16 16:54 x
T.O.P.は超絶に好きなバンドです!!!!!
でもワーナー期のはベスト盤しかもっていないです・・・
以前からオリジナルのも欲しいと思っていましたし、
故青木氏も好きだったというのなら尚買いたいですな。
彼を偲んでT.O.P.サウンドに今日は浸ろう。
Commented by FUSION at 2006-06-16 17:59 x
お邪魔します。
この作品をレヴューするところに kaz-shinさんの青木さんに対する思いの深さを感じます。

「低音横綱」というアルバムに青木さんの「SPONGE CAKES」と言う曲がありますが、このアルバムと、特に「SQUIB CAKES」に対するリスペクトソングだと勝手に思っています。

やはり青木さんにとってロッコとジャコとマーカスは特別な存在なのでしょうね。

貴殿がこのアルバムを青木さんの為にレビューした事、何より嬉しく思います。
Commented by bally at 2006-06-16 18:44 x
こんにちわ。
私、恥ずかしながら名前くらいしか知らなかったのですが、kaz-shinさんのレヴューとジャケ写が刺さってしまい、AMAZONで試聴できたので聴いてみました。
カッコイイですねぇ。入手してみることにしました。
1曲目でまずやられちゃいそーです。5曲目、7曲目も素敵です。
Commented by 240_8 at 2006-06-16 22:32
青木氏、お亡くなりになられていたんですね。
本作はミュージシャンなら、憧れの一枚でしょうね。特にドラマーとベーシストにとってはバイブル的存在ですね。
なかなかコピー不能です。
(記事TBさせて頂きました)
Commented by kaz-shin at 2006-06-16 23:28
DENTAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ワーナーの頃のベスト盤を聴いて良いと思われるなら、ぜひアルバムを
聴く事をお薦めします。やはりアルバム固有の構成の面白さというものも
ありますから・・・。
DENTAさんのブログでのレヴューを楽しみにしています。
Commented by kaz-shin at 2006-06-16 23:34
FUSIONさん、こんばんは。いつも丁寧で心のこもったコメントをありがとうございます。
青木さんのプレイを見ては、本当にベースを弾くことが好きな人なんだなぁと思っていました。
きっとその影には、絶え間無い練習・勉強といった努力があったからこそだと思いますが・・・。
そしてその努力が、青木さんの技術・感性・ハートとなってあの笑顔のプレイが生まれたような気がします。

青木さんの残してくれた沢山の作品や青木さんの好きだったであろう作品を
大切に、大切に聴き続けていこうと思っています。
Commented by kaz-shin at 2006-06-16 23:41
ballyさん、こんばんは。
こんな拙い記事なのに、もしballyさんの音楽嗜好の幅をほんの少しでも
広げるお手伝いが出来たのなら、こんなに嬉しい事はありません。
ありがとうございます。日は浅いですが、ブログを始めて本当に良かった
と思いました。今後ともお付き合いの程、よろしくお願い致します。
Commented by WESING at 2006-06-17 00:03 x
洋楽をあまり聞かない僕ですから、TOPについてはまったく知りませんでした。ネットを始めて青木さんのファンサイトに行くようになり名前だけは知りましたが、たぶんその音は聞いたことないですね。

WESINGが大好きな僕が言うのはおかしいと思うかもしれませんが、ブラス・セクションのあるサウンドは実を言えば苦手なのが多いんです。
だから、積極的に聞こうとはしないんですけどね。

URLに入れたのはそのファンサイトです。
青木さんのお薦めアルバムなどを紹介してますが、TOP関係は多く紹介されています。
Commented by kaz-shin at 2006-06-17 00:29
240_8さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
240_8さんがこのアルバムの記事を書かれた時に、読ませていただいておりました。
的確な表現や解説だったので、このアルバムを紹介するのを正直とまどいました(笑)
明らかに文章力が落ちますので・・・(恥)
でもこうやってコメントとTBして頂き、うれしく思っています。
ありがとうございます。
Commented by kaz-shin at 2006-06-17 00:34
WESINGさん、いつもコメントありがとうございます。
そしてファンサイトの紹介ありがとうございます。
やはり青木さんはT.O.P.が好きだったようですね。
WESINGさんが嫌いなタイプでは無いと思いますよ。特にインスト・ナンバーは。
機会があったら聴いてみて下さい。
いつも本当にありがとうございます。
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