人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
SOUTHERN ALL STARS_10ナンバーズ・からっと ◇ 2006年 06月 23日
SOUTHERN ALL STARS_10ナンバーズ・からっと_e0081370_2381772.jpg 

今回も私の夏の定番アルバムを紹介します。サザンオールスターズが1979年にリリースした2ndアルバム『10ナンバーズ・からっと』です。サザンと言えば夏というイメージがありますし、好きなアルバムが沢山(特に初期作品が多いのですが)ありますが、私にとって思い入れの強いのがこのアルバムです。
このアルバムが発売された頃は、既に大学生でした。この年の夏休みに仲間10人位で、海辺の貸し別荘を1週間借りて、昼は海で疲れ果てるまで泳いで遊び、夜は自炊で飲んで騒いで楽しい時間を過ごしてました。その時にいつもラジカセから流れていたのがこのアルバムでした。酔っ払って皆で大合唱したり・・・(笑) 
今となっては楽しい思い出です。

この頃にサンヨーからU4(ユーフォー)という小型のラジカセが流行りまして、海岸へもラジカセを持っていって、いつも音楽を聴いてました。皆それぞれが編集してきた自慢の夏向きのカセットを交互にかけて、誰のカセットの選曲が良いかを順番決めたりしてましたね。

話を戻しますが、このアルバムを今聴くとやはり演奏も歌も若いです。荒削りな感じもありますが、桑田の才能の高さを見せつけられたアルバムでもありました。洋楽っぽいメロディーに乗せた語呂合わせのような歌詞。新鮮でしたね。記号だらけの歌詞カードなんて初めて見ましたからね(笑)
演奏だって今時のアマチュア・バンドの方が上手いでしょう。しかし、そんなところを補っても余りある程のメロディーの良さ、曲自体の輝きを感じました。私がサザンらしさを1番感じるアルバムです。

『SOTHERN ALL STARS / 10ナンバーズ・からっと』
01. お願いD.J.
02. 奥歯を食いしばれ
03. ラチエン通りのシスター
04. 思い過ごしも恋のうち
05. アブダ・カ・ダブラ (TYPE 1)
06. アブダ・カ・ダブラ (TYPE 2)
07. 気分しだいで責めないで
08. Let It Boogie
09. ブルースへようこそ
10. いとしのエリー

ウエスト・コースト・サウンド風な軽めのポップ・ナンバー01。桑田 佳祐のボーカルもまだそれほどアクが強く無くて良い感じです。
当時にしては渋いアレンジの02。ブルース、ロック、レゲエを混ぜこんだ感じもなかなか洒落た感じに仕上がっていますね。
仲間内で人気の高かった03。この手の曲を書かせると抜群に上手いです。
4枚目のシングル曲04。しかし、こういう詞ををよく思いつくもんだと感心します。
ディキシー調の05。演奏は薗田 憲一&ディキシー・キングス。
05からの続きとなる06。
2ndシングルとなった07。テンポの感じや全体的な印象は、デビュー曲「勝手にシンドバッド」の路線を受け継いでいます。インパクトのある曲です。
ブギとは言え、昭和歌謡によく聴かれたタイプの08。桑田も杉 真理と同じように「~風」という曲を書かせると天下一品ですね。
横浜ブルースな09。柳 ジョージや松田 優作あたりを連想してしまいます。
「勝手にシンドバッド」を聴いて、顔を顰めていた大人達を驚かせ、サザンの名前を全国に知らしめた名曲10。3枚目のシングルで、後世に残る名曲を書いてしまったというのも凄い事ですね。私と同年代でこの曲を知らない人は、おそらく皆無に近いのではないでしょうか。まさに名曲と呼ぶにふさわしい曲だと思います。

現在でも絶大な人気を誇り、第一線で活躍し続けるサザン。素晴らしいバンドですね。
しかし、正直なところ私は8枚目『KAMAKURA』以降、まともにアルバムを聴いていません。
別に嫌いになった訳ではないのですが、この頃感じた驚きや感動を感じられなくなったからでしょう。
何を聴いても「桑田らしいなぁ」という感想で終ってしまうようになったのです。
最近のアルバムも聴いてみようかとも思っていますが、果たしてどういう感想を持つのかなと自分でも興味ありますね(笑)
by kaz-shin | 2006-06-23 00:03 | J-POP | Comments(4) | |
Commented by WESING at 2006-06-23 16:08 x
聞いてないのは「KAMAKURA」以降ですか。
僕はこのアルバムまで聞きました。似たようなものですけど。(笑)

僕も嫌いになったわけじゃないけど、サザンに限らず他のアーティストも'80年代半ば以降はあまり聞かなくなりましたね。
原因の一つに、レンタルがレコードからCDになったということも大きいと思います。レコードだと早く借りないと傷んでノイズが多くなってしまうけど、CDならいつ借りても良いという感じで。(苦笑)

桑田さんのボーカルも癖がありますね。
子供はあまり好きじゃないと言います。

WOWOWなどでライブがよく放送されてますけど、わりとチェックしている方ですが、多すぎて整理がつかなかったり、今回は録らなくても良いかと思ったりです。(笑)
Commented by smiletiny at 2006-06-23 20:09
こんにちは
わたしはぎりぎりSOUTHERN ALL STARSまで聴きました
でも
好んで聴いたのはKAMAKURAまでです。
たぶん私自身の青春の終わりの頃…
それとやっぱりキライになったわけじゃないけど
斬新さが薄れてきたというか、サザンが安定してしまったというか。
今度はどういう「音」を聴かせてくれるのかしら?
あー桑田っぽいね。…みたいな感じでしょうか。
うわ、偉そうなことを…。
またおじゃまします

下の聖子ちゃんのアルバム買いました
なんで買ったのかわかりませんが
このアルバム〝よかった〟のを覚えてます♪



Commented by kaz-shin at 2006-06-23 22:50
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は、年末やWOWOWで放送されるサザンのライブはほとんど観ません。
レコーディングされたもの以上に、桑田さんのヴォーカルのアクが強くて
駄目なんですね。そこが好きな人も多いのでしょうが、私は苦手です。
だから初期作品の方が、私には聴き易くて合っているのかも知れません。
Commented by kaz-shin at 2006-06-23 22:56
smiletinyさん、こんばんは。ご無沙汰しておりました。
コメントありがとうございます。
サザンが安定してしまったという表現、よく分かります。
まさしく私もそうなんです。サザンや桑田さんのソロも含めて「桑田らしさ」
で片付いてしまう感じでしょうか。
「らしさ」を持っているという事は、素晴らしい事なんですけれどね。

また気になるアルバムがあったら、遠慮なくコメントを寄せて下さいね。
よろしくお願いします。
<< STEVIE WONDER_S... ページトップ 松田 聖子_Pineapple >>
XML | ATOM

会社概要
プライバシーポリシー
利用規約
個人情報保護
情報取得について
免責事項
ヘルプ
Ice Green Skin by Sun&Moon