人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
DAVID SANBORN_STRAIGHT TO THE HEART ◇ 2006年 07月 25日
DAVID SANBORN_STRAIGHT TO THE HEART_e0081370_21404796.jpg 

かなりの枚数のレコードやCDを所有しているにも関わらず、どういう訳かライブ盤はあまり持っていません。別に嫌いということでも無いのですが、積極的にライブ盤を買うことがないのです。スタジオ録音の方が単純に好きなんだと思います(笑)
それでも何枚かはライブ盤を持っていますが、その中で大好きなアルバムが2枚あります。1枚は、山下 達郎の『JOY』(1989年)。そしてもう1枚が今回紹介するデヴィッド・サンボーンの『STRAIGHT TO THE HEART』(1984年)です。

ライブ盤とは言え、プロデュースにマーカス・ミラー、エグゼクティヴ・プロデューサーにラス・タイトルマン、録音とミックスにスティーリー・ダンでもお馴染みのエリオット・シャイナーを迎えての作品です。贅沢にも程がありますね(笑)
バックを努めるミュージシャンは、ドン・グロルニック(key)、ハイラム・ブロック(g)、バディ・ウィリアムス(ds)、マーカス・ミラー(b)。そしてゲスト・プレイヤーにラルフ・マクドナルド(per)、マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、ジョン・ファディス(horns)、ハミッシュ・スチュワート(vo)という夢のような豪華メンバー。
これだけの面子が揃っての演奏で悪い訳がありませんね。とにかく最高のライブ・パフォーマンスを披露してくれます。

『DAVID SANBORN / STRAIGHT TO THE HEART』
01. HIDEAWAY
02. STRAIGHT TO THE HEART
03. RUN FOR COVER
04. SMILE
05. LISA
06. LOVE & HAPPINESS
07. LOTUS BLOSSOM
08. ONE HUNDRED WAYS

1979年のアルバム『Hideaway』からの01。リラックスしたムードの中でも、サンボーンのエモーショナルなアルト・サックスは健在です。ハイラムのギター・ソロに続き、マーカスのベース・ソロ。凄いの一言です。そして再びサンボーンのソロへ・・・。バディ・ウィリアムスの派手さはないけれど、素晴らしいタイトなドラミングが一層まわりの演奏を引き立てます。
マーカス・ミラーの作曲による02。美しいメロディー・ラインを持ったバラード曲です。サンボーンの吹くアルト・サックスはまさにワン・アンド・オンリーですね。歌心のあるサックスに酔いしれて下さい。
1980年のアルバム『VOYEUR』からの03。大好きな曲です。最初からマーカスによるベースの独壇場です。この曲でのマーカスのプレイを聴いていると、先月惜しくも亡くなった青木 智仁のベースを思い出してしまいます。青木氏は相当マーカスのプレイを研究していたことが、この曲を聴くとよくわかる気がします。サンボーンには申し訳無いですが、マーカスあっての曲ですね。ベースを弾く人はぜひ聴いて欲しい曲です。
10分を超える大作04。ドン・グロルニックの美しいピアノで始まるバラード。サンボーンの哀愁を帯びた泣きのアルト・サックスが素晴らしいですね。ハイラムの暖かいソロも聴き逃せません。
05も『Hideaway』に収録されていたナンバーです。
元アヴェレージ・ホワイト・バンドのハミッシュ・スチュワートがヴォーカルで参加した06。ハミッシュのヴォーカルよりもサンボーンのアルトの方がはるかにソウルフルです。どの曲もそうですが、バディ・ウィリアムスの堅実なドラミングが本当に気持ち良いリズムを生んでます。
ドン・グロルニック作曲の07。哀愁漂うバラード曲です。
最後は軽快なナンバー08。夕陽に染まる海を見ながら聴きたいようなナンバーですね。こういう曲を最後にもってくるというのは何ともお洒落です。

演奏、録音ともに完璧に近い仕上がりだと思います。名作の多いサンボーンですが、このアルバムも疑いの余地の無い名作です。熱い演奏の中にもクールな味わいがあります。
どんな季節にもぴったりくる1枚なので、FUSIONが好きな方にはお薦めの1枚です。
by kaz-shin | 2006-07-25 00:12 | FUSION系 | Comments(6) | |
Commented by 元うぃんどおやじ at 2006-07-26 23:03 x
コメント、トラックバックありがとうございます。結構探すとYouTubeにUPされているんでよね。(本当は違反でしょうけど)
個人的にはLive Under the SkyをTVあたりで再放送されることをずーっと願っているのですが。。。。難しいですよね。ライセンスが絡んで。
自分でビデオに録画していたんですが。。すべてダメになってしまいました。(泣)
Commented by kaz-shin at 2006-07-26 23:42
元うぃんどおやじさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最近、FUSION系のライブを観ていないので、もしTVで再放送があれば
私も観たいです。
マーカス・ミラーのベースをじっくり食い入るように観たい・・・(笑)
Commented by DENTA at 2006-07-28 23:44 x
毎度お世話様です^^

幾度となくこのアルバムも逃しているんですよねー
欲しいのですけどねー

ライヴ映像って殆ど見たことありませんね。
最近になってyoutubeが普及してきたので、
ぽつぽつ気になるアーティストをさがしています。
例えばTスクウェアなどが民放で流れていたのかぁなどと、
リアルな世代の方を羨ましく思います。
たまにBSやケーブルでやっていると聞くことがあるのですが、
生憎我が家には通っていないので、地団太を踏むばかりで、うむむ・・・
Commented by kaz-shin at 2006-07-29 01:08
DENTAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムは聴いておいて損はないですよ。
録音も良いですし、選曲も初期のベスト盤といった感じでもあるし・・・。
何より、サンボーンとマーカス・ミラーのライヴならではのプレイは
素晴らしいですよ。
私もFUSION系の映像は、よくYou Tubeで探します。
昔は確かに民放でも見れることがあったんですけどね・・・。
Commented by bonejive at 2006-08-04 12:34 x
はじめまして。FUSIONさんのブログから孫引きでここまできました。これ私も持っています。Run for Coverはほんとうにかっこいいですね。Select live under the skyでのマーカスのバンドでのパフォーマンスはこれ以上です。ビデオをDVDに変換しようと思っているのですがなかなか時間がなくてできません。サンボーンのプレイは伊藤たけしが初期のころ研究していた感じです。また、遊びに来ます。
Commented by kaz-shin at 2006-08-05 01:48
bonejiveさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
>Select live under the skyでのマーカスのバンドでのパフォーマンスはこれ以上です
ぜひ、観てみたいですね。サンボーンもマーカスも音を聴けば、彼らのプレイだと
わかるところが凄いところであり、一流の証なんでしょうね。

FUSIONさんほどフュージョンは詳しくありませんが、70年代後半~80年代半ば位までは好きで結構聴いてました。
たまにここでも紹介してますので、暇な時にたまに覗いてやって下さい。
よろしくお願いします。
<< ALICE COOPER_FR... ページトップ 村田 和人_evergreen >>
XML | ATOM

会社概要
プライバシーポリシー
利用規約
個人情報保護
情報取得について
免責事項
ヘルプ
Ice Green Skin by Sun&Moon