休日前夜、しかも翌朝決まった時間に起きなくて良いとなると、つい夜更かししてしまいますね。
皆さんは、時間帯で聴きたいアルバムってありますか?例えば深夜に聴きたいアルバムとか、早朝に聴きたいアルバムであるとか・・・。真昼間や夕方の時間帯に聴きたいアルバムというのもあるかも知れませんね。
私の場合、例えば休日の早朝、大好きな海釣りへ出かける時に高中 正義の『T-WAVE』を聴くとワクワクして、テンションが上がったりします(笑)
『T-WAVE』に関しては、いずれ記事を書こうと思っていますが、今回紹介するアルバムは深夜に聴きたくなるアルバムです。
鳥山 雄司が1985年にリリースした『A Taste of Paradise』です。通算4枚目のアルバムですね。鳥山 雄司というと、個人的にはギター・フュージョン色が強い1stアルバム『Take A Break』や2nd『SILVER SHOES』あたりが大好きなんですが、このアルバムではギターをバリバリ弾いてギターを聴かせるというより、楽曲自体をバランス良く聴かせるということに重点をおいて作られた感じで、これはこれで凄く気持ち良いアルバムで好きなんです。
シンセサイザーを上手く取り入れ、時には打ち込みのリズムと青山 純とのドラミングを組み合わせたりと80年代半ばらしい音作りではありますが、非常にメロディーも親しみやすく聴きやすいです。そしてギターも素晴らしいプレイをちゃんと聴かせてくれます。
『鳥山 雄司 / A Taste of Paradise』
01. FLASHBACK
02. EYES OF GOD
03. ISLAND RAIN
04. CITY SCREAM
05. A TASTE OF PARADISE
06. BLUEROCK BOULEVARD
07. BAY/SKY PROVINCETOWN 1977
08. MAZE
09. SOMETHING GOING ON TONIGHT
シンセを上手く使っていて、ギターの音色も凄く好きなナンバー01。夜中のドライブにピッタリな曲だと思います。伊藤 広規と青山 純のリズム隊はやはり良いですね。
今は亡きCindyのヴォーカルをフィーチャーした02。鳥山さんとCindyは相性が良いようで、中山 美穂のアルバムでもコンビで仕事してましたね。軽快でポップなナンバーです。
メロウなインスト・ナンバー03。どうしてもシンセやギターの音色が夜向きに感じてしまうのは私だけでしょうか?メロディアスで好きなナンバーです。
再びCindyのヴォーカル曲04。FUNKYなナンバーで、Cindyらしさ全開のナンバーですね。ロック色の強いギター・ソロが印象的です。
アジアン・テイストのイントロではじまる05。メロディーをシンセが奏でるというのが、いかにも鳥山さんらしいですね。曲全体のバランスを考えて作られたのを窺い知れるナンバーです。ギター・ソロももちろん聴けます。
今度はギターが主役のナンバー06。リフもソロも格好良いミディアム・ナンバーで、青山 純のタイトなドラミングが好きです。
真夜中の都会をドライブしながら聴きたい07。
全編打ち込みによるリズムの08。実験的な曲なのかも知れませんが、ちょっと他の曲と比べると異質な感じがします。
EVEのコーラスをフィーチャーした09。打ち込みっぽいドラムは山木 秀夫です。ギター・ソロが素晴らしいですね。
不思議なんですが、夏場の真夜中に近い時間になるとたまに無性にこのアルバムが聴きたくなります。
気持ち良いと言うか、癒されると言うのか、とにかく好きなアルバムですね。夜の雰囲気にぴったりなアルバムだと思います(私だけかも知れませんが・・・汗)
おっと・・・このアルバムがでましたか。リゾートミュージックとポップスが絶妙の割合でブレンドされた、仰るように 「楽曲自体をバランス良く聴かせるということに重点をおいて作られた感じで、これはこれで凄く気持ち良いアルバム」 ですね。
ただ、LPとCD発売当時のキャッチコピー「夏のワンパターンにサヨナラ、この夏、車も、女も、サウンドも変わる」はチョッと恥ずし過ぎますネ(笑)
ギタリストとしての鳥山 雄司さんが好きなので、どうしても1st、2ndを
聴く事が多いのですが、このアルバムの気持ち良さが何故か好きです。
当時のキャッチコピー、確かに今は恥ずかしいですね(笑)
だけどそれが格好良かったのが、80年代という時代だったんですね。
唯一持っている鳥山さんのソロ作です。
年代を感じるドラムが好きです。
この時代のエフェクトのかかったドラムがなんかすきなんですよ^^
キャッチコピーで思い出すシャカタクの「美GM(BGM)」(笑)
でんたさんなら、1stとか2ndあたりのアルバムが良いかも知れませんよ。
素晴らしいギター・プレイを聴く事ができますから、ぜひ1度聴いてみて下さい。
確かに80年代半ば頃のサウンドですよね。
Cindyのことを調べていて(無念・・・)、このサイトを知りました。
私、鳥山さんの大ファンの者ですが、嬉しくて、思わず、コメントさせてもらいます。
鳥山さんの作品は全て持っていますが、A Taste of Paradise は、私にとっても特別な一枚ですね。確かに、深夜に聴きたくなるアルバムで、このアルバムが出たばかりの頃、青春真盛りだったこともあって、深夜の湘南をドライブしながら、良く聴きいたもんです。
いまだに趣味でバンドをやっていることもあって、鳥山さんは、ギターとアレンジの両方の師匠として尊敬しつづけています。
Fusionというと、昔も今も、技巧に走るスポーツの様なものが多いと思いますが、そんな中で鳥山さんはセンスの良さと優れたバランス感覚で、聴かせる音楽を追求していると感じています。そして、それが、現在の大成功に繋がっているのでしょう!
私はギタリストとしての鳥山 雄司さんが1番好きなんですが、鳥山さんの
凄いところはミュージシャン、ソング・ライター、アレンジャー、プロデューサーという
どの分野においてもバランスの良い、素晴らしい才能を持っているところでしょうね。
その才能は、4つの分野を同時にこなせるし、一つ一つの分野に特化した場合でも
素晴らしい仕事ぶりを発揮できるのでしょうね。素晴らしい人ですね。
深夜の湘南で聴く、このアルバムは格別でしょうね。確か鳥山さんも湘南育ちだったような・・・。
こんなブログですが、お暇な時間にまた覗いてやって下さい。
これからもよろしくお願いします。