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西城 秀樹_TWILIGHT MADE・・・ ◇ 2006年 08月 06日
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Aleeさんのブログ「雨は手のひらにいっぱい」に、西城 秀樹の1979年のアルバム『ファーストフライト』が紹介されているのを読んで刺激を受けまして、今回紹介するアルバムは西城 秀樹です。
1985年にリリースされた『TWILIGHT MADE・・・』は、曲を提供しているアーティスト、バックのミュージシャン達の名前を見ると、もはやCITY POPのアルバムと言っても過言ではありません。

70年代のアイドルが活躍していたフィールドである歌謡曲というジャンルが、80年代半ばには明らかに衰退して影を潜めてしまっていました。西城 秀樹のような70年代のアイドル歌手にとっては生き残りをかけて、暗中模索の状態だったのではないでしょうか。
時代の新しい流れとなっていたCITY POPのアーティスト達へ西城 秀樹やスタッフが目を向けたのも、自然の流れだったのかも知れませんね。

曲を提供しているのは、角松 敏生、芳野 藤丸、MAYUMI(堀川 まゆみ)、岡本 朗です。作詞で吉田 美奈子が4曲(いずれも角松 敏生の作曲)書いています。
角松、芳野に加え大谷 和夫がアレンジを担当しており、吉田 美奈子が6曲のコーラスをアレンジしているという豪華な布陣です。
アルバム・コンセプトは、「秀樹流ドライヴィング・ミュージック」だったらしいです。

『西城 秀樹 / TWILIGHT MADE・・・』
01. Sweet Surrender
02. Beat Street
03. Halation
04. ワインカラーの衝撃
05. Platinumの雨
06. リアル・タイム
07. オリーブのウェンズデイ
08. Beautiful Phapsody
09. Television
10. レイク・サイド

疾走感溢れる01は、吉田 美奈子・角松 敏生の共作のナンバー。いかにも角松らしいアレンジで、当時よく角松自身も多用していたシモンズが時代を感じます。吉田 美奈子のコーラスは文句無しで素晴らしいですね。
続く02も吉田・角松コンビの曲です。シングル・カットされましたが、ヒットはしなかったようです。これまた角松お得意のダンス・ナンバーで、打ち込みのリズムとドラムを上手く組み合わせたアレンジになっています。主役の秀樹よりも吉田 美奈子のコーラスの方が目立ってます(笑)
芳野 藤丸の作曲・アレンジの03。藤丸らしい軽快なギター・カッティングが心地良いミディアム・テンポのポップな曲です。海辺のドライヴにぴったりな爽やかさがあります。
クラリオン・ガールとして有名な堀川 まゆみがMAYUMI名義で作曲している04。アレンジは大谷 和夫でコーラス・アレンジは吉田 美奈子です。
吉田・角松コンビによるバラード曲05。リズム・アレンジを角松、ブラス・アレンジを数原 晋、ストリングス・アレンジを瀬尾 一三、コーラス・アレンジが吉田 美奈子という豪華さです。間奏での数原 晋のフリューゲル・ホーンのソロが素晴らしい曲。
岡本 朗作曲、大谷 和夫編曲による06。歌謡曲チックなメロディーなんですが、秀樹の声にはよく似合っています。
MAYUMI作曲、大谷 和夫編曲、コーラス・アレンジが吉田 美奈子による07。RAPで始まるノリの良い、まさにドライヴィング・ミュージックといった感じのナンバーです。
芳野 藤丸作曲・編曲の08。アルバム中で1番明るい曲調です。
吉田・角松コンビの曲09。珍しいのはアレンジが芳野 藤丸です。しかし、角松っぽさを上手く出したアレンジですね。ギターのカッティングを聴くと藤丸だと分かります。吉田・角松コンビ作品4作の中で1番好きな曲です。ミディアム・テンポのグルーヴィーなナンバーです。
岡本 朗作曲、芳野 藤丸編曲のバラード曲10。岡本 朗の書く曲は、歌手・西城 秀樹をよく知ってるという感じがします。無理のない自然な感じで秀樹も歌っています。

非常に興味深いのは、吉田 美奈子と角松 敏生がこのアルバムの制作で初めて一緒に仕事をしたという事。
山下 達郎に強い憧れを抱いていた角松のこと、吉田 美奈子に対しても憧れていたであろうことは容易に想像出来ます。コーラスの素晴らしさやアレンジの手法を彼女から学んだのではないでしょうか。

西城 秀樹の声質が独特の為に、CITY POP的な楽曲が揃ったにも関わらずCITY POPな感じに聴こえないのが少々残念な感じがします。
しかし、アイドルからアーティストへ変身しようとしている意欲が感じられて良いアルバムだと思います。
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by kaz-shin | 2006-08-06 02:41 | J-POP | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by しげぞう at 2006-08-06 09:02 x
おはようございます
このアルバム、実は、「ある程度まとまった角松モノ」の中で唯一聴いたことがありません
聴きたいな~と常々思っているのですが
レンタルやブックオフで探してみることにします
Commented by LOVE☆YUYA at 2006-08-06 11:15 x
おはようございます!コメントありがとうございました!感動いたしました。
これからもよろしくお願いします。
このアルバム、TVでも歌った『GENTLE A MAN』収録の「Through The Night」と合わせて80年代の角松サウンドが好きな人にとって凄く魅力的ですね。
Commented by kaz-shin at 2006-08-06 20:43
しげぞうさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
このアルバムは、CD化されたみたいなんですが1度もお目にかかったことがありません(笑)
BOOK OFFで見かけるCDでは、『HIDEKI DANCE3』に01、02と
「Through The Night」が収録されていますね。
私もアナログ音源しか持っていないので、結構探していますがまだ
見つかりません。お互い頑張りましょう(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-08-06 20:52
LOVE☆YUYAさん、コメントありがとうございます。
『GENTLE A MAN』をご存知なんですね。色々聴かれてますね。
驚きました。
角松さんも西城さんも同じRVCで、同じ岡村 右というディレクターだったと
いうことで実現したコラボだったんでしょうね。『GENTLE A MAN』では
1曲のみ提供だったのが、今作では4曲に増えていたので西城さんが
結構角松さんの曲に惚れ込んでたのかも知れませんね。
Commented by Alee at 2006-08-07 00:19 x
リンクして頂いて恐縮です。
kaz-shinさんの解説を読んでいると、益々このアルバム聞きたくなってきます。
秀樹に限らず、五郎やひろみもフュージョン〜シティポップのテイストを持ったアルバムをリリースしてるってことで、気になっている昨今です。
Commented by kaz-shin at 2006-08-07 00:27
Aleeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>リンクして頂いて恐縮です。
とんでもないです。Aleeさんの記事を読んで、久々に御三家の音楽が
聴きたくなって、昨日からアナログ音源をPCに取り込んでました。
郷 ひろみさんのアルバムは、近いうちに記事書きたいなと思ってるんですが・・・。
何故か野口 五郎さんの音源がほとんど無いのです(笑)
探しているアルバム(アナログ盤)はあるのですけどね。

機会があったら、このアルバムも聴いてみて下さい。面白いですよ。
Commented by てつ at 2006-11-16 21:06 x
こんばんは。私は、西城さんのファンでもあります(笑)。子供の頃はアイドルとして好きだったのですが、だんだん、このアルバムの収録曲のような個々の良い楽曲のファンへと変わりましが。
角松さんの楽曲も大好きなので、01、02、09の3曲はいずれも好きです。5年くらい前に、一度コンサートに行ったことがあるのですが、09の「Television」を歌っていました。シングルでもないアルバムの曲だし、しかも発売からかなり経ってからのコンサートで歌われたというのは、ご本人もお好きな曲かもしれませんね。ちなみに、これより前のアルバムで、林哲司さんの楽曲を歌われているのはご存知ですか?「オメガっぽくて」私はとても好きです(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-11-17 02:02
てつさん、こんばんは。
西城さんのアルバムは、実はこの1枚しか持っていません。
シングル・レコードは結構持っていますが・・・。
「ブルー・スカイ・ブルー」なんかは大好きな曲の一つです。
林 哲司さんの曲を西城さんが歌っているというのも興味ありますね。
ベスト盤とかに収録されていると聴けるのでしょうけど、難しいかな?
Commented by Kenny U at 2008-02-09 00:38 x
え??
このアルバム『TWILIGHT MADE・・・』
一度は、CD化されたんですかね??
私も、1度もお目にかかったことありませんが…
でも1985年だったら、年代的には、CD発売されていてもおかしくはないか…
(前作の『GENTLE A MAN』ももしかしたら…ですかね??)

私、1991年発売のCD『HIDEKI DANCE 3』は、
角松関連曲が収録されているという事で
当時、これは、定価で買いましたよー!
Commented by kaz-shin at 2008-02-09 02:31
Kenny Uさん、コメントありがとうございます。
私もCDの現物は1度も見たことが無いんですが、CD化されたみたいですよ。
再発も難しいでしょうね。考えられるとすれば何十枚ものBOXの発売とかでしょうね(笑)
『HIDEKI DANCE 3』は、BOOK OFFで随分前でしたけど、1,000円位で買いました。
いつか紹介しようとは思ってます。
Commented by Kenny U at 2008-02-09 03:49 x
『TWILIGHT MADE・・・』は、確かにCD化されてますね!
先ほど、オークション検索サイトで、確認しましたー。
(↑ URLで確認、出来ます!)
過去に二度ほど(ここ一年間の間に)出品されてましたが…
うーん、15000円が相場みたいですよー!
(一緒に探した『GENTLE A MAN』は、過去情報でもみつからず…)
Commented by kaz-shin at 2008-02-10 18:44
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
15,000円が相場ですか~(汗)
欲しくても手が出ない金額ですね。
しばらくはアナログ→デジタル化した音源で我慢します(笑)
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