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Todd Rundgren_Something / Anything? ◇ 2006年 08月 09日
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奇才・トッド・ラングレンの名作中の名作を紹介します。
1972年にリリースした2枚組アルバム『Something / Anything?』です。とにかくポップでキャッチーなメロディーのオン・パレードですね。トッドの場合、その奇才ぶり所以に素晴らしいアルバムと理解に苦しむアルバムとが混在するんですね(笑)
こんなところにマニア的なファンは惹かれるのでしょうけど・・・。ただ、このアルバムは彼の代表作と評判の高い作品なので、自信を持ってお薦め出来ます。

まず驚かされるのは、全25曲中17曲の演奏・コーラスを全てトッド一人でこなしているところですね。言わば宅録の極みと言ったところでしょうか。プロのミュージシャンの演奏とは異なり、たまにリズムの乱れやずれがあるのが絶妙な味となっている気がします。彼の書くメロディーに不思議とこの演奏がマッチしていますね。
リズム楽器(ドラム、ベース、ギター、キーボード)だけを一人で演奏するならば、例えばポール・マッカートニーにも可能ですし、技術もトッドよりは上手いです。しかし、トッドの場合はリズム楽器以外にも管楽器まで自分で吹いてしまうんですね。こうなると凄いとしか言い様が無いです。

また、アーティストとしてでなくプロデューサーやエンジニアとしても一流なんですね。
エンジニアとしては、ザ・バンドの『ステージ・フライト』がトッドが手掛けたアルバムのようです。
プロデューサーとしては、バッド・フィンガー、グランド・ファンク・レイルロード、ホール&オーツ、日本のアーティストでは高野 寛のアルバムを手掛けていますね。
これだけの才能を持っているのですから、ミュージシャンズ・ミュージシャンと言われるのも当然かも知れないですね。

『Todd Rundgren_Something / Anything?』
DISC.1
01. I Saw The Light
02. It Wouldn't Have Made Any Difference
03. Wolfman Jack
04. Cold Morning Light
05. It Takes Two To Tango (This Is For The Girl)
06. Sweeter Memories
07. Intro
08. Breathless
09. The Night The Carousel Burnt Down
10. Saving Grace
11. Marlene
12. Song Of The Viking
13. I Went To The Mirror

DISC.2
01. Black Maria
02. One More Day (No Word)
03. Couldn't I Just Tell You
04. Torch Song
05. Little Red Lights
06. Overture - My Roots:Money(That's What I Want)/Messin' With The Kid
07. Dust In The Wind
08. Piss Aaron
09. Hello It's Me
10. Some Folks Is Even Whiter Than Me
11. You Left Me Sore
12. Slut

全曲のレヴューはとても出来ません(笑)ので、特にお気に入りのDISC.1の01~04について書きます。
まず、01と02といきなり名曲の連発です。01はシングル・ヒットした人気の高いポップ・ナンバーです。色んなアーティストがカヴァーしています。日本では、高橋 幸宏や角松のサポート・ミュージシャンである友成 好宏もカヴァーしていましたね。
続く02も名曲。何とも切なく美しいメロディーなバラード曲です。これも数多くのカヴァーが存在します。
03は、FUNK色の強いポップ・ナンバーで個人的には大好きな曲です。ここでのホーン・セクションもトッド自ら演奏したもの。凄い人ですね。どことなくSly & The Family Stoneみたいな感じです。
04は、爽やかなアコースティックなサウンドを中心に、テンポの変化に富んだ面白いナンバーなんですがとても魅力的です。
他にもDISK.2の04や09等も有名な曲ですし、DISK.2の07以降のセッション・スタイルも良い感じで、まさに捨て曲無しのアルバムですね。
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by kaz-shin | 2006-08-09 00:06 | 洋楽系 | Trackback(2) | Comments(4) | |
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Commented by shintan_shintan at 2006-08-09 23:05
こんばんは。
I Saw The Lightが大好きなんですが、それ以外にもいい曲多いでよね。演奏を一人でこなす場合って、どうしてもドラムに違和感を抱くことが多いんでが(下手な人が多いんで)、このアルバムは違和感なかったですね。結構上手いと思いますよ。
Commented by 240_8 at 2006-08-10 00:13
こんばんは!こういうのも聴かれるんですね。
違うアルバムの記事ですがTBさせて頂きました。
トッドはポップスセンスが抜群ですね。特に初期は。
最近トッドは「ニューカーズ」として活動を開始しているようです。あのカーズとトッドが結びつかないのですが・・・。
Commented by kaz-shin at 2006-08-10 00:34
shintanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
一人で演奏する場合、shintanさんが仰るようにネックはドラムだと思います。
ドラムから録音し始めて他の楽器を重ねていく場合と、
ドラムを後から録音する場合で変わってくるでしょうね。
スティーヴィー・ワンダーは、後者のようですね。
トッドはおそらく前者かなという気がしますが、詳しい事は分かりません(笑)
これだけの楽器をこなせるのですから、素晴らしいの一言です。
Commented by kaz-shin at 2006-08-10 00:41
240_8さん、こんばんは。いつもありがとうございます。
>こういうのも聴かれるんですね
意外でしたか?(笑)
実は70年代半ば位までは洋楽、しかもロック系ばかりあれこれ聴いてました。
もし、ネタが無くなってきたらビートルズやピンク・フロイド、イエス、KISS、クイーン、グランド・ファンクなんかも登場するかも知れません。
その時は、コメントをよろしくお願いします。
TBしていただいたアルバムも好きですね。この頃のトッドのメロディー・センスは群を抜いてますね。
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