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宮本 典子_RUSH ◇ 2006年 08月 19日
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現在でもR&Bシンガー"mimi"として活動を続けている宮本 典子の1980年にリリースされた通算2枚目のアルバム『RUSH』を紹介します。

宮本 典子は、赤坂にあった有名なディスコ「MUGEN」でダンサーとしてデビュー。その後、グッチ 祐三、ウガンダ等とバンドを組み、シンガーとしてスタートを切ったようです。そのバンドでは、グラハム・セントラル・ステーション、ルーファスなどのコピーを演奏していたそうです。やがてジャズ・ベーシストの鈴木 勲とのコラボレートで、ジャズ・シンガーとして本格的なデビューを果たしました。

2ndアルバムまでは、ジャズやフュージョン風なテイストの強い作品が多く、知る人ぞ知るといった存在だったように思います。今回紹介するアルバム『RUSH』では、新しいファン層の開拓やヒット曲を狙った制作サイドの意思を感じるアルバムですね。ニュー・ミュージックや歌謡曲テイストが濃い作品が集められています。
作曲陣だけを見ても、筒美 京平、林 哲司、梅垣 達志、大野 雄二といういずれもヒット・メーカーばかりです。ユーミンも詞を2曲提供しているという力の入れ具合です。

正直なところ、最初にこのアルバムを聴いた時の印象はあまり良くありませんでした。地味と言うか、インパクトに欠ける感じがしました。ところが何回か聴いていくうちに、「この曲、結構良いなぁ」というのが増えていくんですね。噛めば噛むほど味が出るスルメみたいですね(笑)

『宮本 典子 / RUSH』
01. シルバー・レイン
02. 炎の頃
03. WHY DON'T YOU
04. 北回帰線
05. エピローグ
06. 朝やけの告白
07. SOMEWHERE SOMEONE
08. 歩きだしてナターシャ
09. 積木の箱
10. ラスト・トレイン

林 哲司作・編曲による01は、オープニングを飾るに相応しいポップ・チューン。
筒美 京平作・編曲の02。流石に天才・筒美 京平だけのことはありますね。サビのメロディーがとてもキャッチーで親しみやすいナンバー。
英語詞のバラード曲03。英語詞の歌を聴くと、不思議にR&Bシンガーとしての力量を感じますね。
梅垣 達志作・編曲の04は、少し古めのニュー・ミュージック風といった感じですが、何故か耳に残る曲です。
呉田 軽穂作詞・梅垣 達志作・編曲の05。歌謡曲テイストの濃いナンバーですが、憶えやすいメロディーで一般受けしそうなタイプの曲だと思います。
06も呉田 軽穂作詞・梅垣 達志作・編曲。CITY POP路線の曲です。
大野 雄二作曲の英語詞のナンバー07。英語詞の歌の方が活き活き聴こえます(笑)
筒美 京平作曲、井上 鑑編曲による08。歌謡曲風メロディーに井上 鑑のCITY POP全開のアレンジの組み合わせが面白いです。
梅垣 達志作・編曲のバラード曲09。スケールの大きい曲で宮本 典子の声、歌い方にはよく似合っています。
このアルバムが発売された当時、歌番組でよく歌っていた10。彼女のヒット曲のひとつと言える曲でしょう。筒美 京平作・編曲ですが、歌い手の特徴を活かしながら、しかもキャッチーなメロディーでヒットさせる才能は凄いの一言ですね。日本を代表する天才作曲家ですね。

歌の上手さは十分に感じるものの、宮本 典子本来の迫力は少し希薄な感じがします。逆に抑え気味な歌唱が聴きやすさに繋がっているのも事実だと思います。
R&Bディーヴァ、宮本 典子の別の一面を垣間見れる面白いアルバムですね。
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by kaz-shin | 2006-08-19 02:38 | J-POP | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by WESING at 2006-08-26 11:32 x
これがupされる前に、昔の「夜のヒット・スタジオ」に宮本典子さんが出演している回をCSで見たので、僕が持っているアルバムをデジタル化しなければと思ったところだったんです。(笑)
僕は「PUSH」「RUSH」「SHOCK」の3枚を持っています。特別良いとも悪いとも思わなくて、たまに聞いた程度で、20年近く忘れられたアルバムでした。(苦笑)
これを機会にアルバム3枚を聞いてみて、それぞれ違いがあって悪くなかったけど、その中ではこのアルバムが一番このブログ向きだと思いました。(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-08-26 15:39
WESINGさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「夜のヒット・スタジオ」に出演して歌っていたのは、このアルバムの曲ではなかったですか?
何度かTVで「ラスト・トレイン」を歌っているのを見た事があります。
WESINGさんの仰るように、このブログ向きのアルバムはこれですね。
宮本さんのアルバムで唯一CDで持ってるのがこのアルバムというのもありますが・・・(笑)
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