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小林 麻美_CRYPTOGRAPH ◇ 2006年 09月 20日
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和製フレンチ・ポップスというフレーズがぴったりくる小林 麻美が1984年にリリースしたアルバム『CRYPTOGRAPH ~愛の暗号~』。
1980年代のJ-POPシーンにおいては、一部のアーティスト達がヨーロピアン・サウンドに傾倒していたものがありましたね。大貫 妙子やラジ、越 美晴等もそういうヨーロピアンな感じのアルバムを制作していました。
小林 麻美のこのアルバムもそんな中の1枚と言っても良いでしょう。

松任谷 由実がプロデュース。この小林 麻美&松任谷 由実のコンビは、この後も『ANTHURIUM~媚薬』、『GREY』と続きますが、このアルバムしか聴いてません(汗)
当時はユーミンのプロデュースという事で購入しましたが、あまり好きになれませんでした。
このアルバムの良さが分かってきたのは、わりと最近に事なんですね(笑)
歌うというより囁きに近い甘い感じが一杯のヴォーカル・スタイルが、好みを分けるところかも知れませんね。発売された当時は、このヴォーカル・スタイルが苦手でした。しかし、ヴァネッサ・パラディが登場してからは、こういうヴォーカル・スタイルもありなんだなと妙に納得しました。

ガゼボやジェーン・バーキンの名曲のカヴァーに加え、加藤 和彦、ユーミン、井上 陽水、玉置 浩二が楽曲提供しています。アレンジャーは、新川 博、武部 聡志、つのごうじの3人です。

『小林 麻美 / CRYPTOGRAPH』
01. 月影のパラノイア
02. 微熱
03. TYPHOON
04. グランプリの夏
05. TRANSIT
06. Sugar Shuffle
07. 恋なんてかんたん
08. アネモネ
09. 雨音はショパンの調べ
10. Lolita Go Home

01は、オリジナルはGAZEBOのようですが聴いた事がありません。新川 博のアレンジが幻想的ですね。独特なメロディー・ラインですが、耳に残ります。松原 正樹のギターが良いです。
加藤 和彦らしい曲02。武部 聡志のアレンジが光っています。親しみやすいメロディーとジェイク・H・コンセプションのクラリネット、サックスが渋いです。
ユーミンのアルバム『VOYAGER』に収録されていた曲のカヴァー03。武部 聡志のアレンジが美しく、雰囲気があって素晴らしい仕上がりになっています。青山 徹のギターも地味ですが良い仕事してます。
アルバム中で1番テンポのあるナンバー04。井上 陽水の曲です。青山 純、伊藤 広規のリズム隊に青山 徹、鳥山 雄司のギターが絡みます。鳥山 雄司のソロが聴き所ですね。
空港のSEで始まる05。この曲も井上 陽水の作曲で、作詞はユーミン。ムードのあるJAZZYなバラード曲です。井上 陽水自身も歌っているようですね。
リンジー・デュ・ポールのカヴァー06。フレンチ・ポップの日本語カヴァーとしてはかなり良い出来だと思いますね。小林 麻美の声や雰囲気にピッタリな選曲だと思います。
ユーミンの書いた07。カリプソ風なアレンジでアルバムの中では1番明るい曲です。向井 滋春のトロンボーン・ソロが格好良いナンバー・
玉置 浩二作曲の08。和風テイスト溢れる曲ですが、少し暗いイメージですね。玉置らしいと言えば玉置らしい1曲です。
本家・GAZEBOを凌駕する程良いと思っている09。ユーミンの詞も良いですね。洋楽の日本語カヴァーの中にもオリジナル以上に出来の良いものがたまに存在しますが、この曲はまさにそんな曲の代表かも知れません。
このアルバムの中でも光ってる曲10。ジェーン・バーキンの名曲のカヴァーです。つのごうじのアレンジ、小林 麻美の訳詞と歌が実に雰囲気があって良いですね。大好きなナンバーです。

レコードで購入したんですが、しばらく聴いていませんでした。去年BOOK OFFでCDが比較的安い値段で売られていたんで購入。久しぶりに聴いてみると結構良かったので紹介しました(笑)
フレンチ・ポップとかヨーロピアンなさウンドと言うと、秋から冬という季節のイメージがあります。何とも貧困なイメージですが、実際にこれからの季節にはピッタリな気がします。
ヨーロピアンな感じが好きな人にはお薦めの1枚です。
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by kaz-shin | 2006-09-20 00:02 | J-POP | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by hisa at 2006-10-20 23:06 x
小林麻美はコメントなしですか。残念ですね。
わたしは、デビューの「初恋のメロディ」から大ファンです。あのイントロから歌い出しだけで、はまってしまいました。このアルバムは、アイドルだったその時期とは曲のコンセプトなど全く違いますが、歌い方は変わっておらず好きなアルバムです。
Commented by kaz-shin at 2006-10-20 23:48
hisaさん、コメントありがとうございます。
小林さんのアルバムというか曲自体、じっくり聴いたのはこのアルバムが
初めてです。
おそらく声量の無さが個人的にはひっかかっていたのだと思います。
でも、このアルバムは好きですね。聴く回数が増す度に好きになって
いった感じがします。
今度があったらベスト盤を聴いてみようかと思っています。
Commented by zz at 2007-03-16 21:38 x
若かりし当時大ファンで、アルバム(レコード)「落葉のメロディー」、「20才の愛」、「PASTEL LOVE」、「CRYPTOGRAPH」まで持ってました。
LDの「CRYPTOGRAPH」まで持ってましたね。
所属事務所の社長、田邊昭知と結婚して熱も冷めました。
サポート陣営、曲はすごくいいんですが、なにぶん歌唱が・・・。
CDは買えません。
Commented by kaz-shin at 2007-03-17 00:26
zzさん、コメントありがとうございます。
筋金入りのファンだったんですね(笑)
私はこのアルバムしか聴いた事がないのです。
レコードを買った当時はあの独特な歌い方に馴染めませんでしたが、
最近になって良さが分かってきましたね。
ヨーロピアン・ポップス風だったから成功したんでしょうね。
アメリカン・ポップスだったら、小林さんのヴォーカルでは弱い気がします。
1度聴き直してみたらどうでしょう?印象が変わるかも知れませんよ。
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