唐突ですが、ピンク・フロイドです(笑)
私のブログで紹介するアルバムとしては、異質な感じを受けるかも知れません。しかし、1970年代の10年間は、私の10代そのものの10年間でもありまして、70年代半ば頃まではビートルズに狂い、ロックばかり聴いてた少年でした。
お決まりのパープルやツェッペリンを筆頭に、キッスやクイーン等もリアル・タイムで聴いてました。
そんな中一時期嵌ったのがプログレッシブ・ロック。ピンク・フロイド、イエス、キング・クリムゾン、エマーソン、レイク&パーマー辺りを好んで聴いておりました。レコードも相当数所有しているのですが、70年代終り頃からFUSIONに嵌り、AORに嵌り、CITY POPに魅了されはじめてからは、次第にロックは聴かなくなりました(笑)
当然、CDで買い直す事のないま今日に至っています。
先日BOOK OFFで1,000円以上のCDは200円引きというセールをやっておりまして、たまたまこの『狂気』が1,000円でした。これはかなり安い方で、通常ピンク・フロイドのアルバムだとオフでも2,000円を超える値段設定が多いですから・・・。懐かしさの余り、200円引きセール+割り引き券100円分を使って700円で購入しました。
1973年にリリースされたこの『狂気』は、ロックが好きな人には「何を今更」って感じのアルバムですよね。741週連続チャート・インするというギネス・ブック公認の驚異的記録を誇るモンスター・アルバム。
当時(今でもそうかも知れませんが・・・)、シングル至上主義の時代においてコンセプトを持ったアルバム作りをしていたのがプログレのバンドだったと言えるでしょう。今では当たり前の事ですけど。つまりアルバム1枚が1作品で、その中の1曲だけ取り出して聴いてもつまらない訳です。曲順通りにアルバムを通して聴かないとつまらなくなってしまうのです。
今回久しぶりにCDでこのアルバムを聴いて、その完成度の高さ、アイディア、立体感溢れる音に改めて感動しました。時代を超越した名盤ですね。
『PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON (狂気)』
01. a) SPEAK TO ME b) BREATHE
02. ON THE RUN
03. TIME
04. THE GREAT GIG IN THE SKY
05. MONEY
06. US AND THEM
07. ANY COLOUR YOU LIKE
08. BRAIN DAMAGE
09. ECLIPSE
レコードの時代から変わらず、スタートしてからなかなか音の聴こえてこなくて苛つく01ですが、「BREATHE」の何とも心地良いサウンドに触れると許せますね(笑)
プログレっぽさ全開の02。ピンク・フロイドの場合、この手の曲でも不思議と耳障りではありません。
久しぶりに聴いて、突然の時計の鐘の音に驚いてしまいましたが大好きなナンバー03。立体感のあるサウンドにキャッチーなメロディー、良い曲です。
クレア・トリーの素晴らしいヴォーカル(?)と緻密にアレンジされた演奏のマッチングが素晴らしい04。
お馴染みのヒット・ナンバー05。最も親しみやすい曲かも知れませんね。最初のレジのSEを聴いていると、怪獣カネゴンを思い出してしまうのは私だけでしょうね(笑)
美しいオルガンで始まる06。これも素晴らしいナンバーで大好きな1曲です。ディック・パリーのサックスも聴き所。癖になる曲です。
言葉では表現しにくい07(笑)
タイトルのイメージとは違って、親しみやすいメロディーと美しいコーラス・ワークが魅力な08。途中で入る男の笑い声が不気味ですが・・・。
08からそのまま流れ込むエンディング09。構成力が素晴らしいです。
1973年にこういうアルバムを作り上げた事が驚異です。
当時、このアルバムはドラッグ・パーティーのBGMによく使用されたという話を聞いた事があります。普通に聴いていてもこれだけ気持ち良いのですから、薬を服用している時に聴いたのなら随分良いトリップが出来たのかも知れませんね(笑)
プログレに関しては有名どころしか聴いておりませんが、一番好きなプログレのアルバムですね。70年代にリリースされたすべてのロックアルバムのなかでも屈指の完成度なんじゃないですかねぇ。
流石にshintanさん、幅広く聴かれてますね。
このアルバムは、特にプログレが好きでなくても洋楽ファンは1度は聴いている
アルバムかも知れないですよね。
ピンク・フロイドの音楽って難解そうでいて、実はメロディアスで聴きやすいモノが多いです。
他にも『原子心母』、『炎 ~あなたがここにいてほしい~』なんかも好きでよく聴いてました。
彼らのアルバムは、どれも完成度が高くて驚きです。
アルバムを通して聴くことにより、良さが際立ちますね。
今から33年前のアルバムですから、まさに「狂気」ですね(笑)
>アルバムを通して聴くことにより、良さが際立ちますね。
本当にそうですね。昔、駅売りのCDみたいなやつでピンク・フロイドのベスト盤を
購入したんですが、全然良くないんですよね(笑)
曲順通りに全部聴いてこそ、このアルバムの良さがわかるというのが凄いですね。
本当に傑作、名作の1枚だと思います。
僕の初ピンク・フロイドはこのアルバムです。
これと、サンタナの「キャラバンサライ」を知人から聞かせてもらって、
インスト好きの僕は迷わずサンタナを選びました。(笑)
でも、ピンク・フロイドが嫌だったわけではなく、しばらくして輸入盤を買いました。プログレッシブ・ロックと言っても、聞きやすいですよね。
だから、好きなんですけど。
驚かれましたか?(笑)
そうですよね。ここで取り上げてるアルバムとは色が違い過ぎますから・・・。
ここのところBOOK OFFでアナログ盤は持っているけど、CDで買い直していない
洋楽のアルバムを何枚か安く買う事ができたんです。その内の1枚がコレでした。
実はサンタナの『天の守護神』も安く買い直せたので、近々記事にしようと
思っていたところです。
確かにWESINGさんには、ピンク・フロイドよりサンタナの方が似合ってる気がします。
そう言えば、最近FUSION系のアルバムの記事書いてないですね。
頑張って書かなければ。
中学生でピンク・フロイドを聴いていたとは・・・早熟ですね(笑)
私はこのアルバムがリリースされた時は中学生でしたが、初めて聴いたのは
高校に入ってからでしたね。
戸惑いがあったものの、妙に惹かれて繰り返し聴いていました。
不思議な魅力を持ったアルバムですね。
わたしがフロイドをはじめて聴いたのは ファイナル・カットでした
ちょっと出足遅いかも。。。。。
高校生の時LP買って最近CD買いなおしました。
あのジャケットが好きです~。
オトナになってから聴くそれは、また違った味!で。
『ファイナル・カット』が出会いのアルバムというのは渋いですね。
昔と今とで同じアルバムでも違って聴こえる事は確かにありますよね。
私の場合、昔好きだったけど今は駄目というのはほとんど無いですね。
逆に昔はそれほどでも無かったけど、今聴くと凄く良いと思えるアルバムが沢山あります。
不思議なものですね。
コジと申します。
70~80年代ということで何気なく飛んできました。
ピンク・フロイドの名盤といえば「狂気」なんですよね。
「突然の時計の鐘の音に驚いてしまいましたが」実は私もその一人かも知れません。この「タイム」という曲が好きでピンク・フロイドを聴くようになったといっても過言ではないと思います。「マネー」もいいんですが乾いた音のニックのドラム、ギルモアのなきのギター、ウォーターズのベースライン、ライトの美しいキーボードと虜になった曲でもあります。
とても親しみのあるブログですね。大滝詠一、佐野 元春なども大好きです。
しかし、1000円でこのCDを買えるなんて絶対ラッキーですよ。(うらやましい)
またおじゃまします。
よろしければTBしてもよろしいでしょうか。
私にとってピンク・フロイドの出会いは衝撃的でしたし、音楽の聴き方を
変えたバンドと言っても良いかも知れません。
それまでロックというとヴォーカルものばかりでしたが、歌のないロック
(音楽)がこんなに良いものだと教えてもらいました。
それからは暫くプログレに嵌ってました(笑)
そして70年代後半にはFUSIONに興味が移っていきました。
音楽の幅を広げてくれたバンドでした。
TBの件ですが、薄っぺらな記事しか書いていませんが、それでよろしければよろしくお願い致します。
そちらへもお邪魔させて頂きますのでよろしくお願い致します。
勝手ながらお気に入りにリンク貼らせて頂きました。
ご迷惑でしたらお知らせ下さいね。
確かにプログレは難しいというイメージはあるかも知れませんね。
しかし、このアルバムを含め名作と評される数々の作品には、多くの人を惹き付ける魅力をもっているのも事実ですよね。
聴きやすいメロディアスなロックやポップスとは違って、サウンド構築のマジックと言いますか、その世界観で魅了するのが
プログレなのかも知れませんね。それにしても70年代のロックには面白い作品が沢山ありましたね。
そういう意味では私は良い時代に生まれたとつくづく思います(笑)
つながるかもしれません。(苦笑)
ロックに鍵盤楽器が入ることが一つの革命。
ジャズに電子鍵盤楽器が入ったのも一つの事件でした。
マイルス・デイヴィスの「ビッチェズ・ブリュー」を
無理にとは言いませんが、機会があったら一度聴いてください。
確かにロックに電子鍵盤楽器が加わったことは革命的でしたね。
それまでギターが主役だったロックが、ELPのようにキーボードが主役の
ロックが出てきて
ロックの幅が広がりましたよね。
マイルス・デイヴィスの「ビッチェズ・ブリュー」は昔聴きましたが、最近は聴いてませんでした。
良いアルバムを思い出させてくれました。ありがとうございます。