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BAY CITY ROLLERS_IT'S A GAME (恋のゲーム) ◇ 2006年 10月 07日
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「いい歳したおっさんが、ベイ・シティ・ローラーズかよっっっ!!」という三村 マサカズ風な突っ込みが聞えてきそうですがご容赦下さい(笑)
1977年にリリースされたベイ・シティ・ローラーズの通算5枚目のアルバム『IT'S A GAME (恋のゲーム)』を紹介します。

1977年というと私は18歳でしたが、当時の彼らの人気の凄まじさはよく知っています。正直、このアルバムを聴くまでは少しも良いとは思ってませんでした。毎日のようにラジオから彼等の歌が聴こえてきてましたし、何より私の妹が彼等に嵌っておりまして、隣の部屋で大音量で聴いていたので嫌でも耳に入ってきてました(笑)
それでも自分の意思で聴こうとまでは思いませんでしたね。
ところがある日、いつものように妹の部屋から大音量で音楽が・・・。当然、ベイ・シティ・ローラーズだろうと思っていたんですが、いつもと感じが違うポップな歌やバラード、ディスコ向けなファンキーな曲等が流れてきて、結構良い感じだったので、妹に尋ねるとベイ・シティ・ローラーズの新作だというではないですか。
妹にレコードを借りて聴いてみると、実に良いんですね。明らかにそれまでのベイ・シティ・ローラーズとは違うサウンドとメロディーでした。私が彼らのアルバムで唯一良いと思えたアルバムです。

前置きがかなり長くなってしまいましたが、私が知っているベイ・シティ・ローラーズはレスリー・マッコーエン(vo)、エリック・フォークナー(g)、スチュアート・ウッディ・ウッド(g)、アラン・ロングミュアー(b)、デレク・ロングミュアー(dr)の5人組でした。
このバンドも色々ごたごたの絶えないバンドだったらしく、アラン・ロングミュアーが脱退し、イアン・ミッチェル(g)が加入。しかしすぐにイアンも脱退。イアンは後にロゼッタ・ストーンというバンドを組んで成功しましたね。今度は可愛い顔したパット・マッグリン(g)が加入し、このアルバムのレコーディングを開始したらしいのですが、アルバムの完成を待たずに脱退。結局、レスリー、エリック、スチュアート、デレクの4人で作られたのが『IT'S A GAME』です。

このアルバムの特徴は、まず脱・アイドルを狙った作品である事でしょう。彼らの大ヒット曲のほとんどがカヴァー曲なんですが、このアルバムではカヴァーもありますが注目すべきは、彼らのオリジナルが5曲収録されているのですが、その全てが素晴らしい作品である事です。
デヴィッド・ボウイのプロデューサーとしても知られる、このアルバムのプロデューサー・ハリー・マスリンの手腕も大きく影響しているかも知れませんね。

『BAY CITY ROLLERS / IT'S A GAME (恋のゲーム)』
01. IT'S A GAME (恋のゲーム)
02. YOU MADE ME BELIEVE IN MAGIC (夢の中の恋)
03. DON'T LET THE MUSIC DIE (ハートで歌おう)
04. LOVE POWER
05. THE WAY I FEEL TONIGHT (愛をささやくとき)
06. THE PIE (冷たいあの娘)
07. LOVE FEVER
08. SWEET VIRGINIA
09. INSIDE A BROKEN DREAM (孤独の涙)
10. DANCE, DANCE, DANCE
11. REBEL REBEL (炎の反逆)

いきなり01~03までシングル曲の3連発。01は、イギリスのストリング・ドリヴン・シングが73年の発表した曲のカヴァーらしいです。それまでのベイ・シティ・ローラーズの色が濃い曲ですね。
アレンジもAORっぽく、キャッチーなサビのメロディーが印象的な02。彼らのシングルでは大好きな曲のひとつです。
驚いたのは、エリックとスチュワートの共作による名バラード曲03。この美しいバラード曲がメンバーが作った作品だと知って驚愕したのを憶えています。アレンジもコーラスも良い感じです。
明るい感じのポップ・ナンバーの04ですが、ところどころにR&Bテイストが散りばめられた感じが面白いです。
アコースティック・サウンドを軸にしたバラード曲05。レスリーのハスキーな声によくお似合いのナンバー。
C&W風な06もカヴァー曲で、サザーランド・ブラザーズ・バンドがオリジナルのようです。この曲が収録されていたのは日本盤だけだったようです。
07~10までの4曲が、ベイ・シティ・ローラーズのオリジナルです。大好きな07は、FUNKYなナンバーでサックスやギターのソロ、レスリーの力の入ったヴォーカルが新鮮です。
ウエスト・コースト風なサウンドが魅力の08。ギター・カッティングも軽快で、乾いた風を感じる魅力溢れるポップ・チューンです。
どこか淋しげながら美しいメロディー・ラインも持ったバラード曲09。これも良い曲ですね。途中のアコースティック・ギターのフレーズはどこかで聴いたようなという感じですが(笑)
07と同じFUNKY路線の10。おそらくディスコでかかっていても違和感はないでしょう。それにしても良い曲を書いていますね。
最後の11は、デヴィッド・ボウイのカヴァー曲でノリの良いロック・ナンバーです。なかなか渋いギター・ソロが聴けます。この曲のヴォーカルはエリックです。

おそらくベイ・シティ・ローラーズの大ヒット・シングル曲しか知らない人が、このアルバム(特に後半07以降)を聴いてもベイ・シティ・ローラーズだと気付かないかも知れません。そこが脱アイドルを狙っていた彼らの意図したものだと思います。
しかし、このアルバムをリリースした頃は人気が下降気味(日本は別だったようですが)の頃。そこへ今までと違うサウンドを持ってきた事で、人気の下降に拍車をかけたとも言えるでしょう。
しかし、アルバムとしての完成度は高いと思います。洋楽好きな人には受け入れられるアルバムではないかと思うのですが・・・。
ジャケットもそれまでと違って、本人達の姿はありません(裏にはしっかり出てますが・・・)。こんなところからも彼らの意気込みが伝わってくるアルバムです。
興味があったら、ぜひ聴いてみて下さい。お薦めですよ。
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by kaz-shin | 2006-10-07 00:04 | 洋楽系 | Trackback(2) | Comments(8) | |
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Commented by KINGO at 2006-10-07 00:43 x
出た!Bay City Rollers
このアルバム、俺的には「Dedication」と並ぶ彼らの名盤です。
実はウチの場合も、当時妹が大ファンでありました(笑)
このアルバムで彼らの音の変化に一番驚いたのは「08. SWEET VIRGINIA」
しかもイントロのギターも本当に弾いているのを知って更に驚いた(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-10-07 00:55
KINGOさん、毎度です。
さすが同年代、反応してくれると思ってました(笑)
「SWEET VIRGINIA」のイントロには本当に驚きました。
実にウエスト・コーストしてますもんね。
この曲は、脱退したパット・マッグリンが書いた曲って噂があったんですが本当なんでしょうかね?
曲のクレジットがBAY CITY ROLLERSになってますね。
ここ1ヶ月位、妙にこのアルバムが聴きたくなってアマゾンでポチッと
購入ボタンを押してしまいました(笑)
Commented by 240_8 at 2006-10-07 07:41
おはようございます!
いや~、本当にアップされたんですね(笑)。しかも気合の篭った記事!

だんだん思い出して気ました。当時は「Dedication」のポップなところに惹かれており、このアルバムを聴いたときは「??」だった記憶があります。
ウッディは歳を取り過ぎたのでクビにされたと聞いてます。でも③「DON'T LET THE MUSIC DIE」はウッディも曲つくりに関わっていたんですね。この曲は今までのBCRとは違う印象で聴いてましたね。もちろん①②も好きでした。

実家のレコード棚にこのアルバムは眠ってますが、今度チェックしてみます!
Commented by KINGO at 2006-10-07 10:54 x
SWEET VIRGINIAのイントロ、パット・マッグリンが弾いてるのを聴いたよ。
Commented by kaz-shin at 2006-10-08 02:08
240_8さん、こんばんは。コメントとTBありがとうございました。
何故かここ数週間、ベイ・シティ・ローラーズが聴きたくなってました。
アマゾンで購入した翌日に240_8さんのブログに記事がアップされたんで
余計アルバム到着が待ち遠しかったですね(笑)
久々に聴いてみると昔の印象のまま、あるいはそれ以上に良かったです。
Commented by kaz-shin at 2006-10-08 02:09
KINGOさん、毎度です。
あのイントロのギターはパットだったんですか!結構上手いですね。
そうなるとこの曲は、パットの作品だったのかも・・・。
Commented by bally at 2006-10-08 03:52 x
kaz-shinさん、こんばんわ。
僕は当時13歳でした。
親友の家に遊びに行くと彼の姉ちゃんの部屋に拉致監禁され、
何度も強制的にこのアルバムを鑑賞させられたものでした。
でも確かに良いPOPSアルバムだったと思います。
お陰で「夢の中の恋」は多分今でも空で歌えます(笑
Commented by kaz-shin at 2006-10-09 00:07
ballyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
当時、男子は彼らを軽視していたところがありましたからね・・・(笑)
でも、しっかり聴いてみると良いアルバムだったりします。
やはり音楽っていうのは、聴いてみないと分からないと実感したアーティストであり、
アルバムでした。
「夢の中の恋」は名曲ですね。
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