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水越 恵子_AQUARIUS (Part 2) ◇ 2006年 11月 05日
水越 恵子_AQUARIUS (Part 2)_e0081370_0333994.jpg 

ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらなので改めて紹介するPart 2シリーズです。

昨年の同じ時期に、秋になると聴きたくなるアルバムとして紹介したのですが(紹介記事はコチラ)、今回再度紹介しようと思ったきっかけは、念願のCDを入手したからです(笑)
それまでは、アナログ音源をデジタル化してCD-Rに焼いて聴いていたのですが、やはりちゃんとCD化されたものが欲しくて探していました。めでたく入手できた記念として再度、紹介記事を書かせて頂きます。

1979年にリリースされた3rdアルバムなのですが、それまでの1stアルバム『HEART』や2ndアルバム『LADY』に比べて完成度も高く、何より水越 恵子がソング・ライターとしての才能を開花したアルバムだと思っています。1stや2ndアルバムでは、伊藤 薫というソング・ライターの書いた曲が大半を占めていました。伊藤 薫の書いた曲は、耳に馴染みやすいメロディアスな曲が多く素晴らしい作品ばかりです。
しかし、『AQUARIUS』では、伊藤 薫の作詞・曲のナンバーは全10曲中3曲のみで、残り7曲は水越 恵子の作詞・曲のナンバーです。伊藤 薫の作品は、いつも通り安心して聴ける素晴らしい曲ですが、水越 恵子の作品も伊藤 薫の曲に決して引けを取らない佳曲ばかりです。

佐藤 準が5曲、大村 雅朗が5曲アレンジを担当しています。
参加ミュージシャンは、
Drums : 林 立夫、菊池 丈夫、市原 康
Bass : 岡沢 茂、高橋 ゲタ夫
Guitar : 鈴木 茂、今 剛、水谷 公生、矢島 賢
Acoustic Guitar : 吉川 忠英、笛吹 利明
Keyboards : 佐藤 準、羽田 健太郎、大原 茂人
Percussion : ペッカー、斎藤 ノブ

『水越 恵子 / AQUARIUS』
01. 生まれ変る為に
02. 東京が好き
03. 秋想
04. 最後のデート
05. ヨーソロ
06. そしてetc・・・
07. TOUCH ME in the memory
08. 少年
09. 雨の休日
10. Too far away

01から04までは水越 恵子の作品。01は少し重たい感じのリズムで始まり、曲の最後で軽めのテンポ・アップしたリズムへと変わります。まさに「生まれ変った」様を音で表現したような佐藤 準のアレンジが見事です。
個人的に大好きなナンバー02。水越 恵子のソング・ライターとしての才能を感じさせる曲だと思います。この曲は、香坂 みゆきがシングル曲としてカヴァーしています。今の季節にぴったりな1曲です。
暗く重たい感じが漂う03ですが、水越 恵子の声にはよく似合う曲と言えるでしょう。
軽快なギター・カッティングが印象に残る04。楽しいはずのデートですが、最後となると・・・。そんな微妙な気持ちが上手く出ているメロディーとアレンジだと思います。
伊藤 薫の作品05。物悲しい歌詞とフォーク色の強いメロディーの曲ですが、妙に耳に残るところが伊藤 薫の作品の特徴かも知れません。
水越 恵子の作品06は、軽快で明るい雰囲気の曲です。ドライブ向きの曲ですね。佐藤 準のアレンジが光っています。
シングル・カットされた07も水越 恵子の作品です。サビのメロディーが印象的です。
伊藤 薫の作品08。フォーク全盛期に流行った感じのメロディーで、どこか懐かしさを感じる曲です。アリスが歌っても似合いそうな曲ですね(笑)
このアルバム中1番好きな曲09。水越 恵子の作品で、佐藤 準のアレンジのセンスの良さに驚かされる曲です。終盤の水越 恵子のスキャットが聴き所。
伊藤 薫の名曲10。こんなにストレートなラブ・ソングをここまで感情豊かに歌えるのは、水越 恵子ならではでしょう。谷村 新司もカヴァーしてますが、比較になりません。この曲での彼女の歌は、涙さえ誘うものです。7分を越える大作ですが、大村 雅朗のアレンジがメロディーを活かし、水越 恵子の歌が更に聴く者を引き込むという凄い曲です。鳥肌立ちますよ(笑)

このアルバムは、私にとって不思議なアルバムなのです。
と言うのも1曲づつを取り上げていくと、苦手なタイプの曲も多いアルバムなんですが、何故か聴く時は全曲通して聴きたいアルバムなのです。理由は分かりません(笑)
02や07、10はベスト盤などに収録されている事が多いのですが、ベスト盤で聴くよりもこのアルバムを通して聴いている時の印象の方が遥かに良いような気がするのです。私が毎年秋になると必ず聴きたくなる不思議な魅力を持ったアルバムです。

最後にアナログ盤とCD盤では、ジャケット写真が微妙に異なっていますね。去年書いた記事のジャケット写真と見比べてもらうと、間違い探しのような気分になれますよ(笑)
by kaz-shin | 2006-11-05 02:17 | J-POP | Comments(8) | |
Commented by bally at 2006-11-06 00:11 x
以前の水越さんのエントリーの時にもコメントさせて頂いたかもしれませんが、私もこのアルバム好きでよく聴いてました。
好きな曲は私も「東京が好き」(サビの前2小節辺りが特に)と「雨の休日」です。
Commented by kaz-shin at 2006-11-06 00:34
ballyさん、こんばんは。
以前、デビュー・アルバムを紹介した時に、このアルバムの事をコメントに
書いて下さいましたね。
私も本当にこのアルバムが好きで、豊かな表現力と声の持ち主である水越さんに魅了されています。
いつも聴きたくなるのがこの季節であることと、念願のCDを入手出来たので再び記事を書きました。
ballyさんが水越さんを聴いているというのが、正直驚いていたんですよ(笑)
Commented by いわとも at 2006-11-07 00:06 x
LP、持ってました。現在は何処へ……。
kaz-shin さん、CDを手に入れたのですね、うらやましいです。
 
このアルバムは何年も聴いていませんが、05は今でも大好きだし歌える(と、思う)。私は彼女の「声」が大好きです。
今、聴いたらたくさん発見があるんだろうなぁ~。
当時は気付きませんでしたが、参加ミュージシャンにもビックリです。
Commented by kaz-shin at 2006-11-07 00:55
いわともさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やはり聴かれてましたか。本当に良いアルバムですよね。
単品でCD購入は難しいですが、ミュー音楽出版株式会社というところ
から1st~4thの4枚組CD(8,000円)で購入は可能なようです。
あるいはダウンロード系でも入手可能みたいですね。
私も昔より今の方がずっと好きになった1枚です。

CDにはミュージシャン・クレジットはありませんでした(手抜きですね)
クレジットはLPから拾いました。
Commented by kotaro at 2008-06-23 10:57 x
馬場俊英さんを過去に取り上げてないか、探しにきました。
お久しぶりです。
水越けいこの3枚目と対照的な4枚目の「for you」もぜひ、夏の
特集アルバムにピックアップしてください(笑)
あと、太田裕美も夏と冬に2枚出していた時代のにいいのがあります。
「こけてぃっしゅ」と「feel in summer」は聴きやすくて夏向きです。
それぞれに違う詞世界が広がり、「それぞれの夏」がドラマのように広がっていきます。
Commented by kaz-shin at 2008-06-23 22:42
kotaroさん、こんばんは。お久しぶりです。
馬場俊英さんは残念ながら、まともに聴いたことがありません。
紅白歌合戦で歌っているのを見た程度なんです(笑)
評判は凄く良いようなので、聴いてみたいと思っているのですが・・・。

さて、水越さんの4枚目の「Like You!」は、偶然にもこの夏の間に紹介しようと思っていました。
CDで所有していないので"CD化してくれ!"のカテゴリで記事を書こうと考えてました。
L.A.録音で参加メンバーも豪華ですからね。必ず記事を書きますので、ご期待(?)下さい。
太田裕美さんの『feel in summer』はアルバム・タイトルからして良さそうですね。
聴いたことがありませんが、ぜひとも聴いてみたいアルバムですね。
Commented by kotaro at 2008-06-24 01:52 x
投稿して1時間くらい経って電車に乗ってから「like you!」の
タイトルを思い出し、老人力がついたなあと苦笑してました。

~blue sky lonlyの出だしなんて、ロックな夏ですよね。
今の子供さん(handicapped person)との生活の話題中心の彼女の
生き方も賛同しますが、
弾けるようなあの歌い方を、もう一度。

ひょっとして、日本のリンダ・ロンシュタット!と感激した1枚でした。

Commented by kaz-shin at 2008-06-26 00:51
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
勘違いはよくあることですから、お気になさらずに。
まだこのアナログをデジタル化していなかったので、この週末にでも
デジタル化して久しぶりに聴き込んでみようと思ってます。
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