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安部 恭弘_HOLD ME TIGHT ◇ 2006年 11月 09日
安部 恭弘_HOLD ME TIGHT_e0081370_18214982.jpg 

立冬も過ぎて、暦の上では冬ですね。段々朝夕の冷え込みもきつくなったような・・・。我が家の冬のパラメーターは、富士山です。冬の空気が乾き、澄んでくると天気の良い朝晩は、ベランダから遠くに富士山が見えるようになります。今朝、その富士山がくっきり見えました。冬到来も間近かも知れません。皆さん、季節の変わり目ですのでお体ご自愛下さい。

さて今回紹介するアルバムは、その独特の暖か味のある声で、聴いている者を包んでくれるような歌声を持つ安部 恭弘のデビュー・アルバム『HOLD ME TIGHT』です。リリースは、1983年3月です。
安部 恭弘は、小学校低学年でピアノとバイオリン、高学年でギターを弾くようになったそうです。早稲田大学在学中に、杉 真理のバンド「マリ&レッド・ストライプス」に参加したり、竹内 まりやとも音楽活動をしていたようです。1度はサラリーマンになるものの、1982年にシングル「We Got It!」でデビューしました。
私が安部 恭弘の名前を知ったのは、まだデビューする前の事です。竹内 まりやの3rdアルバム『Love Songs』に「五線紙」という曲の作曲者としてでした。
その後、デビュー曲「We Got It!」が某タイヤ会社のCMソングとしてTVで頻繁に流れていて、シングル曲を購入。翌年アルバムを購入したというまさにリアル・タイム派です(笑)

東京に生まれ東京で育ったという安部 恭弘の音楽は、極めて知的で都会的ですね。都会特有の冷たさも感じつつ、都会生活の中の人間模様を暖かく歌う安部 恭弘の歌声に強く惹かれました。

『安部 恭弘 / HOLD ME TIGHT』
01. We Got It !
02. Season
03. I Love You
04. 裸足のバレリーナ
05. Hold Me Tight
06. CAFE FLAMINGO
07. SINGLE ROOM
08. BAD BOY
09. FUNNY LADY
10. MANHATTAN

デビュー・シングル01。今聴くと曲自体はそれ程良いとは思いませんが、インパクトはありましたね。特にコーラスに関しては、当時から安部のアレンジは光るものがあったように思います。山木 秀夫のタイトなドラミングが印象的です。
いかにも村上 秀一らしいドラミングで幕を開ける02。アレンジの清水 信之のセンスの良さを感じるCITY POPナンバーです。
軽快なドライヴィング・ミュージック03。ストレートなポップなメロディーが良いです。
デビュー・シングルのカップリング曲だった04。実はこの曲に痺れて安部 恭弘を聴くようになった記念すべきバラード曲です。安部 恭弘の書いたバラード曲の中でも3本の指に入る位好きな曲です。まさに名曲!この曲でベースを弾いているのは、清水 信之です。本当に器用な人ですね(笑)
アルバム・タイトル曲05。都会的な雰囲気漂うミディアム・バラード曲で、村上 秀一のドラミングや清水 靖晃のテナー・サックスのプレーに注目して欲しい1曲です。
ウエスト・コースト・サウンドを彷彿させる軽快なポップ・チューン06。ドライヴィング・ミュージックとして最適なナンバーですね。今 剛らしいギターが楽しい1曲。
都会のクールな感じが良く出ている07。独特の渋さがお気に入りになっています。
ロック色を前面に出した08。演奏はハードですが、安部の甘い声とのバランスが絶妙で心地良く聴けますね。
全曲とはガラッと雰囲気を変わり、JAZZYなテイストの09。高層ビルの展望レストランで食事をしながら聴いてみたいそんな曲です(笑)
目を閉じてこの曲を聴けば、気分はもうマンハッタンの摩天楼の夜景を眺めているような気分に浸れる10。この曲をCITY POPと呼ばず、何をCITY POPと呼ぶのでしょう?(笑)

アルバムに収録されている10曲の全ての作詞を松本 隆が、作曲はもちろん安部 恭弘、アレンジが清水 信之、コーラス・アレンジが安部という事でよく纏まっていて統一感のある仕上がりになっていますね。1stアルバムとしては完成度が高いアルバムだと思います。
ただ、個人的な好みで言うと松本 隆の歌詞によく登場する歌詞の語尾の「~だぜ」というフレーズが、気恥ずかしくて苦手なんですね(笑)
「80年代のCITY POPってどんな音楽だったの?」という世代の人には、まず安部 恭弘を聴く事をお薦めします。安部 恭弘は、まさにCITY POPそのものというアーティストですから・・・。
by kaz-shin | 2006-11-09 00:01 | CITY POP / J-AOR系 | Comments(6) | |
Commented by 1910 at 2006-11-10 12:20 x
お久しぶりです。
安部恭弘ですか~っ!いいですねぇ!
私もまさにリアルタイムに聴いておりました。タイヤのCMソングもインパクトありました。
(この時期にはタイヤのCMソングには良い曲が多いですよね)
私は06の「CAFE FLAMINGO」が気に入っています。
これもタイヤCMソングだったと思います。
ではでは
Commented by kaz-shin at 2006-11-10 15:39
1910さん、こんにちは。お久しぶりです。
結構古くから安部さんを聴かれてるんですね。
確かに当時のタイヤのCMはCITY POPが多く使われていた気がします。
寺尾 聰さんの曲もタイヤのCMだったと記憶しています。
安部さんの場合は、曲も良いですが声に特徴があって、凄く印象に残りました。
すぐにシングル・レコードを買って、このアルバムを購入しました。
それからどっぷり嵌ってしまいました(笑)
Commented by Jun at 2006-11-12 22:29 x
こんばんは 安部さんのアルバムを紹介して下さり嬉しかったです!いつもながら、詳しい内容で楽しく拝見していました。このアルバムは飽きがこない大好きなアルバムで、安部さんのボーカルには癒される感じがします。
Commented by kaz-shin at 2006-11-12 22:44
Junさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
正直な話をしますと、アルバム購入時(LPですが)の1983年頃よりも
現在の方が数倍、いや数十倍好きになっています。
当時は、3rdアルバム『SLIT』ばかり聴いてました。しかし、今はこの1stも
大好きでよく聴く1枚になっています。何故なんでしょうね(笑)
Commented by YUK-a at 2007-12-22 02:44 x
安部恭弘25周年アニヴァーサリーボックスが出ましたね。
すべて名曲ばかりでアナログ的スピード&スリルに癒されています。
音楽への愛情が深く伝わってきます。
竹内まりやもゲスト参加とは豪華ですね。
DVDもおしゃれでしたので絶対おすすめです。
Commented by kaz-shin at 2007-12-22 03:26
YUK-aさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
25周年記念BOXはまだ買っていないのですが、自分自身へのXmasプレゼントとして
買おうかなとも思っています。
私にとって安部さんはCITY POPそのものという存在なんですが、全部のアルバムを
聴いている訳ではないので、色々聴いてみたいという意味でもBOXは欲しいと思っています。

こんなブログですが、これからもよろしくお願い致します。
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