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Toshiki Kadomatsu vol.17_TEARS BALLAD ◇ 2006年 12月 06日
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今回紹介するアルバムは、角松 敏生のバラード集の第2弾となる『TEARS BALLAD』です。リリースは1991年。1985年に初のバラード集『T'S BALLAD』から6年を経て作られたバラード集という事になります。
角松本人がプロデュースに関わっている、いわゆる企画盤の場合、拘りの角松らしくリテイクやリミックスされた楽曲がほとんどなんですが、このアルバムも例に漏れず、全て新しく録音されています。

バラード集と言いながらも、新曲3曲(内1曲は既にライブ・レコーディングされていましたが)と他のシンガーへ提供した曲が2曲、既発表曲が4曲という構成になっています。
アルバム全体の印象は、はっきり言えば「暗」ですね。と言うのも、このアルバムの半年前にリリースされた『ALL IS VANITY』あたりから、角松の作品が変化してきます。プライベートの問題が大きく影響していたようですが、彼の作品は内省的なものになっていきます。サウンドの緻密さは変わらないものの、詞は暗く重くなっていき、メロディーも弾けた感じは影を潜めていきました。
そんな事もあり、『ALL IS VANITY』以降の角松作品は、それまでの角松の音楽に魅力を感じていた人達を戸惑わせ、中には失望した人も多かったのではないでしょうか。
私としても、このアルバムのおける言いようのない排他的で悲しすぎる新曲は、正直苦手です(笑)

『角松 敏生 / TEARS BALLAD』
01. THE LOST LOVE
02. AUGUST RAIN
03. 花瓶
04. YOU'RE MY ONLY SHININ' STAR
05. JUNE BRIDE
06. サンタが泣いた日
07. STILL I'M IN LOVE WITH YOU
08. DISTANCE
09. DESIRE
10. DESIRE (Instrumental)

失恋の痛手を歌った01。歌詞を読むと、かなり女々しい感じを受けますが、それだけ角松自身が傷心の時期だったという事なんでしょう。
アルバム『TOUCH AND GO』(1986年)に収録されてい02。オリジナル・テイクを使用していますが、リミックスされているようです。
中山 美穂に提供した03は、シングル「もう1度・・・and then」のカップリング曲として、既に発表されていますが、ここでは新たに録音されています。映画「卒業」を思い出させる名バラード曲ですね。
やはり中山 美穂に提供して大ヒットした有名バラード曲04。英語詞で歌われていますが、何故英語詞で歌ったのか意味が分からないですね。日本語の方が良かったと思っています。
1987年のシングル「THIS IS MY TRUTH」のカップリング曲だった05。吉川 忠英のアコースティック・ギターと向井 滋春のトロンボーンが印象的です。
角松の代名詞とも言えるバラード曲07。角松がこの世界に入るきっかけとなった曲です。これまで何度もレコーディングされた名曲。しかし、打ち込み系中心のサウンドには、この曲は似合わないような気もするのですが・・・。
アルバム『ALL IS VANITY』に収録されていた08と、ライブ・アルバム『SPECIAL LIVE '89.8.26 / MORE DESIRE』に収録されいた09は、共に私にはヘビーな印象で苦手なバラード曲なんです(笑)

さて、クリスマス関連曲06紹介します。実はこの曲は、厳密に言えばカヴァー曲になります。角松のライブやレコーディングをサポートしているギタリスト・浅野 祥之が結成したグループである"空と海と風と・・・"のオリジナルのインスト・ナンバーに角松が詞を付けて歌ったものです。
ただ、このオリジナル曲を含んだ"空と海と風と・・・"のアルバムのリリースが、角松の本作よりも1年後だという珍事の為に角松の作品っぽい印象がありますね。作曲は、浅野 祥之で切ないクリスマス・ソングに仕上がってます。
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by kaz-shin | 2006-12-06 00:01 | Toshiki Kadomatsu | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by しげぞう at 2006-12-06 08:09 x
おはようございます
多くの曲について、やはりオリジナルの方が勝っているかもしれませんね
とはいえアレンジがやはり聴きどころ、ということになるでしょうか
06は、最初苦手な感じでしたが、聴き込むほどに
なかなか味わい深い--と思うようになりました
Commented by 弥生 at 2006-12-06 18:10 x
\(^O^)/きたきたきたきたぁ〜〜っ。ども。

待っておりました。

『サンタが泣いた日』そうなんですよね、浅野さん!のカバーなんですよね。

山下氏の曲といい『失恋』の歌というのが……(T_T)
文面を見ると彼に対しての、とても強い思い入れを感じます。


私はこのアルバムの1曲目からフリークになりました。好きなアルバムは『ALL〜』から『きみをこえる日』そして『ゴールド〜』です。
素敵なバラードを聴いてフリークになったので『ゴールド〜』の歌詞に赤面し、ぶっ飛びましたが、それから虜になりました*^_^*

彼には『エロかっこよくてときには、切なすぎるバラード』を歌ってほしいと願っております。
Commented by kaz-shin at 2006-12-06 19:36
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムの面白さは、オリジナルのイメージをどれだけ変えられるか
という角松のチャレンジ精神だと、私は思っています。
幸せ一杯の時に失恋の歌を歌っても説得力に欠ける気がするんですよ。
心に痛手を抱いて歌った一連のバラード(失恋だけではないですが・・・)は
今までのどの歌唱よりも説得力がありますよね。
Commented by kaz-shin at 2006-12-06 20:09
弥生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムが、弥生さんのまさに出会いと思い入れの強いアルバムだったんですね。
私も実は『ALL IS VANITY』は大好きで、完成度の高さはピカイチだと思っています。
ただ、私の場合デビューからリアル・タイムで聴いていましたので、
イケイケ時代、エロ丸出しの角松さんの楽曲にどっぷり浸ってました(笑)
ですから、『ALL IS VANITY』以降の、切ない心情を歌った数々の曲に対しては、
はっきり言って聴いていて息苦しくなります。
たまには弾けた曲で和まして欲しいなと思ってはいるのですけどね(笑)
Commented by WESING at 2006-12-06 22:28 x
このアルバムは最近ブックオフで250円で手に入れたところで、
買ったときの一度しか聞いてません。
空海も持ってるので聞き比べてみます。
Commented by kaz-shin at 2006-12-06 23:04
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
角松さんの『ALL IS VANITY』以降のアルバムは、ブックオフの250円
コーナーでよく見かけますね。
サウンド的には『ALL IS VANITY』もお薦めですよ。
ラリー・カールトンやジョー・サンプルも参加してますし・・・。
Commented by LOVE☆YUYA at 2006-12-15 20:10 x
お久しぶりです♪
「ユアマイ」を英語で歌ったのは、乙女すぎる歌詞を自分で歌うのが恥ずかしかったからだとか(笑)特に♪ずっと今まで困らせてごめんね♪の部分らしいです。だけど後に日本語で歌い直してますね。逆に歌えるようになった心境が知りたいです(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-12-15 23:23
LOVE☆YUYAさん、ご無沙汰してました。コメントありがとうございます。
やはりこの曲は日本語ですよね。確かに角松さんの声に女言葉の歌詞
というのは、私としては多少違和感があるんですけどね(笑)
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