大好きなアーティストにも関わらず、まだ当ブログで1~2度程度しか登場していないアーティストがいます。今回はそんなアーティストの一人、横山 輝一の1986年のデビュー・アルバム『I LIKE IT』を紹介します。
発売された当時このLPをレコード店で見つけたのですが、ジャケットのセンスはご覧の通りイマイチなんですが帯に書かれたコピーに惹かれて購入しました。
その帯に書かれていたコピーは、「新鮮!新型。パーティー・ミュージック野郎登場!! ~初夏のひとときは、缶ビールとKIICHIの音楽でOK。それが2人のパーティー・タイム。風みたいにリラックスしたファースト・アルバムをどうぞ。~」でした。何となく気になって買ってしまいました(笑)
横山 輝一は、1961年に北海道で生れ、デビュー前はフュージョン・バンドに所属していてソング・ライター兼ヴォーカリストとして活躍していたようです。札幌ではそこそこ人気があったようですね。影響を受けたのは、モータウン系の音楽やアメリカン・ポップスらしいです。
この1stアルバムは自分のバンド「BAR」と共に録音していますが、結局「BAR」が登場するのはこの1枚だけです。荒削りではありますが、瑞々しくてソング・ライターとしての才能の高さの片鱗を感じさせてくれるアルバムだと思います。
『横山 輝一 / I LIKE IT』
01. Can't Look Back
02. That's The Way (I Like It)
03. 僕なら平気さ
04. 70's Dreamer
05. Special Tonight
06. ブギー・ウォーキン ~君を忘れるための・・・~
07. Where are you going
08. 20センチのきまずさ
09. 思い過ごしのトレジディー
10. セルロイド
横山 輝一の才能を感じて、以降注目していくきっかけとなった曲01。名曲です。ダンサブルな曲で横山 輝一らしい曲です。メロディーもキャッチーで歌も堂々としています。シングル・カットされました。角松 敏生のデビュー・アルバム等を手掛けた志熊 研三がアレンジ。
K.C.& THE SUNSHINE BANDの代表曲のカヴァー02。自分の音楽のルーツみたいなものをアルバムに収録したかったのかも知れませんね。
一人多重コーラスで始まるバラード曲03。とにかく親しみやすいメロディーが横山 輝一の特徴と言えます。アメリカン・ポップスの影響を強く感じるナンバーです。
モータウン・サウンドを強く意識しているPOPなナンバー04。タイトル通り70年代のサウンドに似せて作られていますね。
軽いラテンのリズムのアコースティックなサウンドがお洒落な05。この曲も彼の才能を感じ、強く惹かれた曲のひとつでした。今でも十分通用する曲です。
デビュー曲06。CMとのタイアップ曲でしたね。POPでキャッチーなメロディーで、やはりモータウン系の影響を強く感じる曲です。
初めて聴いた時に軽い驚きのあったバラード曲07。今でも大好きな曲のひとつです。ソング・ライターとしてはもちろん、ヴォーカリストとしても非凡な才能があると感じた曲です。名曲です。
スリリングなダンス・チューン08。いかにも80年代といった感じのする曲ですが、彼の得意とする曲調です。
バラード曲09は、今聴いても新鮮な感じがするバラード曲ですね。メロディーは親しみやすいのですが、決してオーソドックスといった感じでも無いところが面白いです。
JAZZYなスキャットだけの小曲10。
久しぶりにこの1stアルバムを聴きましたが、新鮮で良いですね。完成度は決して高くはありませんが、勢いと瑞々しさを感じます。
このアルバムを聴いて以来、横山 輝一のアルバムは全て聴いてきました。私にとっては重要な出会いのアルバムです。
現在では、横山 輝一のアルバムのほとんどがBOOK OFFの安棚の常連CDとなっています。もし、興味があればぜひ聴いてみて下さい。
本年もよろしくお願いします。
横山輝一は、確かに安値のところに多くありますね。
この記事見たら、久しぶりに聴きたくなりましたよ。
では、本年も良い年でありますように、願って、しめます。
本年もよろしくお願い致します。
横山 輝一さんと林田 健司さんは、デビューからリアル・タイムで聞き続けてるアーティストです。
二人ともソング・ライターとしても、ヴォーカリストとしても素晴らしい才能を持っているので
これからの動向を含め、追いかけていきたいアーティストですね。
Man of Geminiさんにとっても良い年であるようにお祈り致します。
私は2ndか3rdから、角松の次に目を付けたのが横山輝一でした。
89年でしたか、活動停止以降はあまり聴かなくなったのですが、
今聴いても決して古くさくないサウンドだなあと、記事を拝見し、
曲を思い出しながらそう感じました。
やはり聴かれてましたか! 林田さんといい、横山さんといい好みが似てますね。
私も89年以前のFUN HOUSE時代のサウンドが1番好きです。
ただ、「Lovin' You」や「Someday」というヒット曲は91年以降の
POLYSTAR時代でしたね。
この1stはぜひ機会があったら聴いてみて下さい。荒削りですが、凄く
勢いがあって良いアルバムだと思います。
おそらくBOOK OFFなら250円で売ってると思いますよ。
まさに80年代の「パーティー・ミュージック野郎」でしたが…
音楽的には実に個性的なアーティストだと思います。
ちなみに最近の大仕事としては、鈴木亜美の復帰シングル
をひと通り作曲しておられました。
横山さんの方が、私より二つ年下ですが同年代なんで頑張って欲しいなと思います。
ソング・ライターとしての才能を活かして、作曲家としての活動も嬉しいのですが、
やはり歌って欲しいなと思いますね。
鈴木 亜美さんの復帰シングルが横山さんの作品だったとは知りませんでした。
今度聴いてみたいと思います。情報ありがとうございます。