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Light Mellow City Breeze from East - BMG FUNHOUSE Edition - ◇ 2007年 01月 15日
Light Mellow City Breeze from East - BMG FUNHOUSE Edition -_e0081370_21182262.jpg 

今回紹介するコンピレーション・アルバムは、シティ・ポップス関連のコンピレーション・アルバムの中でも1番好きなシリーズ、『Light Mellow City Breeze from East 』の「BMG FUNHOUSE Edition」です。このシリーズは、レコード会社毎に「SME Edition」、「TOSHIBA EMI Edition」、「WARNER Edition」、「UNIVERSAL MUSIC Edition」の5枚が2001年にリリースされ、このブログを始めた頃に「SME Edition」「TOSHIBA EMI Edition」を紹介しました。
監修と選曲は、金澤 寿和氏で、2004年にも新たな『Light Mellow』シリーズをリリースしていますが、個人的には2001年にリリースされたシリーズの方が好きですね。

この「BMG FUNHOUSE Edition」には、古くは1976年の吉田 美奈子から1番新しい音源の1992年のブレッド&バターまで、80年代前半中心のシティ・ポップスを集めています。このシリーズの特徴として初CD化の音源も多く収録されており、私のようなシティ・ポップス好きには嬉しいアルバムでした。収録曲も全17曲で聴き応えのあるコンピレーションです。

『Light Mellow City Breeze from East - BMG FUNHOUSE Edition -』
01. 朝は君に / 吉田 美奈子
02. チアーガール / epo
03. 恋の横顔 / 国分 友里恵
04. Listen, Baby / 濱田 金吾
05. Information Love / 広瀬 かおる
06. 蜃気楼の街 / 大貫 妙子
07. 奇蹟のヴィーナス / ブレッド&バター
08. CITY NIGHTS / オフコース
09. BYE BYE MRS. DECEMBER / 濱田 金吾
10. City Lights by the Moonlight / 惣領 智子
11. 恋は流星 / 吉田 美奈子
12. Miracle Touch / ブレッド&バター
13. ディケイド・ナイト / 大貫 妙子
14. Just a Joke / 国分 友里恵
15. シルバーグレイの街 / 難波 弘之
16. JAZZ SINGER / 濱田 金吾
17. 夜の寝息 / epo

吉田 美奈子が1976年にリリースした『FLAPPER』に収録されていた01。佐藤 博の作・編曲によるゆったりとしたグルーヴの曲。佐藤 博の弾くローズが印象的です。
epoの1980年リリースの2ndアルバム『GOODIES』からの02。ニューヨークで録音された曲で、アンソニー・ジャクソン(b)、ジョン・トロペイ、ジェフ・ミロノフ(g)、ルーサー・ヴァンドロス(cho)という一流どころが集まっています。
1983年の国分 友里恵の1stアルバム『Relief 72 Hours』からの03は、初CD化の音源です。林 哲司作・編曲によるキャッチーなメロディーとブラック・コンテンポラリーなサウンドのポップ・ナンバー。
シティ・ポップスを語る上で外せないアーティスト、濱田 金吾のナンバー04。1981年リリースの2ndアルバム『GENTLE TRAVELIN'』に収録されていました。ハネたビートと甘いハスキー・ヴォイスが魅力的で、いかにも濱田 金吾らしい曲。
シンガー・ソング・ライター、広瀬 かおるの1983年のアルバム『SHAKIN' IT UP』に収録されていた05。この曲も初CD化です。驚くのはバックのミュージシャンで、ロベン・フォード(b)、ラッセル・フェランテ(key)、フィル・ペリー(cho)等多くのL.A.のミュージシャンが参加している事です。当時は、無名のアーティストにもお金をかけてましたね(笑) 軽快なシャッフル・ナンバーです。
大貫 妙子の1980年のアルバム『ROMANTIQUE』からの06は、シュガー・ベイブ時代のナンバーのセルフ・カヴァーですね。加藤 和彦のアレンジによってボサノヴァ風に仕上がっています。
このアルバム収録曲で最も新しい1992年リリースの『奇蹟のヴィーナス』からのアルバム・タイトル曲07。CMで使われていたので、聴いた事がある人も多いでしょう。打ち込みによるサウンドですが、ブレバタが歌うと爽やかなサウンドに変化してしまいますね。
1984年のシングル曲「緑の日々」のB面曲08。英語詞の曲ですが、オリジナルはヒット・アルバム『OVER』に収録されていた「哀しいくらい」。あきらかにAOR路線を狙ったアレンジ、仕上がりになってますね。
1981年リリースの3rdアルバム『FEEL THE NIGHT』からの09。アーバン・メロウといった趣きの洒落たアレンジが特徴で、ビリー・ポールの名曲を「Me And Mrs.Jones」を意識したであろう曲です。
10も初CD化の音源で、惣領 智子の1977年の2ndアルバム『CITY LIGHTS BY THE MOONLIGHT』のアルバム・タイトル曲。惣領 泰則のセンス溢れるメロディーとアレンジによる素晴らしいシティ・ポップス・ナンバーです。惣領さんのヴォーカルは大好きです。
山下 達郎のプロデュースによる1977年リリースの5thアルバム『TWILIGHT ZONE』からの名曲11。初期の達郎らしいアレンジが特徴です。
1984年のアルバム『SECOND SERENADE』からの12。このアルバムには、スティービー・ワンダーが曲を提供していました。佐藤 準のアレンジが都会的で、80年代らしいシティ・ポップスに仕上げています。
06と同じ『ROMANTIQUE』からの13。この頃からヨーロピアン路線へと変わっていきました。坂本 龍一のアレンジが冴えたナンバーです。
03と同じ『Relief 72 Hours』からの初CD化の音源14。林 哲司、山下 正のコンビによる作・編曲のFUNKYなナンバー。今 剛のギターが印象的です。
度肝を抜かれる伊藤 広規のベースで始まる15は、キーボード奏者・難波 弘之が1981年にリリースしたアルバム『PARTY TONIGHT』からのFUNKYなナンバーです。とにかく伊藤 広規のベースに尽きます。
09と同じ『FEEL THE NIGHT』からの16。タイトル通り、JAZZYなバラード・ナンバーです。アーバン・メロウな好ナンバーです。
epoの4枚目のアルバム『う・わ・さ・に・な・り・た・い』に収録されていたバラード曲17。清水 信之のアレンジとepoの書いたメロディーが絶妙で、ヴォーカリスト・epoの魅力たっぷりの曲ですね。

個人的な感想を言うならば、全17曲ですがアーティストの数は10名なんですね。出来れば1アーティスト1曲の方が良かったかなと思います。ただ、収録されている曲はまさにシティ・ポップスで良い曲が揃ってますから、聴いていて飽きませんね。凄くお薦めしたいアルバムなんですが、今では入手困難でしょうね。もし、中古店等で見つけたらぜひ手に取ってみて下さい。
とにかくこのシリーズは、5枚全てお薦めですから・・・。
by kaz-shin | 2007-01-15 00:01 | Compilation / Cover | Comments(4) | |
Commented by まるいチーズ at 2007-01-15 22:57 x
kaz-shinさん こんばんは
新年会も終り正月気分も抜けて平常が戻ってきました、今年は暖冬のようで例年のこの時期の季節感が薄いように感じますが。
このようなコンピレーションが出ていた事は当ブログで拝見するまで知りませんでした、いい曲が揃っていますね~。この中で個人的に好きなのは10です、惣領智子さんは1stの「やさしく愛して」とこの曲が入っている2ndを持っています、シティ・ポップスという意味では圧倒的に2ndですよね(笑)。この曲は惣領泰則さんのエレピと中間部のSaxソロ(ジェイクさんかな?)が曲のタイトルのイメージを膨らませてくれます。この頃の楽曲はジャンルを問わず、バッキングや間奏などに季節や街の風景などを感じさせる「間」みたいなものがあるように思うのですが(笑)

Commented by kaz-shin at 2007-01-15 23:29
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
あと2枚残っているので、追々紹介しますね。
惣領 智子さんのこの頃のアルバムやTINNAは、CD化されてませんので
ぜひCD化して欲しいと常々思っているのですが、難しいですかね。
惣領 泰則さんの書くメロディー、アレンジと智子さんの歌は本当に相性が
良くて好きなんですよ。市原 康(ds)、金田一 昌吾(b)、松木 恒秀(g)という
ほぼ固定のメンバーによる極上のポップスですよね。

>中間部のSaxソロ(ジェイクさんかな?)
仰る通り、ジェイクさんですね。ジェイクさんの歌モノでのサックス・ソロには
名演が多いですね。この人抜きで80年代のJ-POPシーンは語れませんね。
Commented by Kenny U at 2011-03-03 22:36 x
今日の夕方、fm放送を聴いていると、
濱田 金吾の「Listen, Baby」がオンエアーされました!
(アルバム『GENTLE TRAVELIN'』収録曲ですよね)

「まあーーー、何と珍しい!
ハマキンの楽曲がエフエムで流れるなんてーーー!!
もしかして始めてじゃないかなー????」
っと、ものすごく嬉しくなりました。

ところが、その後の、DJ マーキー(30年キャリアのベテランだそうです)のコメントが、
「お聴きいただいたのは、ハマダキンゴの”リッスン・ボーイ”でした・・・」

はあーー???
それ違うでしょー。
嬉しさ半減!!おくち、アングリ・・・でした。

でも、ドライブ中に、
「Listen, Baby」が、いきなりfmで流れる・・・
これ、とても、良い雰囲気で、すごくお洒落でしたよー。

どうでも良いお話で失礼しました(笑)
Commented by kaz-shin at 2011-03-05 02:26
Kenny Uさん、コメントありがとうございます。
最近は本当にラジオを聴かなくなりました。
最近はFM局でも喋りが多くて曲が流れる時間が凄く少ないような気がしてなりません。
つまらない喋りを聴いているくらいなら、自分な好きなCDを聴いていた方が100倍楽しいですからね(笑)

でもたまにラジオから懐かしい曲だったり、自分が好きな曲が流れてくると嬉しかったりしますよね。
昔はそういう番組が多かったんですけど、残念です。
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