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AL JARREAU_JARREAU ◇ 2007年 01月 21日
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今回紹介するアルバムは、アル・ジャロウが1983年にリリースしたAORの名盤と評判の高い『JARREAU』です。ジェイ・グレイドンがプロデュースです。ジェイ・グレイドンはアル・ジャロウのアルバム4枚をプロデュースしていますが、この作品は第3作目にあたります。前作『BREAKIN' AWAY』もAORの名盤の1枚として数えられる名盤ですが、ジェイ・グレイドンの色が濃く出ているのはこのアルバムではないでしょうか。

このアルバムに収録されている「Mornin'」は、AORファンにはお馴染みの曲のひとつで、タイトル通りの爽やかなサウンドが魅力です。いかにもジェイ・グレイドンらしい緻密なアレンジと、どんなタイプの曲も歌いこなすアル・ジャロウの歌唱力とが上手く組み合わさって、気持ち良いAORサウンドを醸し出している名盤です。

『AL JARREAU / JARREAU』
01. Mornin'
02. Boogie Down
03. I Will Be Here For You (Nitakungodea Milele)
04. Save Me
05. Step By Step
06. Black And Blues
07. Trouble In Paradise
08. Not Like This
09. Love Is Waiting

アル・ジャロウ、デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドンの共作による名曲01。ジェフ・ポーカロのドラミングとジェイ・グレイドンのギター、そしてデヴィッド・フォスターによるシンセ・ソロが、朝の爽やかな雰囲気を実に上手く表現しています。
軽快なディスコ・ビートの02は、マイケル・オマーティアン作。オマーティアンの操るシンセとホーン・セクションの組み合わせが面白いですね。明るいパーティー・ミュージックの趣きのあるナンバーです。
ペイジズの3人の共作による03。ペイジズ色の強いメロウなナンバーです。スティーヴ・ガッド、エイブラハム・ラボリエルのリズム隊の堅実なプレイとロビー・ブキャナンのローズが印象的です。
01と同じくアル、デヴィッド、ジェイの共作04。バラード調で始まり、テンポ・アップしていく洒落たアレンジで、ジェイ・グレイドンのカッティングと表現力豊かなアル・ジャロウのヴォーカルが素晴らしい1曲です。
ジェリー・ヘイのホーン・アレンジがとにかく格好良い05。目立ちませんがジェフ・ポーカロのドラミングが渋くて好きですね。
ブルースの香り漂う06。アル・ジャロウの上手さが際立つ1曲で、トム・カニング(アオソシエイト・プロデューサー)のピアノとシンセ・プレイが光る渋いナンバーです。
ジェイ・グレイドン、グレッグ・マティソンの共作07は、いかにもAOR風なリズム・パターンのナンバーです。ジェイ・グレイドンらしいギター・ソロが聴けます。
デビッド・フォスターの右腕と言われるジェレミー・ラボックが作った美しいバラード曲08。ラボックのローズとストリングスだけでしっとりと聴かせます。ラボックのストリングスのアレンジ・センスは、ニック・デカロに匹敵するほどですね。
ホーン・セクションをフィーチャーした明るいポップ・ナンバー09。アルバムのトップを飾っても可笑しくないようなAORナンバーだと思います。サビのメロディーが大好きです。

1980年代前半の頃のAORの世界において、やはりデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンのプロデュース作品というのは輝いていますね。そんな中でPOPな作風、アレンジに緻密さではやはりデヴィッド・フォスターよりジェイ・グレイドンに軍配が上がりますね。皆さんはどう思われますか?
アル・ジャロウのヴォーカルの素晴らしさ、ジェイ・グレイドンの素晴らしいプロデュース・ワークを堪能できる名盤です。AOR好きな人には聴いて欲しい1枚です。
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by kaz-shin | 2007-01-21 00:16 | 洋楽系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by 240_8 at 2007-01-21 06:26
おはようございます!
AOR必殺の「Mornin'」ですね。朝に聴く定番アイテムです。
典型的なデヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドンコンビの曲ですけど、これほど爽やかな楽曲もなかなかありませんね。

アレンジの緻密さは私もジェイのほうに軍配があがると思います。デヴィッド節はちょっと単純なところがありますね。
Commented by kaz-shin at 2007-01-21 10:59
240_8さん、こんにちは。早朝からコメントありがとうございます。
私の中ではPOPSやJAZZYなアレンジはジェイ、ROCK系のアレンジは
デヴィッドだという色分けがありますね。
どちらにせよ、AORにおいてこの二人が重要な位置にいたのは間違いの
ない事実ですよね。
Commented by at 2007-01-21 12:12 x
ジェイ・グレイドンがプロデュースした作品では、前作と双璧をなすアルバムだと思います。ただオリジナル楽曲に徹したという点で私はどちらかというとこっちのほうが好きです。
01は特別としても、ジェイのカッティングが気持ちの良い04、05そして09などは軽快でドライブミュージック等には最適でしょうね。
彼独特のスキャットによる歌いまわしは鳴りを潜めていますが、それを補って余りあるPOPなメロディーのオンパレードで、何時聴いても飽きがくることがありませんね。
そうそう、ノーマン・シーフによるジャケットも素敵です。
Commented by DENTA at 2007-01-21 15:01 x
はい、こういう類のCDならコメントを残せます。
比較的最近ワーナー期のベストを買いました。

"Spain"とかジャズナンバーもいいですけど、
AOR系も滑らかでいいですな~
新譜であるベンソンとの共作も欲しいのだけれど・・・
Commented by kaz-shin at 2007-01-21 20:50
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『This Time』や『BREAKIN' AWAY』は、ジェイ・グレイドンがアル・ジャロウの
秘めた可能性を探っていたような感じで、様々なアイディアを作品に反映させて
いたような印象があります。
このアルバムで、本格的にオリジナルのポップス・アルバムを作ろうとしたのでは
ないかなと思ったりしています。私もこのアルバムが1番好きなんです。
Commented by kaz-shin at 2007-01-21 20:55
DENTAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ジャズ・ボーカリストとしては、グラミー賞を獲得していたアル・ジャロウですが、
ポップス・チャートに入った曲がなかったようですね。
そういう意味では、ジェイ・グレイドンのプロデュースは正解だったような気がしますね。
JAZZではなくAORとして、アル・ジャロウを知った人も大勢いるでしょうから・・・。
アル・ジャロウにとっても意味のある作品ではないかと思っています。
Commented by Jun at 2007-01-21 23:02 x
このアルバムは大好きです!アル・ジャロウのボーカルは、素晴らしいとともにジェイ グレイドンの音楽センスも抜群ですね。
特に「モーニング」は名曲だなと思っています。
Commented by kaz-shin at 2007-01-21 23:22
Junさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムが発表された頃というのは、ジェイ・グレイドンが最も多忙な
時期だったろうと思うのですが、そんな中においてもプロデュース作品の
全てが素晴らしい作品なのが凄いなと思いますね。
アル・ジャロウのヴォーカルもこのアルバムにおいては、ポップスを上手く
歌いこなしていて聴いていて気持ち良いですね。
Commented by DENTA at 2007-01-26 01:59 x
YouTubeを漁っていたらモーニンのPV(?)を見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=Cod1D5oL1DA
ちょっと笑ってしまいました。

ベンソンとの共作の新譜ギヴィン・イット・アップもスムーズで良作ですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=kAPd_FMvr7E
モーニンやブリージンのカバーなど・・・
Commented by kaz-shin at 2007-01-26 19:07
DENTAさん、こんばんは。情報ありがとうございます。
今夜ゆっくり夜更かしでもして、見てみます。
いつもありがとうございます。
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