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SHAMBARA_SHAMBARA ◇ 2007年 01月 27日
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今回紹介するのは、1989年に当時カシオペアに在籍中だった神保 彰と桜井 哲夫のプロデュースによるヴォーカル・バンド"SHAMBARA"の唯一のアルバム『SHAMBARA』(1989年)です。
神保、桜井の両名が、SHAMBARAを結成したことで野呂 一生、向谷 実と対立。それをきっかけに神保、桜井がカシオペアを脱退してしまいます。ある意味ではカシオペア・ファンには、印象深いアルバムかも知れませんね。正直なところ、私には何故野呂、向谷がSHAMBARA結成に意義を唱えたのかはわかりませんが、幅広い音楽活動を積極的に行おうとしていた神保・桜井の姿勢は、素晴らしいことだと思うのですが・・・。SHAMBARA活動後、神保・桜井は"ジンサク"を結成して活動していきましたね。

神保 彰(ds)、桜井 哲夫(b)、国分 友里恵(vo)、秋元 薫(vo)、古川 望(g)、梁 邦彦(key)という6人組で、ヴォーカル曲を中心に親しみやすいPOPなナンバーを聴かせてくれます。メロディーはキャッチーで親しみやすいものばかりですが、演奏面ではやはり神保、桜井という強力なリズム隊の印象に残りますね。

『SHAMBARA / SHAMBARA』
01. ON THE EARTH
02. 恋の瞬間 ~ Can't stop my love
03. TAKE ME HIGHER
04. SOLID DANCE
05. LOVIN' YOU
06. DELICIOUS LOVER
07. MONOCHROME
08. Aquariumの都会
09. HURRY UP TO YOU
10. In The Universe

タイトル通り地球の広大さを感じる幻想的なシンセ、躍動的なリズムが特徴な01。ドキュメンタリー番組のイメージ・ソングにピッタリな感じでしょうか。
80年代終り頃に人気絶頂だったWINKを彷彿させるような02。キャッチーなメロディーにタイトなリズム、WINKよりははるかに迫力のあるツイン・ヴォーカルです(笑)
神保・桜井の強力なリズム隊が大活躍のファンキー・チューン03。ツイン・ヴォーカルの利点を活かした曲だと思いますね。神保 彰の作曲です。
CITY POP風なダンス・チューン04。ギターの古川 望の作曲ですが、都会的な雰囲気が詰まったメロディー・ラインとアレンジがまさにCITY POPな1曲です。
桜井 哲夫作曲によるバラード曲05。この時期にぴったりな内容の歌詞です。
とにかく神保のドラミングと桜井のベースが強烈なダンス・チューン06。ここまでリズムが強烈だと演奏に耳を奪われてしまいますが、サビのメロディーなどはキャッチーで好きな曲です。
07もCITY POP風で、アーバン・メロウといった雰囲気を持ったミディアム・ナンバー。
都会的なサウンドが特徴の08は、早朝の都会を車で走る時のBGMにはぴったりなナンバーでしょう。
09もドライヴィング・ミュージックとして最適な軽快なポップ・ナンバーです。特に海岸線を車で流す時には気持ち良く聴ける曲だと思います。
優しさいっぱいの歌詞に明るい曲調が特徴の10。

印象に残るのは、神保 彰の作曲センスの良さですね。神保の書くメロディーは、桜井の書く曲よりもキャッチーで歌モノによく合います。元々歌モノが好きなのかも知れませんね。
アレンジにSHAMBARAの他に岩本 正樹が加わっているのが、より都会的でCITY POP色の強いアルバムに仕上がった要因だと思います。
FUSIONも好き、CITY POPも好きという私にとっては、大好きなアルバムなんですが、カシオペアのファンにはどのように受け取られているのでしょうか?少し気になりますね(笑)
CITY POPファンには聴いて欲しい1枚です。
by kaz-shin | 2007-01-27 04:46 | J-POP | Comments(6) | |
Commented by 元うぃんどおやじ at 2007-01-27 08:50 x
神保さん、桜井さんが抜けたいきさつ初めて知りました。そうだったんですかぁー。。この2人が抜けたのは、すごいビックリでした。どうもその後のカシオペアって。。。個人的にはあまり。。。って感じになってしまいました。
Commented by DENTA at 2007-01-27 11:05 x
ポップスのバンドですが、フュージョン好キーとしては、聞いて見たいバンドです。
後継的なジンサクは2枚ほどアルバムを持っているのですが(ラテンが多いのが、好みにはまる)。
ウィキペディア曰く、「活動を再開するから、専念する為に停止してちょんまげ」という流れみたいですな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/シャンバラ_(バンド)
山本寛斎・・・
Commented by しげぞう at 2007-01-27 13:32 x
こんにちは。シャンバラ、なつかしいです。
神保、桜井に国分ということで、当時ボクも飛びつきました!
ただ、やはりメロディーが少し難しかった記憶が・・・
今また改めて聴いてみたい気がしますが、
もはや録音したテープがないのであります。
Commented by kaz-shin at 2007-01-28 00:29
元うぃんどおやじさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
神保さん、桜井さんの脱退について詳細は分からないのですが、このバンド活動が
きっかけになったのは事実のようですね。
神保さんのソング・ライターとしての才能は、インストだけでは勿体無い気がします。
歌モノのバックでの神保さんのドラミングも結構好きです。
Commented by kaz-shin at 2007-01-28 00:35
DENTAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
これだけのメンバーが揃ってますから、演奏面では言う事無しですね。
桜井さんのベース・プレイが目立っている感じなんですが、それでも
ヴォーカルをメインにアレンジされているので、トータル・バランスは良いですよ。
Commented by kaz-shin at 2007-01-28 00:39
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>ただ、やはりメロディーが少し難しかった記憶が・・・
桜井さんの書いた曲は確かにそんな印象がありますね。
しかし、神保さんの書いた曲は良いですね。おそらくしげぞうさんも今聴けば
印象が変わるかも知れませんね。
国分さん、秋元さんのツイン・ヴォーカルの素晴らしさに驚いたアルバムでした。
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