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MARVIN GAYE_I WANT YOU ◇ 2007年 02月 16日
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ソウル・ミュージックの真髄を味わいたいと思った時、皆さんはどんなアーティストの音楽を聴きますか?
私は、やはりマーヴィン・ゲイを聴きます。ソウル・ミュージックと言って真っ先に思い浮かぶのが、私にとってはマーヴィン・ゲイなんですね。
一時期、日本の音楽シーンにおいてもR&Bブームが起こり(今でも続いているのかも知れませんが・・・)、上辺だけのファッション的なR&B風な曲が溢れ返ってました。そんな時、歌唱法だけを真似て、それっぽく歌うシンガーの多さに辟易したものです。

マーヴィンよりも技巧的に上手いシンガーは沢山います。でも本来の意味でのソウル・ミュージックを感じるのは、やはりマーヴィンなんです。彼の1970年代の波乱に富んだ生活の中で、反戦、人類愛、憎悪、結婚、離婚、金に至るあらゆる出来事を歌にして届けてきました。いわゆるマーヴィンの精神そのもの、心の内が歌となって表現されていたと思うんですね。だからこそ、聴く者の心を揺さぶる音楽、すなわちソウル・ミュージックとして多くの人に支持されてきたんだと思います。

今回、マーヴィンのアルバムを紹介するにあたり、名盤中の名盤『WHAT'S GOING ON』(1971年)と『I WANT YOU』(1976年)のどちらを紹介しようか悩みましたが、『I WANT YOU』にしました。
理由は、アルバム全体から迸るソフィスティケートな雰囲気とグルーヴ感がたまらなく心地良いからです。そしてプロデューサー、ソング・ライターとしてリオン・ウェアが関わっているからに他なりません。リオン・ウェアはメロウ大王とも呼ばれているくらいの素晴らしいソング・ライター、シンガーで、以前当ブログでもアルバム『LEON WARE (夜の恋人たち)』を紹介しました。最高のシンガーとソング・ライターがタッグを組んだ傑作が本作です。

『MARVIN GAYE / I WANT YOU』
01. I Want You (Vocal)
02. Come Live With Me Angel
03. After The Dance (Instrumental)
04. Feel All My Love Inside
05. I Wanna Be Where You Are
06. I Want You (Intro Jam)
07. All The Way 'Round
08. Since I Had You
09. Soon I'll Be Loving You Again
10. I Want You (Intro Jam)
11. After The Dance (Vocal)

発表された当時、ポルノ・ソングと評されていたという01。ポルノ・ソングとは言い過ぎという感じはしますが、確かにイントロから色気に満ちた曲ですね。名曲です。

都会的なサウンドが心地良い02。リオン・ウェアのアレンジ・センスの光るメロウ・ナンバーです。

インスト曲03。ゆったりとしたグルーヴとシンセによるメロディーが上手く融合したナンバー。

まるで女性のように優しい歌声が印象的な04。女性の喘ぎ声とコーラスのアンバランスさが面白いです。

ミディアム・メロウなナンバー05。僅か1分強の曲。

インタールード的な06に続いて始まる07は、軽快なリズムが特徴のナンバー。コーラス・ワークの美しさが際立っています。実に気持ち良いグルーヴです。

ベースを強調して、若干重たさを出した08。またも怪しい女性の喘ぎ声が・・・(笑) 正直に言えば、この喘ぎ声は邪魔ですね。曲が良いので集中して聴きたいのですが、喘ぎ声で集中出来ません(笑)

包み込むようなマーヴィンのヴォーカルが素晴らしい09。夜のドライヴで聴きたいタイプの曲です。

インタールード10に続くのは、03のヴォーカル・バージョン11。はっきり言って03よりも段違いでこちらの方が良いですね。ソフト&メロウの極致といった感じさえします。個人的にアルバム中で1番好きなナンバー。

バックのミュージシャンも当然の如く凄いです。チャック・レイニー(b)、ウィルトン・フェルダー(b)、ジェイムス・ギャドソン(ds)、ソニー・バーク(key)、ワーワー・ワトソン(g)、レイ・パーカーJr.(g)、デヴィッド・T・ウォーカー(g)、デニス・コフィ(g)、そして若い頃のジェイ・グレイドンも参加しています。どうです?凄いでしょ!
これだけのメンバーを集め、レオン・ウェアがアレンジ、プロデュースしたアルバムが悪い訳が無いですね。
極上のメロウ・サウンドに包まれたソウル・ミュージックが堪能出来る1枚です。
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by kaz-shin | 2007-02-16 00:51 | 洋楽系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by DENTA at 2007-02-17 02:19 x
これとともに、What's goin' on, Let's get it onのデラックスヴァージョン(2枚編成)を買ってみました。
テイク違いのレアトラックスが多数収録されているのですが、
そういうのが欲しい人意外は手にしなくていいようなきがしました。
オリジナルで既に完成されているものでしたからね。
アーニー・ワッツのフルートが入った"After the dance"は聞きものでしたが。
Commented by kaz-shin at 2007-02-18 00:07
DENTAさん、コメントありがとうございます。
テイク違いのレアトラックスも興味ありますね。
私は古い輸入盤しか持っていないのですが、余程の事がない限り
買い直す事はしないので・・・(笑)
マーヴィン・ゲイを聴くと、不思議とソウル・ミュージックを聴いてるなぁと
思いますね。
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