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阿川 泰子_YOUR SONGS ◇ 2007年 03月 13日
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今回紹介するのは、阿川 泰子の1990年リリースのアルバム『YOUR SONGS』です。このアルバムは全曲洋楽のカヴァーなんですが、1番の特徴はストリングスを全篇にフィーチャーしていることでしょう。ストリングスのゴージャスなサウンドをバックに、阿川 泰子が名曲をしっとりと歌い上げます。しかもアレンジにニック・デカロを起用し、ニック・デカロならではの美しいストリングスとコーラスが堪能できるアルバムです。

ストリングスをメインにしている為、バックのミュージシャンはごく少数に抑えられています。しかし、集められたメンバーは選りすぐりです。デヴィッド・ベノワ(ピアノ&キーボード)、ジョン・パティトゥッチ(ベース)、ハーヴィ・メイソン(ドラムス)、リー・リトナー(ギター)、ディーン・パークス(ギター)、ニック・デカロ(コーラス)が参加しています。録音がアル・シュミットというのも豪華です。
とにかくニック・デカロのストリングス・アレンジの素晴らしさが際立ったアルバムですね。

『阿川 泰子 / YOUR SONGS』
01. YOUR SONG
02. JUST THE WAY YOU ARE
03. FEEL LIKE MAKIN' LOVE
04. TILL THERE WAS YOU
05. ONE LESS BELL TO ANSWER
06. LESS IS MORE
07. WILL YOU LOVE ME TOMORROW
08. THE LOOK OF LOVE
09. SEND ONE YOUR LOVE
10. GOOD NIGHT

邦題「僕の歌は君の歌」(1970年)でお馴染みのエルトン・ジョンのヒット曲のカヴァー01。ストリングスとディーン・パークスのアコースティック・ギターをメインにしたシンプルな演奏ですが、それだけにストリングスの美しさが際立った1曲です。

ビリー・ジョエルの名曲中の名曲のカヴァー02。邦題「素顔のままで」でお馴染みですね。デヴィッド・ベノワのエレピと高音部の転がるようなピアノ、ジョン・パティトゥッチの渋いベースも素晴らしいのですが、圧巻は多重録音によるニック・デカロのコーラスですね。大人の為の1曲という感じがたまりません。

続く03も名曲中の名曲、ロバータ・フラックの1975年のヒット曲のカヴァー03。夜聴くのにぴったりな洒落たアレンジで、ストリングスとニック・デカロのコーラスが素晴らしいです。間奏のデヴィッド・ベノワのピアノ・ソロの美しさに鳥肌が立ちそうです(笑)

メレディス・ウィルソンが、1957年のミュージカル「The Music Man」の挿入歌として書いた曲のカヴァー04。この曲もカヴァーが多い曲ですが、1番有名なのはビートルズが『WITH THE BEATLES 』に収録されたものでしょう。ストリングスとリー・リトナーのアコースティック・ギターをメインにゆったりと歌う阿川 泰子のヴォーカルが魅力ですね。

天才・バート・バカラックの作曲で、1970年にフィフス・ディメンションがヒットさせた邦題「悲しみは鐘の音と共に」のカヴァー05。JAZZYなムードが曲中に溢れています。リー・リトナーのJAZZYなオクターヴ奏法とゴージャスなストリングスにうっとりさせられます。

ルパート・ホームズが1978年にリリースしたアルバム『Pursuite Of Happiness』の冒頭を飾った哀愁漂うバラード曲のカヴァー06。渋い選曲ですね。

キャロル・キングの1971年の名盤『Tapestry(邦題:つづれおり)』に収録されていた名曲のカヴァー07。デヴィッド・ベノワのピアノがフィーチャーされた1曲で、力強いピアノのタッチが印象的です。メリハリのあるハーヴィ・メイソンのドラミングも見事です。

ダスティ・スプリングフィールドが1967年に映画「007カジノ・ロワイヤル」の主題歌として歌った曲のカヴァー08。バート・バカラックの書いた名曲で、アカデミー賞主題歌賞にもノミネートされました。ゴージャスなストリングスとベノワ特有の高音域を転がるようなピアノが美しい曲です。

スティーヴィー・ワンダーが1979年にリリースしたサウンドトラック盤「シークレット・ライフ」に収録されいたラブ・ソングのカヴァー09。スティーヴィーらしいメロディーの1曲と言えるかも知れません。

私の大好きなビートルズの1968年のアルバム『THE BEATLES (通称:ホワイト・アルバム)』の最後を飾った美しいバラード曲のカヴァー10。オリジナルもリンゴ・スターのヴォーカルと美しいストリングスが印象的でしたが、それ以上に美しいアレンジが施されています。ディーン・パークスのアコースティック・ギター、ニック・デカロのコーラス、とにかく美しいストリングスがたまりません(笑)

ニック・デカロのアレンジの素晴らしさに尽きるアルバムですね。ストリングスがこんなにもゴージャスで美しいものだと再認識させられます。まさに職人の仕事ですね。それにも増してコーラス・ワークも素晴らしいです。
失礼な話かも知れませんが、メイン・ボーカルよりもコーラスの方がはるかに良いですね、ニック・デカロの場合は・・・(苦笑)
そして、主役である阿川 泰子のヴォーカルも凄く気持良いですね。正直なところ、阿川 泰子の声質や歌い方には癖があってそれほど好きなタイプではないのですが、このアルバムでのヴォーカルは絶品です。
夜、部屋を暗くして聴いて欲しい1枚です。大人のあなたにお薦めの1枚です(笑)
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by kaz-shin | 2007-03-13 00:01 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by しげぞう at 2007-03-13 07:49 x
おはようございます
阿川泰子ってなんだか食わず嫌いでいたのですが
このアルバム、ちょっと聴いてみたいなぁ
デヴィッド・ベノワというのがむちゃくちゃ興味をソソります
レンタルで探してみようっと
Commented by kaz-shin at 2007-03-13 12:50
しげぞうさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに阿川泰子さんのヴォーカル・スタイルって癖があるので、好き嫌いが
はっきり分かれると思います。
ただ、このアルバムは良いですよ。ニック・デカロのアレンジは絶品ですし、
ベノワのピアノは相変わらず高音部でコロコロしてますし・・・(笑)
ヴォーカルも嫌味を感じないので、ぜひ聴いてみて下さい。
Commented by bonejive at 2007-03-13 22:49 x
こんばんは。面子がいいですね~。
Benoit、リトナー、ジョン、メイソンなんてこの面子でインストやるだけでもすごくよさそうです。
是非聴いてみたいです。
阿川さんて本当に評価が分かれますね~。
Commented by kaz-shin at 2007-03-14 03:25
bonejiveさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当にアレンジ、演奏が際立ったアルバムですよ。
自信を持ってお薦め出来るアルバムです。
阿川さんのヴォーカルが苦手でなければ、ぜひ聴いてみて下さい。
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