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アン・ルイス_恋のブギ・ウギ・トレイン ◇ 2007年 03月 16日
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疲れて記事を書くのがちょっとしんどい時のシングル曲紹介です(笑)
今回紹介するのは、1984年にリリースされた「六本木心中」以降、歌謡ロックという独自の世界で人気を集めたアン・ルイスが1979年にリリースしたシングル「恋のブギ・ウギ・トレイン」です。

以前紹介した山下 達郎がフル・プロデュースした1979年のアルバム『PINK PUSSY CAT』リリース後、再度達郎にシングル曲のプロデュースが依頼があって制作されたシングル曲です。
当時、ディスコが大好きだったアン・ルイスなのに、ディスコ・ビートの持ち歌がほとんどないのを不思議に思った達郎が書き下ろした曲です。達郎自身もこのディスコ・ビートの曲が気に入って、ステージでもたびたび歌っていますね。達郎のライブ・アルバム『JOY』にも収録されています。

「アン・ルイス / 恋のブギ・ウギ・トレイン」
Side. A : 恋のブギ・ウギ・トレイン
Side. B : 愛・イッツ・マイ・ライフ

「恋のブギ・ウギ・トレイン」は、作詞:吉田 美奈子、作・編曲:山下 達郎。タイトルはおそらくディスコ・ソングということで、"ソウル・トレイン"を意識したものでしょうね。本当に格好良いディスコ・ナンバーです。とにかく演奏とアン・ルイスのヴォーカルが凄くマッチしていて、素晴らしいグルーヴに思わず体が動き出しそうです(笑)
それもその筈で、メンバーは渡嘉敷 祐一(ds)、岡沢 章(b)、松木 恒秀(g)、清水 信之(key)、斉藤 ノブ(per)、山下 達郎(background vocal)、吉田 美奈子(background vocal)に数原 晋(tp)、向井 滋春(tb)、村岡 健(sax)等が参加しています。特に渡嘉敷、岡沢、松木の3人は、後に吉田 美奈子の最もFUNKYなアルファ・レーベル時代のサウンドの要となっているミュージシャン達ですね。
あくまで私の個人的感想ですが、ディスコ・ビートを叩かせたら渡嘉敷 祐一が日本一だと思います。単調なリズムの中であれだけのグルーヴを出せるドラマーは、そう多くは存在しませんね。達郎の『JOY』ヴァージョンの青山 純のドラミングも素晴らしいですが、この曲に限っては渡嘉敷 祐一に軍配が上がるような気がしますね。アンと達郎のヴァージョンを聴き比べても面白いと思います。

シングルB面曲の「愛・イッツ・マイ・ライフ」も作詞:吉田 美奈子、作・編曲:山下 達郎です。メンミュージシャンもA面曲と同じですが、ギター・ソロで椎名 和夫が参加しています。都会的で洒落たメロディーのAOR風バラード曲です。アン・ルイスの歌の上手さが際立っている1曲。後の吉田 美奈子作品を連想させる曲ですね。

↑のジャケット写真はシングル・レコードのものですが、A面/B面曲ともCD化されています。達郎のファン・クラブの通販のみで購入出来るアルバム『The Works Of Tatsuro Yamashita vol.1』で聴く事が出来ます。もちろん一般の人も購入出来ますよ。

そして翌1980年にこんなシングルがリリースされました。

アン・ルイス_恋のブギ・ウギ・トレイン_e0081370_2257216.jpg 

おそらく1979年のシングルがディスコでも評判になったのでしょうね、編集を施してロング・ヴァージョンになり、クリス・モスデルの英語詞になりました。

「Ann Lewis / BOOGIE WOOGIE LOVE TRAIN - SUPER DISCO SINGLE- 」
Side. A : BOOGIE WOOGIE LOVE TRAIN (English Version)
Side. B : KOI NO BOOGIE WOOGIE TRAIN (Japanese Version)

これがまた格好良いです。基本的にはオリジナル曲と同じオケを使用しています。編集によって達郎・美奈子のコーラス部を強調されています。A面のヴォーカルのみ録音し直されています。

私のような40代後半のおじさんには、ディスコと言えばこういうタイプのリズムの曲なんですよね。90年代以降のトランスみたいな音楽にはどうしても馴染めません。やはり人の作り出すグルーヴが1番気持ち良いですし、踊りやすかった気がするのですが・・・どうでしょう?(笑)
by kaz-shin | 2007-03-16 00:01 | Singles | Comments(3) | |
Commented by まるいチーズ at 2007-03-16 00:23 x
こんばんは
これはまた嬉しい曲の紹介ですね~、これいいですよね!まさに当時のディスコを彷彿させる名曲です。私の持っているのは80年発売の方で、「PINK PUSSY CAT」のA面の最後に日本語ヴァージョンを、B面の最後に英語ヴァージョンを入れたテープを作って聴いてました(笑)。余談ですがスキーのアフターのディスコパーティー(笑)では定番でした。
Commented by まるいチーズ at 2007-03-16 01:07 x
すみません、もうひとつ、、、
ブラス陣がいいです、向井さん村岡さんに加えて数原晋さん!いや~数原さんは本邦最高のトランペッターだと思ってます、明るくハートウォーミングなプレイ、4年程前に生で演奏を聴いたのですが素晴らしかったです。あと当時のディスコの住人は男の子はポパイ少年(私もそうでした、苦笑)、JJガールにサーファーですよね(笑)、お若い方にはなんのこっちゃ解らない話ですが、、いやいい時代でした~、脱線してすみません(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-03-16 12:22
まるいチーズさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

>、「PINK PUSSY CAT」のA面の最後に日本語ヴァージョンを、
 B面の最後に英語ヴァージョンを入れたテープを作って聴いてました(笑)

良いですね~、それ。今度真似させてもらいます(笑)
古い人間なので、自分がもし踊るとするならこういう曲でないと嫌ですね。
どうも打ち込み系のディスコ・ソングは苦手です。

数原さんと言えば、昔角松さんのライブで「必殺!仕事人」の登場シーン
のトランペットを吹いてくれたことがありましたよ。
数原さんの吹くフリューゲルも素晴らしいですよね。

ポパイ少年・・・懐かしいですね。
ラコステ(アイゾット・ラコステ)のポロ、ファーラーのホップサック、デッキ・シューズ等・・・。
あの時代に戻りたい!(笑)
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