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BOBBY CALDWELL_BOBBY CALDWELL (イヴニング・スキャンダル) ◇ 2007年 03月 18日
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定番とか名盤と呼ばれるアルバムを紹介するのは意外と難しいもので、何を今更という気もしましたし、多くの人が聴いているアルバムのレビューを書くというのは意外と難しいもので・・・(笑)
ただ、そんなアルバムが私に大きな影響や感動を与えてくれたのも事実です。ですから、やはり定番・名盤の類のアルバムでも少しずつ紹介していこうと思います。

今回選んだアルバムは、1978年にリリースされたボビー・コールドウェルのデビュー作『BOBBY CALDWELL (邦題:イヴニング・スキャンダル)』です。"キング・オブ・AOR"の称号が相応しいシンガー・ソング・ライターですね。その歌声はソウルフルで、あのスティーヴィー・ワンダーを彷彿させます。そして洒落たイラストによるジャケット。2ndアルバムの『Cat In The Hat』はボビーの写真のジャケットですが、それ以降は月をバックにしたシルエットの男性のイラストで統一されていました。特にこのデビュー・アルバムのベンチに座る男性のイラストが、1番印象に残っています。ベンチに座る男性というと、あのボズ・スキャッグスの名盤『Silk Degrees』を思い出します。もしかしたらあのジャケットに肖ったのかも知れませんね(笑)

『BOBBY CALDWELL / BOBBY CALDWELL (イヴニング・スキャンダル)』
01. SPECIAL TO ME
02. MY FLAME
03. LOVE WON'T WAIT
04. CAN'T SAY GOODBYE
05. COME TO ME
06. WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE
07. KALIMBA SONG
08. TAKE ME BACK TO THEN
09. DOWN FOR THE THIRD TIME

日本でのみシングル・カットされた01は、ディスコ・サウンド風に仕上がったナンバーです。日本人好みの曲と言えるかも知れませんね。松田 聖子やWINKもカヴァーしてました。

ゆったりとしたリズムと美しいメロディー・ラインのメロウなナンバー02。シンプルなアレンジですが、ギターやエレピの使い方が非常に上手いなと思います。この曲も人気の高い曲のようで、あのヴァネッサ・ウィリアムスがカヴァーしていますね。

軽快なリズムとストリングスの美しさが印象的な03。この曲もキャッチーなメロディーとボビーの甘い歌声がよくマッチしていて、まさにAORな1曲です。間奏のサックス・ソロが曲を盛り上げています。

私の所有しているCDはポリドール盤なので、アナログ盤とはアレンジ、演奏の異なる04。紙ジャケット盤では、CDとアナログの両方のテイクが収録されているようです。ボビーにしては珍しく力の入ったヴォーカルの聴けるナンバーですね。

アルバムがリリースされてから10年後の1987年に、外国タバコ(パーラメント)のCMに使用されてリヴァイヴァル・ヒットした名バラード05。名曲というのは時代を越えて受け入れられるということの証明をしたような曲かも知れませんね。

1stシングル06はボビーを代表する名曲の一つですね。一体どれくらいのカヴァーが存在するか見当もつきません。R&Bチャートでも最高6位を記録したというのは、ボビーに作品、歌がそれだけソウルフルだということなんでしょうね。邦題の「風のシルエット」というのもなかなか気に入っています(笑)

インタールード的な渋いインスト・ナンバー07。1分強の短い曲ですが、ボビーのセンスの良さを感じさせるナンバーです。

メロウなナンバー08。ボビーの歌声に酔いしれてしまう1曲で、特にファルセットの使い方に痺れます。個人的にアルバム中で1番好きなナンバーです。シンプルながらもボビーの歌を際立たせるアレンジ、特にストリングス・アレンジが見事だと思います。

フェード・インしてくるJAZZYな演奏、特にギターが格好良い09。演奏が気に入っているナンバーなんですが、ボビーの曲毎に表情の変わるヴォーカル・スタイルにも驚かされます。ソング・ライターとしてもシンガーとしても非凡な才能を持ったアーティストですね。

とにかく捨て曲なんぞ一切無しの名盤です。今まで聴いてきたAORの数多いアルバムの中でも、個人的にはベスト5に入る名作です。1stアルバムでこれだけ完成度の高い作品を作りあげてしまったボビーの才能にただ脱帽です。ボビーの作品はどれも素晴らしいものが多いですが、やはりこの1stを越える作品は生れていないような気がします。それだけ、このアルバムのインパクトが強いのかも知れません。洋楽、とくにAOR関連が好きな人で聴いていない人は少ないと思いますが、もし聴いていなかったら聴いて下さい。聴かないと損するアルバムですよ(笑)
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by kaz-shin | 2007-03-18 03:13 | 洋楽系 | Trackback(3) | Comments(12) | |
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Tracked from 3度のメシよりCD at 2007-03-18 08:16
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Commented by アンクル・タロ at 2007-03-18 04:14 x
はじめまして、数日前にこのブログを知り毎日楽しみに読ませていただいております。
BOBBY CALDWELLの『SPECIAL TO ME』は私が初めて買った洋楽のシングルレコードでした。当時何かのCMで流れていて買った記憶があるのですが....(もしかしたら記憶違いかもしれませんね)。
そしてこのアルバムも買って毎日聴いてました。
ホントに名盤だと私も思います。
紙ジャケになって新たに1stから3rdアルバムを買いましたが
この頃のボビーさんのアルバムが一番しっくりとし、聴いていて
心地よく響いてきます。




Commented by shintan_shintan at 2007-03-18 08:24
こんにちは。これは名盤ですよね。
最近はあまり聴いてなかったんですが、今日は車ででかけるんでBGMにしようかな。ボビー・コールドウェルはこのアルバムとベストしか持ってないんですが、近所のGEOでセカンドの中古が安かったんで、購入してみようと思ってます。
Commented by at 2007-03-18 22:13 x
AORの定番として誰もが評価できる好アルバムですね。
私はこの1stと『Heart of Mine』しか持っていませんが、ストリングスとホーンセクションが絶妙にブレンドされた作品としては、この1stが最高だと思います。(特に01、03)
あと05の名バラードも捨て難いのですが、いつもこの曲の出だしを聴くたびにEaglesの〝desperado〟が頭の中でオーバーラップしてしまいます。(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-03-19 00:13
アンクル・タロさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
そして、当ブログへようこそ!
「SPECIAL TO ME」はCMで使われていたかどうか記憶に無いのですが、
TVで頻繁に流れていた記憶はあります。私も「風のシルエット」よりも
印象が強かった曲です。
やはり曲の良さ、インパクトの強さも手伝って、今でも私の中ではNo.1の
アルバムは『イヴニング・スキャンダル』ですね。

これからも暇な時間があったら覗きに来て下さい。そして遠慮無くコメントして下さいね。
よろしくお願い致します。
Commented by kaz-shin at 2007-03-19 00:17
shintanさん、コメントとTBありがとうございます。
リアル・タイムで彼のデビューを知っているので、初めて聴いた時の衝撃
みたいなものは忘れられません(笑)
特にボビー・コールドウェルとクリストファー・クロスは、インパクトが強かったですね。
2ndもお薦めなんで、ぜひ聴いてみて下さい。
Commented by kaz-shin at 2007-03-19 00:33
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムは不思議なんですが、歳を重ねていくに連れてどんどん好きに
なっていきます(笑)
初めて聴いたのが19歳、20代、30代、そして今40代後半ですが
今が1番心に沁みてきますね。
こういうアルバムこそ名盤と呼べる作品なのかも知れませんね。
Commented by martha1961 at 2007-03-19 23:19 x
こんばんは。
ボビーのアルバムではこれが最高でしょうね。
"Come To Me"今でもよく聴く曲ですね。
元祖女殺し系(笑) ですね。(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-03-20 00:26
martha1961さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>ボビーのアルバムではこれが最高でしょうね。
そうねんですよね。他のアルバムも良いのですが、やはり1枚を選べと
言われるとこのアルバムになってしまいます(笑)
インパクトの強さと完成度の高さで、どうしてもこのアルバムが1番に
なってしまいます。本当に名盤ですね。
Commented by 240_8 at 2007-03-24 08:10
おはようございます。
kaz-shinさんも最近レビューされていたんですね!!
私も今日アップしました。
このアルバム、いろいろなシーンに使ってました(笑)。
あと「Heart of Mine」も結構好きです。
本作はよく聴くと多彩なラインアップで、聴いているものを飽きさせないですね。
Commented by kaz-shin at 2007-03-24 08:26
240_8さん、おはようございます。コメントとTBありがとうございます。
やはりこのアルバムは、AOR好きなら取り上げない訳にいかないですよね(笑)
AORの代名詞みたいなアルバムですから・・・。
『Heart of Mine』も確かに良いですよね。でも打ち込みを使っていない分、
やはりこのアルバムの方に軍配が上がります。
Commented by Sken at 2007-04-06 14:38 x
結局、このアルバムです。輸入盤屋で探したのを思い出します。
Commented by kaz-shin at 2007-04-06 22:37
Skenさん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
最初に聴いた時の強烈な印象、感動が強いというのもあるとは思いますが、
それでもやはりこのアルバムの素晴らしさには、いつ聴いても驚かされます。
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