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PHILIP BAILEY_CHINESE WALL ◇ 2007年 03月 26日
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今回紹介するのは、アース・ウインド&ファイアーの一員として絶対に欠かせないヴォーカリスト・フィリップ・ベイリーが1984年にリリースした2ndソロ・アルバム『CHINESE WALL』です。
あのロバータ・フラックがその美しいファルセット・ヴォイスを絶賛したと言われる程、フィリップ・ベイリーの持ち味はやはりファルセット・ヴォイスですね。1983年にジョージ・デュークがプロデューサーに迎え、1stソロ・アルバム『Continuation』をリリースしました。このアルバムは、E.W&Fの延長線上とも言えるブラック・コンテンポラリーな内容でした。
しかし、『CHINESE WALL』ではフィル・コリンズをプロデューサーに迎え、ロック、ポップ色に強いアルバムに仕上がっており、聴いた者を驚かせましたね。フィリップ・ベイリーにとっても、E.W&Fの延長線上ではなく、彼の新境地を開拓した重要なアルバムと言えるでしょう。大ヒット曲「EASY LOVER」が有名ですが、それ以外にも粒よりの佳曲の揃ったアルバムだと思います。

『PHILIP BAILEY / CHINESE WALL』
01. PHOTOGENIC MEMORY
02. I GO CRAZY
03. WALKING ON THE CHINESE WALL
04. FOR EVERY HEART THAT'S BEEN BROKEN
05. GO
06. EASY LOVER (Duet with Phil Collins)
07. SHOW YOU THE WAY TO LOVE (夢を見つめて)
08. TIME IS A WOMAN
09. WOMAN
10. CHILDREN OF THE GHETTO

いきなりフィル・コリンズらしいドスン・バタンのドラム(笑)が炸裂する01。アメリカでの1stシングル曲。ヴォコーダ-を上手く使ったロック色の強いナンバーで、フィリップ・ベイリーがファルセットを一切使わずに歌っているというのも新鮮ですね。

ポール・デイヴィスとは同名異曲の02。01とは一転して美しいファルセット・ヴォイスを駆使したミディアム・チューンです。ロックとR&Bを上手く融合させたような印象の曲です。とにかくフィリップのファルセット・ヴォイスに尽きる1曲。

何とも雄大でゆったりとしたバラード曲03。お気に入りの1曲で、万里の長城をゆっくりと歩いて登っているような感覚に陥りますね。元々、E.W&F用に作られた曲だったのですが、ボツになったのでフィリップが取り上げたとか・・・。名曲です。

メロウ・ナンバー04。こういうアダルト・コンテンポラリーな曲にフィリップのファルセット・ヴォイスはピッタリですね。ダリル・ステューマーのギターが冴える1曲です。抑え気味のフィル・コリンズのドラミングもなかなかです。

ビートを効かせたファンク・チューン05。E.W&Fのホーン・セクションでもお馴染みのフェニックス・ホーンズとドン・マイリックのサックス・ソロがフィーチャーされています。サビのメロディーは、まんまE.W&Fを彷彿させるナンバー。

大ヒットした06。ディスコ・ビートにギター・リフが印象的なデュエット・ナンバーで、やはりアルバムを代表する格好良いナンバーですね。同性によるデュエット・ソングというのも数多く存在しますが、そんな中でもフィリップ・ベイリーとフィル・コリンズの声の相性は抜群だと思いますね。80年代を代表するデュエット・ナンバーのひとつではないでしょうか。

フィリップの美しいファルセット・ヴォイスを100%発揮しているバラード曲07。メロディー部だけでなく、コーラスでもその美しい声が十分過ぎるほど発揮されたナンバーですね。アリフ・マーディンのアレンジによるストリングスが美しさが際立った1曲。

ユーロ系のディスコ・ナンバーといった趣きな08。あまり好きなタイプの曲ではないです(笑)

ファルセットを使わずとも、素晴らしいシンガーだと痛感させられるスパニッシュ風な作品09。TOM TOM 84のホーン・アレンジ、アリフ・マーディンのストリングス・アレンジがこの曲に命を吹き込んだ気がする1曲です。

パーカッションを上手く使ったソウルフルな10。メッセージ色の強い曲ですが、しっとりと歌い上げるフィリップのファルセット・ヴォイスに聴き惚れてしまいます。レセット・ウィルソンの味のあるピアノ・ソロが素晴らしく、アルバムの最後にふさわしく余韻の残る1曲です。

昨夜、嫁さんとレイト・ショーで話題の映画「Happy Feet」を観てきたんですが、それは楽しく可愛い作品でした。いわゆるミュージカルっぽいところもあるので、使用される音楽もなかなか良かったです。
オープニングでいきなりビートルズの「Golden Slumbers」が使われたり、スティーヴィー・ワンダーの「I Wish」やE.W&Fの「BOOGIE WONDERLAND」が使われたりで、音楽好きにも楽しめる作品でした。
オリジナル曲を使ったり、カヴァーしたりと色々でしたが、「BOOGIE WONDERLAND」を聴いたら急に今回紹介したフィリップ・ベイリーのアルバムが聴きたくなって、急遽今回紹介することにしました(笑)
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by kaz-shin | 2007-03-26 00:01 | 洋楽系 | Trackback(1) | Comments(3) | |
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Tracked from 1-kakaku.com at 2007-05-31 18:24
タイトル : Chinese Wall
モーリス・ホワイトとともに、アース・ウィンド&ファイアーのリードヴォーカルとして活躍する、フィリップ・ベイリー85年リリースのソロワークである。プロデューサーにフィル・コリンズを起用した意欲作で、ファルセットの効いたヴォーカルがうまい具合に弾けとんでいる。 プロデューサーがデュエットを買って出た<6>はスマッシュヒットを記録し、この作品に花を添える形となった。フィル・コリンズ自身、自らのベスト盤に収録したり、ライヴの定番にするなど、<6>はかなり気に入った様子だが、本末転倒のような気もしな...... more
Commented by ayuki at 2007-03-26 09:53 x
こんにちは。
ここのところ、わたしにも馴染みがあって、懐かしくて、大好きなCDが連発してます!もともとEW&Fは大好きで、フィリップ・ベイリーさんも大好きです。特にCHINESE WALLはわたしもお気に入りです。
PHOTOGENIC MEMORYはkaz-shinさんの感覚と同感でファルセットでないフィリップ・ベイリーさんに新鮮な印象をわたしも持ちました。ファルセットの上手いシンガーはノンファルセットでも上手いし、逆にそちらの方も魅力的だったりしますよね。
Commented by ひと at 2007-03-26 22:57 x
Kaz-shinさん、こんばんは。
いい曲が多いですが、03~06の流れは繰り返し聴いてしまいますね。
当時はMTVの出始めの頃で、06のクリップはよく見ていました。
偶然最近もYouTubeで見かけましたがカッコイイですね。
あとこのアルバムで気がついたのですが、地声のときM・ホワイトに
そっくりな瞬間がたくさんあります。もしかしたらアースでも勘違いして
いる場面があるかもしれません。
Commented by kaz-shin at 2007-03-27 00:00
ひとさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かにフィリップが地声だけで歌われたら、フィリップと気付かないかも
知れませんね(笑)
やっぱりフィリップと言えば、あのファルセット・ヴォイスがどうしても頭に
こびりついて離れません。
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