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彩 恵津子_ALL I NEED ◇ 2007年 04月 10日
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今回紹介するのは、彩 恵津子が1985年にリリースした2ndアルバム『ALL I NEED』です。以前1984年リリースの1stアルバム『REACH OUT』を紹介しましたが、今回は2作目にしてL.A.録音です。
透明感のあるヴォーカルが特徴の彩 恵津子は、デビュー前に角松 敏生のバック・バンドでコーラスをしていたという経歴の持ち主ですから、言わば実力派シンガーと呼んでも良いかも知れませんね。

『ALL I NEED』のプロデューサーは、ギタリストのティム・ウェストン。あまり馴染みが無いかも知れませんが、DR.STRUTというグループの中核だった人物です。CITY POP関連では、1981年の故・松原 みきの3rdアルバム『Cupid』のA面5曲のバックを務めたのがDR.STRUTでした。演奏もティム・ウェストン(g)を中心に、カルロス・ヴェガ(ds)、クリス・ボードマン(key)、マーク・モーガン(key)、ジェリー・ワッツ(b)等に加え、コーラスにビル・チャンプリンとタマラ・チャンプリン夫妻が参加しており、ビルはコーラス・アレンジも担当しています。
L.A.産の爽やかなサウンドと彩 恵津子のクリア・ヴォイスが心地良いアルバムですね。

『彩 恵津子 / ALL I NEED』
01. ALL I NEED
02. うれしいけれどジェラシー
03. LOVE ME AGAIN
04. UNTIL YOU
05. みっつ数えて
06. DON'T SAY IT
07. 止まった時間
08. ゆれていた心
09. けれどONLY YOU
10. あの恋から・・・

アルバム・タイトル曲で、彩 恵津子を代表するナンバーのひとつ01。軽快なAORサウンドが心地良く、特にティム・ウェストンのギター・プレイが光るナンバーです。

岸 正之作曲のアップ・テンポのポップ・チューン02。ガールズ・ポップ的な可愛らしさのある曲ですね。

初期の角松 敏生のバック・バンドでバンマスを務めた磯 広行作曲による03。ミディアム・メロウ・ナンバーで、サビのメロディーとサックス・ソロが耳に残る1曲です。

Soo Jeffersなる人物の作詞・作曲の04。01も彼の作曲です。英語詞の曲ですが、リフが印象的でキャッチーなメロディーのナンバーです。お気に入りの1曲でもあるAORテイストのミディアム・チューンです。

桐ヶ谷 仁作曲による05。桐ヶ谷 仁らしさが出ているメロウなナンバーですね。インパクトは無いのですが、聴けば聴くほどに惹かれていくメロディーの曲です。

ファンキーでダンサブルなナンバー06。カルロス・ヴェガのタイトなリズムとティム・ウェストンのギター、ホーン・セクションが大活躍です。間奏でのティムのギター・ソロは聴き所のひとつでしょう。

ミディアム・スロー・バラード曲07。アルバム中で最もメロウなナンバーと言える1曲。06とこの曲を作曲しているのは古本 鉄也ですが、才能のあるソング・ライターですね。ひっそりと静まり返った真夜中に聴きたい曲。

上質なAORサウンドを聴かせてくれる08。理屈抜きに聴いていて心地良い1曲です。この曲でもティム・ウェストンのギター・プレイが光っています。

BUZZの東郷 昌和の作曲による09。シャッフル・ビートが明るいポップなメロディーと良くマッチしてます。

最後を飾る10は、笹路 正徳作曲による美しいメロディーのバラード曲です。彩 恵津子の声の魅力が最大限発揮されたバラード曲だと思います。間奏でのティム・ウェストンのギター・ソロが特に素晴らしいです。

決してインパクトの強い曲がある訳では無いのですが、メロディアスな曲が揃っていて聴く度に良さが分かってくるアルバムですね。アレンジに関しても凝ったものは無く、むしろオーソドックスな感じです。しかし、逆にそれが彩 恵津子のヴォーカルを際立たせている気がします。個人的には隠れた名盤だと思っている1枚です。
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by kaz-shin | 2007-04-10 00:37 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(5) | |
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Commented by ucchi at 2007-04-10 18:37 x
懐かしいですねぇ...コレ...♪
「Reach Out」聴いて以降、80年代いっぱい(定かではないですが)くらいは彼女のアルバムを聴いていたと思うのですが、確かにAOR色ではコレがイチバンでしょうね...^^
『Reach Out』はCDを中古で手に入れましたが、それ以外はアナログのみなのでコレもしばらく聴いてないです...
今度の週末にでもレコード引っぱり出そうと思った次第です(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-04-10 23:30
ucchiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は『Reach Out』とこの『ALL I NEED』しか知りません(笑)
何故2nd以降聴かなくなったのか、理由がはっきりしないのですが
買った当初はそんなに良いと思ってなかったのかも知れません。
CDで買い直した時にじっくり聴いて、凄く良かったと思えたアルバムが
沢山あるんですよね。彩 恵津子もその一人だったですね。
確かこのアルバムのアナログ盤ジャケットは写真は無かったと思うのですが・・・どうでしょう?
実家の押し入れで眠ってるんで確認出来ませんが・・・。
Commented by アンクル・タロ at 2007-04-11 20:32 x
松原みきとは対照的などこまでもクリアな声の持ち主の彩恵津子ですね。
私も大好きで3rdアルバムからの全てのCDを持っています。
1st、2ndの楽曲は『College Life』というベスト盤でしか知りませんが
特に『ゆれていた心』を今でも好きで繰り返し聴いています。
一度FMのスタジオライブで『思い出のグリフィスパーク』をピアノ演奏(難波正司さんだったと思いますが記憶違いかもしれませんね)をバックに透明感のある澄み切った声で歌う彩さんが今でも記憶に残ってます。
余談ではありますが(笑)当時私の友人の彼女が彩さんと友達だったのでサインを頂いたのもいい思い出ですね。
また歌ってくれたら嬉しいのですが......。

Commented by kaz-shin at 2007-04-11 23:45
アンクル・タロさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当にクリアな声が魅力ですね。いつも思うのですが、どんな楽器も
人間の声の魅力には勝てないですね。
私は3rdアルバム以降は聴いたことが無いので、中古店で探しているのですが
なかなか見つかりませんね。頑張って探してみようと思います。
私は有名人のサインというものに縁遠いですね。
かなり昔ですが、六本木で浅野温子さんを見ましてその美しさに絶句してしまいました。
とても有名人に声なぞかけられません(笑)
Commented by 通りすがり at 2017-05-02 08:48 x
懐かしく拝見しました。10年後のコメントですが、確かに名作です。何度聞いてもいいです。
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