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Toshiki Kadomatsu vol.22_ドアの向こう ~SAYONARA T~ ◇ 2007年 04月 15日
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今回紹介する角松ネタは、1986年11月5日に発売になったシングル「ドアの向こう」です。このシングルを初めて聴いた時、ある意味新鮮な驚きのあった曲でした。当時の角松作品の中でも異色とさえ感じたこの曲は、"角松流の歌謡曲へのアプローチ曲"といった作品だと思っています。
このシングル曲が収録されている『1981~1987』のライナー・ノーツで角松自身が、この曲を「古いソウルの味をもったムード歌謡」と語っているように、角松が当時廃れつつあった"歌謡曲"へのオマージュ的な作品だというのは間違いなさそうです。

私が感じる歌謡曲的な部分というのは、まずサビのメロディー部にコード進行ですね。多少ギターをかじった経験しかありませんから専門的な事は分かりませんが、このコード進行というのはいわゆる定番と言うのか、非常にオーソドックスなコード進行で色んな曲で使われているパターンのものだと思うんですね。自信はありませんが、米米クラブの大ヒット曲「君がいるだけで」も同じようなコード進行の曲で、当時の角松はあえて使ってこなかったコード進行だと思います。そんな定番のコード進行の中で作り上げた曲は、まさしく耳に馴染みやすいもので"角松流歌謡曲"と呼ぶに相応しい曲だと思いますね。

「角松 敏生 / ドアの向こう ~SAYONARA T~」
Side. A : ドアの向こう
Side. B : We Can Dance

「ドアの向こう」は、角松 敏生の作詞・作曲・編曲、ブラス・アレンジが数原 晋、ストリングス・アレンジが大谷 和夫です。バックは菊池 丈夫(dr)、青木 智仁(b)、幾見 雅博(g)、吉川 忠英(a.g)、友成 好宏・林 有三(key)、中島 御(per)、ジェイク・H・コンセプション(sax)、藤沢 秀樹(cho)等・・・。サブ・タイトルの「SAYONARA T」がいかにも角松の実体験らしいもので、決別の歌詞とムード歌謡風なメロディーがよく似合っている気がします。吉川 忠英のアコースティック・ギターのソロとジェイクのサックスに哀愁を感じますね(笑)

B面曲「We Can Dance」もアルバム『1981~1987』に収録されているナンバー。ドラムに秋山 浩一、シンセ・ベースに野力 奏一、それ以外は角松のレギュラー・メンバーで固めていますが、コーラスに国分 友里恵、木戸 やすひろ、比山 貴咏史が参加しています。インパクトの強い曲ではありませんが、何故か気になる曲というのか耳に残る曲ですね。シングルのB面曲の中には、こういう妙に気になる曲って結構ありますよね。

1985年10月21日にシングル「初恋」、1986年5月5日にシングル「THE BEST OF LOVE」がリリースされ、それに続くシングルが「ドアの向こう」。やはり流れかもそれまでのFUNKYな路線と趣きが変わっていますね。だから余計に印象深いのかも知れませんが、私には思い入れの強いシングル曲になっています。
次回は、シングル「THE BEST OF LOVE」でも取り上げてみようと思っています(笑)
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by kaz-shin | 2007-04-15 17:05 | Toshiki Kadomatsu | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by しげぞう at 2007-04-15 18:17 x
こんちはっ
これを最初聴いた時、一瞬
「えっ? かどまつサン、どこへ行こうとしてるの・・・?」
と思ってしまいましたが、すぐさま
「フムフム、なかなかええなぁ」
と思ってしまいました
吉川忠英のギターが効いてるような気がします
Commented by 弥生 at 2007-04-15 18:24 x
こんにちわ 出だしのSAXソロ………何とも言えませんなぁ〜痺れてしまいます。初めて聞いた時「演歌」かと思いました(笑)。今迄にない曲調で彼のアレンジセンスにますます惚れ込んだ歌ですが、EPはもっていないんだなぁ〜サブタイトルの存在は知りませんでした。
Commented by rs at 2007-04-15 21:31 x
何か、この前後のアルバムから思うと
どちらのコンセプトにも入らない自由に作った印象を受けた楽曲ですね、
なので1981-1987までアルバム収録を引っ張ったのかも(笑)

今の楽曲にも、こういう自由で素直なものがそろそろほしかな、
哲学や思想なんかに捉われない肩の力を抜いた曲をね。

似た曲だと"PINK MOON"なんかも自分の中では、そんな一曲かな。
Commented by kaz-shin at 2007-04-15 22:38
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かにそれまでの流れとは異質な感じのシングル曲でしたよね。
でも、私は「やるな~、角松!」と思った曲でした(笑)
何かに固執せず、色んな音楽ジャンルにチャレンジしていたあの頃の
角松さんらしくて大好きな1曲です。
吉川さんのアコースティック・ギターは本当に味がありますね。
やはりキャリアでしょうか・・・(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-04-15 22:42
弥生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
弥生さんも好きでしたか、この曲。
どこがと言われても困るんですが、魅力溢れる曲だと思います。
ジェイクさんのサックスが大好きなんで、ソロ・アルバムがCD化されないか願っているのですが・・・。
ジャケットのかすみ草がこの曲のイメージを表現してますね。
Commented by kaz-shin at 2007-04-15 22:47
rsさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>今の楽曲にも、こういう自由で素直なものがそろそろほしかな、
>哲学や思想なんかに捉われない肩の力を抜いた曲をね。
全く同感です。誤解を招く書き方かも知れないのですが、私には今の
角松さんの音楽って、自分自身に手枷、足枷をかけてしまってる気がしてなりません。
この頃のように、自由な発想の中の音楽製作をしてもらいたいですね。

「PINK MOON」に関しては、私も好きな曲なのでいずれ記事書こうと思ってます。
Commented by いわとも at 2007-04-15 23:39 x
サブ・タイトルの「SAYONARA T」はまったく知りませんでした。
こうやって角松は、自らの血を流し骨を削り、名曲を作り上げてきたのでしょうか……。
ちょっとオーバーですね、失礼(笑)。
 
次回の「THE BEST OF LOVE」、期待してます。
Commented by at 2007-04-15 23:57 x
うわっ♪この曲大好きです!!
歌謡曲っぽいけど、センスいいなぁ〜と今でも思います。
特に吉川忠英さんのギターソロは光ってますね。
「このギター、鶴岡雅義さん(と東京ロマンチカ…ってご存知かな?)みたいでしょ。」
と角松氏がラジオで話していて、妙に納得したのも懐かしいです(笑)
この頃のシングル曲って、わかりやすいし耳に残るという点では(シングル曲として)正解だったと改めて思いました。
Commented by kaz-shin at 2007-04-16 01:33
いわともさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
今調べたら、『1981~1987』にはサブ・タイトルが書かれてませんでしたね。
シングル・レコードにはしっかり書いてあります。写真では分かり辛いとおもいますが・・・。
いかにも当時の角松らしいサブ・タイトルですよね(笑)
『1981~1987』がリリースされた時には、良い思い出に変わっていたので「SAYONARA T」は取ったのでしょうね。
それらしい事がライナーに書いてありました。
Commented by kaz-shin at 2007-04-16 01:39
茜さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
多分、鶴岡さんみたいに弾いてくれと角松さんがリクエストしたんでしょうね(笑)
私は音楽である以上、詞の内容も重要だとは思います。しかし、最も大切なのは
多くのリスナーに親しんでもらえるメロディーこそ重要なんだと思っている人間です。
ですから茜さんが仰るように、分かりやすくて耳に残るメロディーを書いていた
この頃のシングルが大好きなんです
Commented by まつのすけ at 2007-04-16 16:44 x
私もこの曲は好きなのですが、演歌というよりは歌謡曲の趣ですね。何故か、池田聡さんの曲みたいだなと思ってしまいます。早速ジャドーズの藤沢さんが参加されているというのは、少し驚きです。
Commented by kaz-shin at 2007-04-17 01:21
まつのすけさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
実は私、"歌謡曲"という響きが大好きなんですよ(笑)
なんだかんだ言っても、やはり広く一般大衆に愛された音楽ですからね。
だから角松さんが歌謡曲へのアプローチとも思えるこの曲は、個人的には大歓迎でした。
考えてみると、今は老若男女が楽しんで聴ける音楽って少なくなりましたね。
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